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基本配置の計画

ArcGIS Enterprise Builder を実行する前に、次の要件を確認し、満たしておく必要があります。

ArcGIS Enterprise のインストールの準備

ArcGIS Enterprise Builder を実行する前に、次の手順を行ってください。

  1. Portal for ArcGISArcGIS ServerArcGIS Data Store または portal または server という名前の ArcGIS Web Adaptor が コンピューターにインストールされていないことを確認します。 ArcGIS Enterprise Builder は、portal と server というデフォルト名を使用して 2 つの ArcGIS Web Adaptor をインストールします。 代わりの ArcGIS Web Adaptor 名を指定する場合は、コンピューター上にインストールされている ArcGIS Web Adaptor にそれらの名前が使用されていないことを確認してください。
  2. サポート対象のオペレーティング システムがコンピューターにインストールされていることを確認します。 詳細については、「システム要件」をご参照ください。
    注意:

    ArcGIS Enterprise Builder は、複数のネットワーク インターフェイス カードを備えるコンピューター上にインストールできません。

  3. Microsoft .NET がコンピューターにインストールされていることを確認します。 .NET エクステンション サポート機能は、ArcGIS Server とともに自動的にインストールされ、.NET サーバー オブジェクト エクステンション (SOE) およびサーバー オブジェクト インターセプション (SOI) の開発と配置に使用できます。
    注意:

    Microsoft .NET の適切なバージョンについては、「ArcGIS Server のシステム要件」をご参照ください。

  4. コンピューター上の使用可能なディスク領域の量を確認します。 ArcGIS Enterprise Builder を実行するには、セットアップ ファイルがステージングされ、ログ ファイルが書き込まれるシステム ドライブ (多くの場合 C: ドライブ) 上に 10 GB の使用可能なディスク領域が必要です。 さらに、ArcGIS Enterprise Builder のインストール ドライブ上に 20 GB の使用可能なディスク領域が必要です。 このディスク領域は、コンポーネントの初期インストールを完了し、配置の拡張時にデータ、ログ、構成ファイルを格納するために必要とされます。 ほとんどのユーザーはインストール ドライブ上に 20 GB を超える領域を必要とします。運用システムの場合は、50 GB 以上の使用可能なディスク領域が存在する必要があります。
  5. コンピューターに 16 GB 以上の RAM があることを確認します。
  6. My Esri から次のファイルを取得します。
    • ArcGIS Server Standard または Advanced の認証ファイル。 このファイルの形式は、ECP または PRVC のいずれかにすることができます。
    • ArcGIS Enterprise ポータルで認証済みのユーザー タイプおよびアプリを含む .json ファイル。
  7. HTTP 通信用にポート 80 が有効であることを確認してください。
  8. ドメイン証明書を作成し、IT 管理者に問い合わせて Web サーバーで HTTPS を有効にします。 詳細については、次のセクションをご参照ください。
  9. 管理者権限を持つユーザーとしてコンピューターにサイン インします。
  10. コンピューター上で起動している他のアプリケーションをすべて終了します。

ドメイン証明書の作成と HTTPS の有効化

ArcGIS Enterprise 構成ウィザードを正常に完了するには、基本配置がインストールされているコンピューター上の IIS で HTTPS を有効にしておく必要があります。

HTTPS が有効になっていないと、構成ウィザードが正常に完了せず、次のエラー メッセージが表示されます。

Web Adaptor の URL https://mymachine.mydomain.com/server にアクセスできません。 Web サーバーで HTTPS が有効になっていることを確認してください。 HTTPS を有効化する手順については、次のように移動してヘルプ トピックをご参照ください。 ArcGIS Enterprise の概要 → ArcGIS Enterprise Builder → 基本配置の計画。

注意:

ほとんどの場合、IT 管理者が証明書を提供し、HTTPS ポート 443 にバインドします。

2017 年に、Chrome は Subject Alternative Name (SAN) パラメーターを含む証明書のみを信頼するようになりました。このパラメーターは、IIS Manager アプリケーションで証明書を作成する場合は構成できません。

IIS を使用していてドメイン証明書を作成する必要がある場合は、「ドメイン証明書の作成」をご参照ください。この中に、適切な証明書を作成して HTTPS ポート 443 にバインドする、コンピューター上で実行するためのスクリプトがあります。

これで、ArcGIS Enterprise の基本配置のインストール手順を実行する準備ができました。