ダッシュボードは、構成した後で共有できます。 ダッシュボードをすべてのユーザーとパブリックに共有するか、組織内のユーザーと共有することができます。 ダッシュボードを共有する場合、データ ソースには、セキュリティ保護されたコンテンツまたはサブスクリプション コンテンツに関して検討すべき事項がいくつかあります。
セキュリティ保護されたコンテンツ
ダッシュボードは、ArcGIS Server Web サービスからのデータを含むことができます。 これらのサービスは、セキュリティ保護されている場合があります。 サービスがセキュリティ保護されている場合は、そのサービスにアクセスしようとすると、ダッシュボードから認証情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。 共有されたセキュア サービスに認証情報が格納されている場合は、プロンプトは表示されません。 この場合、サービス アイテムでは、格納された認証情報でサービスに対するプロキシ リクエストが使用されます。
ヒント:
下記のワークフローの代わりに、プロキシ サービス リクエストを使用して、サブスクリプション コンテンツにアクセスすることができます。 プレミアム サブスクリプション コンテンツの場合は、評価制限を使用するか、サービスにアクセスできる特定の参照元の URL または IP アドレスを指定して、共有されたサービス アイテムの利用を制限することを検討してください。
サブスクライバー コンテンツ
ダッシュボードには、ArcGIS Living Atlas of the World から取得したデータを含めることができます。 ArcGIS Living Atlas 内にある多くのコンテンツは、一般ユーザーが無制限に利用できます。 ただし、その他のコンテンツは、パブリックに利用できず、ArcGIS 組織サイトのサブスクリプションを必要とします。 このようなコンテンツをサブスクリプション コンテンツと呼びます。
注意:
ArcGIS Enterprise on Kubernetes は現在、ArcGIS Living Atlas of the World コンテンツを含めるように構成することはできません。
サブスクリプション コンテンツには、以下の 2 種類があります。
- サブスクリプション コンテンツは、Esri が公開しているレイヤーのコレクションであり、アクセスする際に組織のサブスクリプション アカウントが必要となります。 サブスクリプション コンテンツは、クレジットを消費しません。
- プレミアム コンテンツは、サブスクリプション コンテンツのサブタイプです。 サブスクリプション コンテンツと同様に、プレミアム コンテンツも、アクセスする際に組織のサブスクリプション アカウントが必要となります。 プレミアム コンテンツは、クレジットを消費します
サブスクリプション コンテンツを参照しているダッシュボードが共有されていると、ユーザーの操作に影響が及ぶ場合があります。 ArcGIS 組織アカウントを所有しているユーザーは、ダッシュボードにアクセスした際に所属組織から認証された場合にのみ、コンテンツにアクセスできます。 サブスクリプション コンテンツを参照しているダッシュボードに匿名でアクセスすると、認証情報の入力を求めるプロンプトが表示されます。 ArcGIS 組織アカウントを所有していないユーザーは、ダッシュボードを表示できません。
ダッシュボードの作成者は、自分のアカウントを使用して、サブスクリプション コンテンツに対するアクセス権限を付与することができます。 ダッシュボードを構成する場合は、ナビゲーション バーにある [オプション] ボタン 
をクリックしてから、[サブスクリプション コンテンツ] をクリックします。 表示されたダイアログ ボックスで、該当するコンテンツを有効にします。 プレミアム コンテンツは、サブスクリプション クレジットを消費します。 特定の時間間隔の間に許可されるリクエストの最大数を指定することで、サブスクリプション コンテンツの利用を制限できます。 ダッシュボードですべてのサブスクリプション コンテンツが有効になっていると、匿名ユーザーは認証情報の入力を求められません。