ArcGIS Data Store アカウントは、Windows サーバー上で ArcGIS Data Store サービスを実行する Microsoft Windows ログインです。 ArcGIS Data Store アカウントでは、データ ストアのバックアップ ディレクトリ、データ ストア ディレクトリ、および復元ステージング ディレクトリに情報を書き込むこともできます。 このアカウントは ArcGIS Data Store をインストールまたはアップグレードするときに指定します。
ArcGIS Data Store アカウントを使用するには、ArcGIS Data Store ディレクトリ (デフォルトの場所は C:\arcgisdatastore) に対するフル コントロール権限、ArcGIS Data Store インストール ディレクトリ (デフォルトの場所は C:\program files\arcgis\DataStore) に対するフル コントロール権限、共有ネットワーク バックアップ ディレクトリに対する読み取り/書き込みが許可されたアクセス権、およびリレーショナル データ ストアで使用される復元するステージング ディレクトリに対する読み取り/書き込みが許可されたアクセス権が必要です。
レガシー:
10.4 よりも前のリリースでは、ArcGIS Data Store のインストールによって ArcGIS Data Store アカウントが Windows 固有のローカル システム アカウントに設定されていました。 ローカル システム アカウントは、ネットワーク ロケーションにアクセスできないので、インストール後にアカウントを変更するようにお勧めしていました。 変更しなかった場合、ArcGIS Data Store 10.3.1 または 10.3 からのアップグレード時に新しいアカウントを指定する必要があります。
ArcGIS Data Store アカウントを作成したかアップグレードした後に、変更する必要がある場合は、configureserviceaccount ユーティリティを使用します。
ローカル アカウントとドメイン アカウント
ローカル オペレーティング システム アカウントを使用することもできますが、Esri では運用システムにドメイン アカウントまたはグループ管理サービス アカウントを使用することをお勧めしています。 ArcGIS Data Store のバックアップは共有場所に保存して、ArcGIS Data Store コンピューターが強制終了した場合にこれらにアクセスできるようにする必要があります。 ネットワーク共有ディレクトリを使用する場合、ネットワーク上の共有ディレクトリにアクセスできるのは、ドメイン アカウントのみです。
ローカル オペレーティング システム アカウントを使用する場合、このアカウントではネットワーク ロケーションにアクセスできないため、リレーショナル データ ストアのバックアップまたは復元ステージング ディレクトリ用の共有ネットワーク ロケーションを指定することができません。
各コンピューター上で ArcGIS Data Store アカウントのパスワードを手動で更新する必要性をなくすために、管理サービス アカウントを使用できます。