状況認識ウィジェットでは、マップ上でインシデントを特定し、特定のインシデント領域内にあるさまざまなフィーチャ レイヤーの情報を解析できます。
状況認識ウィジェットの構成
状況認識ウィジェットは、アプリの起動時に自動的に開くように設定できます。これには、ウィジェットの黄色のドットをクリックして緑色にします。
- ウィジェットにマウス ポインターを合わせて、小さい編集アイコン
をクリックします。このウィジェットの構成ウィンドウが開きます。 - または、[ウィジェット アイコンの変更] ボタンをクリックし、独自の画像と置換します。ファイル エクスプローラー ウィンドウが開き、ウィジェット アイコンとして使用するローカル イメージ ファイルを選択できます。
- [タブの追加] をクリックします。各タブでは、次のいずれかのオプションを使用して、マップ内のフィーチャ レイヤーや、解析の種類を指定できます。
- [サマリー] - 選択したレイヤーの数値フィールドのサマリー。
- [近接] - 指定のインシデント領域内にある、レイヤーからのフィーチャのリスト。
- [最近隣フィーチャ] - インシデントに最も近いフィーチャ。
- 必要に応じて、各タブにラベルを指定できます。
- 解析に含めるフィールドを指定するには、[アクション] で [編集] ツールをクリックし、[フィールド選択] ウィンドウを開きます。
- または、[アクション] でタブの順番を変えるか、タブを削除します。
- 構成ウィンドウの [一般設定] セクションでは、次のオプションを指定できます。
- [距離単位] - 近接および最近接フィーチャの解析で使用したり、解析のバッファー距離を指定する際の単位を指定します。
- [ルート検索の有効化] - このオプションをオンにすると、インシデントからフィーチャへのルート検索が有効化されます。ルートを生成するには、ルート案内ウィジェットも必要になり、アプリケーションのヘッダー コントローラーに含める必要があります。
- [最近隣フィーチャの最大距離] - 最近隣フィーチャの検索時に使用される最大距離。
- [バッファー ラベル] - バッファー距離のオプションのラベル。
- [最小バッファー距離] - インシデントのバッファー処理に許容される最小距離
- [最大バッファー距離] - インシデントのバッファー処理に許容される最大距離。
- [天気オプション] では、インデントの位置における現在の天気と予測される天気を表示する場合、[天気情報を含める] オプションをオンにします。また、[天気レイヤーの選択] ボタンを使用して、天気タブが選択されたときにマップ上に表示する必要のある天気関連のレイヤー (レーダーや降水量など) を、現在選択されている Web マップから選択することもできます。
- [保存オプション] では、[保存の有効化] がデフォルトでオンになっています。フィーチャ サービスにインシデント フィーチャを追加したり、削除することができます。
- デフォルトでは、サマリーまたは近接解析の [フィールド選択] ウィンドウで設定されているフィールドだけが、CSV ファイルにエクスポートされます。レイヤー内のすべてのフィールドをエクスポートするには、[CSV オプション] の [レイヤー内のすべてのフィールドをエクスポートします] を選択します。
- 対応するサマリー解析タブが選択されている場合に、集計フィーチャをマップ上に表示するには、[表示オプション] で [集計フィーチャの表示] を選択します。
状況認識ウィジェットの使用
- 状況認識ウィジェット アイコンをクリックすると、ウィジェットが開きます。マップの下部にウィジェットが表示されます。
- デフォルトで、[インシデント] タブが選択されています。
- 次のいずれかの方法でインシデントを定義します。
- 既存のフィーチャをクリックし、フィーチャのポップアップ ウィンドウで [インシデントとして設定] を選択します。
- ウィジェットの [インシデント] タブの描画ツールを使用し、新しいインシデントを作成します。
- インシデントへのバッファー距離を指定します (ポリゴン インシデントの場合は任意)。
- アクティブなインシデントをフィーチャ サービスに保存するには、[保存] アイコン
をクリックします。 - 特定のレイヤーの解析情報を表示するには、レイヤー タブをクリックします。ウィジェット パネルを左右にスクロールすると、その他の結果が表示されます。
- 必要に応じて、[CSV のダウンロード] をクリックして、解析したデータを CSV ファイルとしてダウンロードします。
- ルート検索を有効化し、ルート案内ウィジェットをアプリのヘッダー コントローラーに追加している場合、必要に応じてルート案内アイコンをクリックし、インシデントからフィーチャまでのルート案内を取得します。ライン インシデントおよびポリゴン インシデントの場合、適切な始点を直接ルート案内ウィジェットに入力します。
- アクティブなインシデントを消去するには、[インシデントの消去] アイコン
をクリックします。 - ウィジェットを閉じるには、ウィジェットの右下隅にある [閉じる] ボタンをクリックします。