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ArcGIS Data Store で使用されるポート

以下のセクションでは、ArcGIS Data StoreArcGIS Enterprise の他の部分と通信するため、または ArcGIS Data Store コンピューター間で通信するために使用するポートを示します。

複数コンピューターの ArcGIS Server サイト内およびデータ ストア内のすべてのコンピューターで、コンピューター間の通信に使用するポートを開く必要があります。 たとえば、ArcGIS GIS Server サイト内の複数のコンピューターが ArcGIS Enterprise ホスティング サーバーとして機能する場合や、フェデレートされた ArcGIS Server サイト内に複数のコンピューターがある場合、各サイト内のすべてのコンピューターで、これらのポートを開く必要があります。 同様に、データ ストア内の各コンピューターは、これらのポートを使用可能にする必要があります。

以下に示すその他のポートをデータ ストア コンピューター上で使用可能な状態にしておく必要があります。言い換えると、そのコンピューター上の他のアプリは、指定されたポートを使用してはなりません。 外部通信は不要ですが、データ ストアの内部的な処理はポートを使用します。

注意:

このコンポーネントは、ArcGIS Enterprise 配置の一部にすぎません。 ダイアグラムおよび Enterprise ポータル内の他のコンポーネントとの通信に必要なポートに関する情報へのリンクについては、「ArcGIS Enterprise のシステム要件」をご参照ください。

すべての ArcGIS Data Store タイプ

ArcGIS Data Store を使用して配置するすべてのデータ ストア タイプには、次のポートが必要です。

  • 2443 (HTTPS): ArcGIS Data Store 配置に参加しているコンピューターはこのポートを介して相互に通信します。 さらに、以下もこのポートを介してデータ ストアと通信します。
    • ArcGIS Data Store 構成ウィザード
    • ホスティング サーバーとして動作する ArcGIS Server サイト
    • Portal for ArcGIS とともにインストールされた webgisdr ユーティリティー
  • 6443 (HTTPS): ArcGIS Data Store は、このポートを介してアウトバウンド リクエストをホスティング ArcGIS Server サイトに送信します。
  • 9006 (TCP) - ArcGIS Data Store はこのポートを使用して、Web サーバーと内部通信します。 ファイアウォールでこのポートを開く必要はありませんが、ArcGIS Data Store をインストールするコンピューター上で、これらのポートを利用できるようにしておく必要があります。

リレーショナル データ ストア コンピューター

リレーショナル データ ストアをインストールして構成するコンピューターでは、次のポートが必要です。

  • 9876 (TCP): ホスティング ArcGIS Server サイトとリレーショナル データ ストア間の内部通信は、このポートを介して行われます。プライマリーとスタンバイのリレーショナル データ ストア コンピューター間の一部の通信も同様です。
  • 9840 (TCP) - ホスティング サーバーと、リレーショナル データ ストア コンピューターにインストールされているシステム メモリー内キャッシュ データベース間の通信のために、リレーショナル データ ストア コンピューターでこのポートを開く必要があります。
  • 9820 および 9850 (TCP) - データ ストア コンピューター間の通信のために、リレーショナル データ ストア コンピューターでこれらのポートを開く必要があります。
  • 45671 と 45672 (TCP) - リレーショナル データ ストア コンピューター上のこれらのポートはサービス Webhook に必要であるため、ArcGIS GIS Server サイトと通信できるように使用可能である必要があります。
  • 50432 (TCP) - このポートは、リレーショナル データ ストアをアップグレードするときにリレーショナル データ ストア コンピューターで使用可能 (その他のアプリケーションで使用されていない) である必要があります。
  • 25672 と 44369 (TCP) - これらのポートはサービス Webhook に必要であるため、リレーショナル データ ストア コンピューター上で使用可能である必要があります。

オブジェクト ストア コンピューター

オブジェクト ストアをインストールして構成するコンピューターでは、次のポートが必要です。

  • 29879 (HTTPS) - ホスティング サーバーはオブジェクト ストア コンピューター上のこのポートを介してオブジェクト ストアと通信します。
  • また、オブジェクト ストアでは、オブジェクト ストア クラスター内のコンピューター間の通信および内部プロセスのために以下のすべてのポートを使用します。
    • 29860 ~ 29863 (Hadoop RPC)
    • 29858 と 29859 (gRPC)
  • 11211 (TCP) - このポートは、内部プロセスのためにオブジェクト ストア コンピューターで使用可能である必要があります。

ビッグ データ ストア コンピューター

ビッグ データ ストアをインストールして構成するコンピューターでは、次のポートが必要です。

  • 9220 (HTTPS) - ホスティング ArcGIS Server サイトおよびフェデレートされた ArcGIS Server サイトは、9220 を介してビッグ データ ストアと通信します。 クラスター内のビッグ データ ストア コンピューター間の通信は、ポート 9320 を介して行われます。
  • 9320 (TCP) - ビッグ データ ストア クラスター内のコンピューターは、ポート 9320 を介して相互に通信します。

グラフ ストア コンピューター

グラフ ストアをインストールして構成するコンピューターでは、次のポートが必要です。

  • 9829 (TCP) - ArcGIS Knowledge Server がこのポートを介してグラフ ストアと通信し、グラフ ストア クラスターのコンピューターがこのポートを介して相互に通信します。
  • 9828、9830、9831 (TCP) - グラフ ストア クラスターのコンピューターがこれらのポートを介して相互に通信します。

タイル キャッシュ データ ストア コンピューター

タイル キャッシュ データ ストアをインストールして構成するコンピューターでは、次のポートが必要です。

  • 29080 (HTTP) および 29081 (HTTPS): ホスティング ArcGIS Server サイトは、これらのポートを介してタイル キャッシュ データ ストアと通信し、タイル キャッシュ データ ストア コンピューターは、これらのポートを介して相互に通信します。
  • 4369 (TCP) および 29085 ~ 29090 (TCP) - タイル キャッシュ データ ストア コンピューターは、これらのポートを介して相互に通信します。
  • 29082 (TCP) - タイル キャッシュ データ ストア コンピューター上のディレクトリーにバックアップを作成する場合、このポートは、内部処理のためにタイル キャッシュ データ ストア コンピューター上で使用可能である必要があります。