新機能

バージョン 11.0 には、重要な製品のお知らせ、新機能、機能拡張が含まれています。 このリリースの特長を以下に示します。

ArcGIS Dashboards Classic

ArcGIS Dashboards Classic が廃止され、アプリ ランチャーで使用できなくなりました。 すべてのダッシュボードが ArcGIS Dashboards で開くようになりました。 フィーチャに追従操作を除いて、ArcGIS Dashboards Classic のすべての機能が ArcGIS Dashboards でサポートされています。 フィーチャに追従操作を含むダッシュボードは ArcGIS Dashboards でまだ開きますが、この操作を使用することはできません。 ArcGIS Dashboards Classic で最後に更新されたダッシュボードでは、そのダッシュボードのデータ ソースを Map Viewer で開き、そのダッシュボードを ArcGIS Dashboards で開いて、すべての機能を検証することを強くお勧めします。 検証が終了したら、ダッシュボードを保存してアップグレードしてください。

アクセシビリティ

Esri では、障害を抱えたユーザーを含め、Esri 製品のすべてのユーザーがアクセシビリティのガイドラインおよび標準を遵守することの重要性を認識しています。 アクセシビリティ機能の適合性レベルが記載された「ArcGIS Dashboards のアクセシビリティ適合レポート」を利用できるようになりました。

作成機能

  • ダッシュボードを作成するためのユーザー インターフェイスが更新され、ArcGIS Online のその他の場所で統一された共通の外観になりました。 ダッシュボード設定テーマ設定サブスクリプション コンテンツ保存オプションなどのダッシュボード作成ツールをサイド ツールバーで利用できるようになりました。
  • データドライブ エレメントに関して、エレメントの構成時にプレビュー エリア内のデータ ソース テーブルを展開したり折りたたんだりすることで、より多くの情報に基づいて構成の選択ができるようになりました。 エレメントの構成ウィンドウのいずれかのタブでデータ テーブルを展開して、エレメントを補足するデータを表示しながら、同時にそのエレメントの構成プレビューを確認することができます。
  • アクションをサポートしているエレメントに関して、アクションの構成が強化され、より直感的になりました。 エレメントに対するアクションを構成する際に、実行できるすべてのアクションとそのターゲットが提示されるようになりました。 アクションのオン/オフを切り替えて、アクションのターゲットの選択をすばやく実行できるようになりました。
  • カラー パレットが強化され、ダッシュボードとエレメントに適した色をより簡単に選択できるようになりました。 ユーザー設定の色をカラー パレットに保存して、ダッシュボードの他の場所でその色を使用できるようになりました。

ダッシュボードのレイアウト

  • ダッシュボードのレイアウトを表示して管理することができる新しいレイアウト パネルがダッシュボードのツールバーに追加されました。 すべてのエレメントを 1 か所に表示し、これらのエレメントを個別に管理したり、行と列に基づいて管理したりすることができます。
  • [エレメントの追加] ボタンが新しく追加され、ダッシュボード上で配置したい場所に直接、エレメントを追加できるようになりました。
  • 既存のエレメントを複製すると、元のエレメントが配置されている行または列に複製したエレメントが自動的に追加されるようになりました。

チャートの改善

  • シリアル チャートとパイ チャートを、異なるデータ ソースに基づくターゲット エレメントにすることができます。 ソースとターゲットが異なるデータ ソースに基づいている場合、これらのソース間のリレーションシップが確立されている必要があります。
  • [分割] フィールドが構成されているチャートに関して、シリアル チャートでの並べ替えが改善されました。 シリアル チャートがグループ化された値に基づいており、そのチャートに [分割] フィールドが構成されている場合に、そのチャートのシリーズだけでなく、各シリーズでデータ ポイントの並べ替えができるようになりました。

テーブル

ダッシュボードの作成者向けに、新しいデータ視覚化が追加されました。 テーブル エレメントを使用すると、データをテーブル形式で視覚化できます。 グループ化された値またはフィーチャに基づいてテーブルを作成できます。 テーブルは、ArcGIS Arcade を使用した高度な書式設定をサポートしており、ダッシュボードのアクションの対象にすることもできます。

これまでのリリース

これまでのリリースに追加された機能を確認するには、「これまでのリリース」をご参照ください。