ArcGIS Data Store は、ArcGIS Data Store コンピューター間で通信するため、および ArcGIS Enterprise の他の部分と通信するために、以下のポートを使用します。
複数コンピューターの ArcGIS Server サイト内およびデータ ストア内のすべてのコンピューターで、これらのポートを開く必要があります。 たとえば、ArcGIS GIS Server サイト内の複数のコンピューターが ArcGIS Enterprise ホスティング サーバーとして機能する場合や、フェデレートされた ArcGIS Server サイト内に複数のコンピューターがある場合、各サイト内のすべてのコンピューターで、これらのポートを開く必要があります。 同様に、データ ストア内の各コンピューターは、これらのポートを使用可能にする必要があります。
- 2443 (HTTPS): ArcGIS Data Store 配置に参加しているコンピューターはこのポートを介して相互に通信します。 ArcGIS Data Store 構成ウィザードおよびホスティング サーバーとして機能する ArcGIS Server サイトも、このポートを介して ArcGIS Data Store と通信します。
- 9876 (TCP): ホスティング ArcGIS Server サイトとリレーショナル データ ストア間の内部通信は、このポートを介して行われます。プライマリとスタンバイのリレーショナル データ ストア コンピューター間の一部の通信も同様です。
- 29080 (HTTP) および 29081 (HTTPS): ホスティング ArcGIS Server サイトは、これらのポートを介してタイル キャッシュ データ ストアと通信し、タイル キャッシュ データ ストア コンピューターは、これらのポートを介して相互に通信します。
- 4369 (TCP)、29079 (HTTP)、および 29085 ~ 29090 (TCP) - タイル キャッシュ データ ストア コンピューターは、これらのポートを介して相互に通信します。
- 9220 (HTTP) および 9320 (TCP): ホスティング ArcGIS Server サイトおよびフェデレートされた ArcGIS Server サイトは、9220 を介して時空間ビッグ データ ストアと通信します。 時空間ビッグ データ ストアのコンピューター間の内部通信は、ポート 9320 を介して行われます。
- 6443 (HTTPS): ArcGIS Data Store は、このポートを介してアウトバウンド リクエストをホスティング ArcGIS Server サイトに送信します。
- 9829 (TCP) - ArcGIS Knowledge Server がこのポートを介してグラフ ストアと通信し、グラフ ストア クラスターのコンピューターがこのポートを介して相互に通信します。
- 29878 (HTTP) と 29879 (HTTPS) - ホスティング サーバーはオブジェクト ストア コンピューター上のこれらのポートを介してオブジェクト ストアと通信します。
- また、オブジェクト ストアでは以下のすべてのポートを使用して、オブジェクト ストア コンピューター内、およびオブジェクト ストア クラスター内のコンピューター間の通信を行います。
- 9820、9830、9840 (TCP)
- 9880、29874、29876、29882 (HTTP)
- 29875、29877、29883 (HTTPS)
- 29860 ~ 29863 (Hadoop RPC)
- 29858 と 29859 (gRPC)
- 25672 と 44369 (TCP) - 組織のメンバーが ArcGIS Enterprise 配置でサービスの Webhook (このリリースではベータ機能) を作成する場合、これらのポートがリレーショナル データ ストア コンピューター上で使用可能 (空きポート) である必要があります。
- 45671 と 45672 (TCP) - Webhook を使用するには、Webhook を使用するように構成されているフィーチャ サービスが実行されている ArcGIS GIS Server との通信を可能にするためにリレーショナル データ ストア コンピューター上でこれらのポートを開く必要があります。
ArcGIS Data Store は Web サーバーと内部通信するためにポート 9006 も使用します。 ファイアウォールでこのポートを開く必要はありませんが、ArcGIS Data Store をインストールするコンピューター上で、これらのポートを利用できるようにしておく必要があります。
注意:
このコンポーネントは、ArcGIS Enterprise 配置の一部にすぎません。 ダイアグラムおよび Enterprise ポータル内の他のコンポーネントとの通信に必要なポートに関する情報へのリンクについては、「ArcGIS Enterprise のシステム要件」をご参照ください。