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ArcGIS Video Server の管理者操作の使用

ArcGIS Video Server 管理者が利用可能なプロパティについて以下で説明します。 各プロパティの説明では、ArcGIS Video Server 管理サイトでのそのプロパティのパス (URL https://machine.domain.com:21443/arcgis/admin に移動) を示します。

ルート証明書のインポート

ルート証明書をインポートするには、[Home] > [Machines] > [MachineName] > [sslCertificates] > [importRootOrIntermediate] の順にクリックします。

この操作により、CA ルートおよび中間証明書がキーストアにインポートされます。 本番品質としての CA 署名証明書を作成するには、SSL メカニズムによって CA (およびその CA が署名した証明書) を信頼できるようにするキーストアに CA 証明書を追加する必要があります。 よく使用される CA 証明書のほとんどはキーストアで使用可能ですが、カスタム CA 証明書または特定の中間証明書を使用している場合は、この操作を利用できます。

セキュリティ構成の更新

セキュリティ構成を更新するには、[Home] > [Security] > [Config] > [Update] の順にクリックします。

この操作により、TLS プロトコルや暗号スイートを含め、ArcGIS Video Server サイトのセキュリティ構成が更新されます。 この操作を実行すると、サイトのサーバー コンピューターごとに REST サービス エンドポイントが再配置されます。 この操作の一部として通信プロトコルを更新した場合は、ArcGIS Web Adaptor がサイトの通信プロトコルの変更を認識するまでに 1 分かかります。

システム プロパティの編集

管理者は、組織に適合するように ArcGIS Video Server のプロパティを編集できます。 カスタム プロパティ値は https://machine.domain.com:21443/arcgis/admin/system/properties/update で設定できます。 カスタム システム プロパティを設定する場合、プロパティは有効な JSON オブジェクトとして設定する必要があります。 複数のシステム プロパティが有効な JSON として連結されている場合、これらのプロパティを一度に設定できます。 例を以下に示します。


{
"maxFrameCount": 1000,
"maxFileUploadSize": 5000
}
次の各セクションでは、管理者が使用できる一般的なシステム プロパティについて説明します。

最大フレーム数の定義

最大フレーム数によって、フレーム セット作成操作で返すことのできるフレームの最大数が決まります。 最大フレーム数として指定できる最小値は 100 です。

デフォルトは 1,000 フレームです (例: {"maxFrameCount": 1000})。

最大ファイル アップロード サイズの定義

最大ファイル アップロード サイズでは、ビデオ ファイルの公開時にビデオ サーバーにアップロードできるファイル 1 つあたりの最大サイズ閾値を設定します。 公開中にこの最大サイズを超えるファイルをアップロードすると、処理に失敗します。 このプロパティに設定できる最大値は 10 GB (10000) です。 このプロパティを 0 GB に設定すると、ビデオ ファイルの公開が無効化されます。

デフォルトは 5 GB です (例: {"maxFileUploadSize":"5000"})。

標高ソースの定義

管理者は各画像フットプリントの計算対象ポリゴンのオルソ幾何補正に使用する標高データ ソースを定義できます。 標高イメージ サービス アイテム ID をソースとして設定できます。 標高ソースが定義されていない場合、標高値 (一定) = 0 が使用されます。 標高ソースの使用により、画像フットプリントの精度が向上します。

デフォルトでは標高値 (一定) = 0 を使用するように設定されていますが、既存の標高イメージ サービス アイテム ID で設定できます (例: {"elevationSource":"a08984c643a24bfd8f8d2eb0d192357d"})

ArcGIS Web Adaptor の構成

ArcGIS Web Adaptor を構成するには、[Home] > [System] > [Web Adaptors] > [WebAdaptorConfig] の順にクリックします。

この ArcGIS Web Adaptor の構成は、サイト内の ArcGIS Web Adaptor 間で共有されるすべての構成パラメーターのリソースになります。 このリソースは、サーバーで受信されるリクエストのキー データ ビットを暗号化するためにすべての ArcGIS Web Adaptor で使用される共有キーを識別します。

ログ設定の編集

ログ設定を編集するには、[Home] > [Logs] > [Settings] > [Edit] の順にクリックします。

この手順により、ログの出力場所、レベル、形式など、サーバー サイト全体のログ設定が更新されるほか、ログ ファイルの保存期間が更新されます。

デフォルトのアイテム データ ストアの設定

デフォルトのアイテム データ ストアを編集するには、[Home] > [Data] > [Items] > [Set Default Item] の順にクリックします。

デフォルトのアイテム データ ストアは、公開操作が成功した後に元のビデオ ファイルとそれに対応するメタデータ ファイル、エンコード済み出力ビデオ ファイルとそれに対応するメタデータ ファイルを格納する場所です。 デフォルトでは FILESYSTEM に設定されています。

データ ストアの登録

既存のデータ ストアを登録するには、[Home] > [Data] > [Configure Enterprise Data Stores] > [Submit] の順にクリックします。

デフォルトでは、ファイル システム上のすべてのビデオ ファイルとメタデータ ファイルが ArcGIS Video Server によって格納されます。 組織では、ビデオとメタデータの出力場所として使用する既存のオブジェクト データ ストアを登録できます。 この手順では既存のオブジェクト データ ストアを検索してビデオ サーバーに登録します。 デフォルトのアイテム データ ストアの設定ワークフローを使用して、このデータ ストアをデフォルトのデータ ストアとして設定できます。

サイトの削除

サイトを削除するには、[Home] > [Delete Site] の順にクリックします。

この操作により、サイト構成が削除され、すべてのサーバー リソースが解放されます。 この操作は、定期的にクリーンアップする必要がある開発サーバーまたはテスト サーバーに適しています。また、アンインストールの前に実行することもできます。 このオプションを使用すると、すべての設定およびその他の構成が削除されます。これは回復不能な操作であることに注意してください。

この操作は次のタスクを実行します。

  • サイトに属しているすべてのサーバー コンピューターが停止されます。
  • すべてのサーバーコンピューターがサイトから登録解除されます。
  • 構成ストアが削除されます。

サイトのバック アップ

管理 API を使用してサイトの設定を頻繁にエクスポートすることをお勧めします。 [ホーム] > [サイトのエクスポート] に移動することでこの操作を実行できます。 エクスポート先サイトの destination プロパティを定義する際には、場所として ArcGIS Video Server コンピューター以外のネットワーク ドライブか場所を指定します。 エクスポート先は ArcGIS Video Server コンピューターからアクセスできる場所にする必要があります。 サイトで障害が発生した場合は、新しいサーバー サイトを作成し、[ホーム] > [サイトのインポート] に移動することでサイトを復旧できます。