新機能

ArcGIS Experience Builder のアップデートには、5 つの新しいウィジェット、追加のデータ タイプのサポート、構成可能なウィンドウとスクリーン グループ、新しいアニメーション スタイル、追加のテーマ、テンプレート、ウィジェット設定、およびクイック スタイルが含まれています。 以下にその一部を紹介します。

  • アニメーション - フライイン、スピン イン、フェード インなどの効果を使用して、ページ、ウィンドウ、およびウィジェット上で目立つアニメーション スタイルを設定します。 また、セクション ビュー間を移動するトランジション モードを設定することもできます。
  • データ タイプ - フィーチャ サービス、マップ サービス、グループ レイヤー、フィーチャ テーブル、ポイントおよび 3D オブジェクトのシーン レイヤー (クエリのサポートを含む)、フィーチャ コレクション (マップ メモとルート レイヤーを除く) などのデータ タイプに新たに接続できるようになりました。
  • データ ビュー - 接続されたウィジェットに表示される情報を制御するフィルターや並べ替え条件を追加し、フィーチャおよびシーン レイヤーのデータ ビューを作成します。
  • データの更新間隔設定 - アプリ内のデータを自動的に更新します。
  • スクリーン グループ - スクリーン グループを構成し、スクロール ページ上のコンテンツやウィジェットを整理することで、ユーザーはグループ内の各画面に固定されたメイン ステージの背景で複数の画面分のコンテンツをスクロールしてから、ページの下にあるブロック内のコンテンツに続けてスクロールできるようになります。
  • ウィンドウ - アプリやページを読み込む際や、別のウィジェットによってアクティブ化された際に表示されるウィンドウを構成します。 カスタムのスプラッシュ画面、確認メッセージ、アラートを Web エクスペリエンスに含めることができます。 ボタンや画像など、リンクされたウィジェットの詳細を表示するアンカー ウィンドウには、[ツールチップ] テンプレートを使用できます。 固定ウィンドウでは、2 つの標準的な対話タイプ ([確認] または [今後、表示しない]) から選択します (OK ボタンを除外するオプションもあります)。
  • テンプレートおよびテーマ - 2 つの複数ページのテンプレートや、新しいスクリーン グループを使用する視差と呼ばれるスクロール ページ テンプレートを含む、多数の新しいデフォルト テンプレートが用意されています。 2 つのテーマも追加されています。
  • [アウトライン] オプション - [アウトライン] ビューのウィジェット オプションに、スクロール ページのウィジェットに使用する [ピン] ツールが追加されました。
  • クイック ナビゲーション - 構成ウィンドウの下部にあるクイック ナビゲーション メニューを使用し、エクスペリエンス内のページやウィンドウを選択して、その設定にアクセスします。 このメニューには、ページ階層とウィンドウ タイプのプレビューも表示されます。
  • アプリ ステータス - Web エクスペリエンスのステータス バッジが 3 つ (ドラフト、公開、未公開の変更) になりました。
  • ガイド ツアー - エクスペリエンスまたはリスト ウィジェットの構成手順を紹介するガイド付きの手順に従って、すぐに作業を開始できます。

ウィジェット

一部のウィジェットには、ビュー ナビゲーション、テキスト、メニュー、フィーチャ情報、リスト、フライ コントローラーなどのその他の設定やスタイルが用意されています。 柔軟性が向上し、ウィジェットをピンで固定してスクロール ページでウィジェットを表示したままにしたり、ウィジェットを回転させたりできます。 新しいウィジェット操作を使用し、ウィジェットを複製したり、ページ間でコピーして貼り付けたりして、効率的なページ デザインを実現できます。 その他の改善として、次の新しいウィジェットと更新されたウィジェットがあります。

  • ブックマーク ウィジェット (新規) - 選択したマップの 2D および 3D 空間ブックマークのコレクションを提供します。 このテンプレートを使用して、その場所に対して画像、説明、リンク、埋め込みアプリなどの詳細情報を追加できます。 基本のテンプレートでは、エンド ユーザーが実行時にブックマークを作成することができます。 オプションを有効にすると、接続されたマップがウィジェット内の最初のブックマークに自動的にナビゲートされます。 また、ウィジェットが自動再生に設定されている場合は、ループをオフにすることもできます。
  • ブランチ バージョン管理 (新規) - ブランチ バージョン対応データセットのバージョンを管理します。 このウィジェットは、マップが表示されているまたは表示されていないページで使用できます。 このウィジェットで行われた変更は、アプリ全体のデータに影響するため、同じサービスを使用する他のウィジェットにも、それに応じたバージョンが表示されます。
  • カード ウィジェット (新規) - ホバー効果をサポートする柔軟性と拡張性に優れたコンテナーに、関連する少量のコンテンツを表示します。 多彩な基本テンプレートや高度なテンプレートを使用できるほか、独自にデザインすることもできます。
  • 区切り線ウィジェット (新規) - 視覚的なラインでウィジェットを分割して、ページの構造を改善します。
  • テーブル ウィジェット (新規) - フィーチャ レイヤーの属性テーブルを表示します。 ユーザーがタブまたはリストからアクセスできる 1 つまたは複数のシートをウィジェットに含めます。 テーブル ウィジェットでレコードを選択すると、マップ ウィジェットやリスト ウィジェットなどの他のウィジェットでのアクションを始動できます。
  • 埋め込みウィジェット - 埋め込みコンテンツの自動更新間隔を設定したり、ユーザーが認証情報を求められることなく組織全体で共有されている ArcGIS の埋め込みアイテムにアクセスできるようにしたりするなど、追加のオプションを構成できます。
  • フィルター ウィジェット - 複数の新しい配置および有効化スタイルから選択できます。 また、値の入力を求める項目の入力スタイルやサポート対象の演算子が増加し、項目および項目セットの複製が有効になりました。 SQL 式ビルダーで事前定義された値 (一意および複数) を選択できるようになりました。
  • 画像ウィジェット - フィーチャ レイヤーのアタッチメントと Web マップ フィーチャ シンボルから画像ウィジェットを作成します。
  • 凡例ウィジェット - フォントと背景色を変更します。
  • リスト ウィジェット - 検索ボックスにプレースホルダー テキストとして表示されるヒントを設定し、エンド ユーザーが関連する値を検索しやすくします。
  • マップ ウィジェット - [選択] ツールをマップやシーンに追加して、マップで選択されたフィーチャのハイライト色を変更できるようになりました。 縮尺記号でメートル法以外の単位がサポートされるようになりました。
  • メニュー ウィジェット - ページ、リンク、またはフォルダーとして識別する各メニュー アイテムのアイコンを表示します。
  • セクション ウィジェット - ユーザーがセクション ビューにアクセスできるように、ウィジェットに自動再生設定と組み込みナビゲーション ツールが追加されました。
  • 共有ウィジェット - アプリを共有するためのソーシャル メディア オプションが追加されました。 また、メディア アイコンのデフォルト色を白または黒に変更できます。
  • 調査ウィジェット - マップ ウィジェットから調査ウィジェットの質問にポリラインやポリゴンを渡すためのサポートを追加します。 埋め込みデザイナーで編集する調査をプレビューできるようになりました。
  • テキスト ウィジェット - テキストがウィジェットのサイズよりも多くのスペースを占有する場合、フェード効果がウィジェットの下部に表示され、表示されているテキストよりも多くのテキストがある場合には、エンド ユーザーがスクロールして詳細が表示できることがわかるように、隅にジャンプ矢印アイコンが表示されます。
  • ビューのナビゲーション ウィジェット - タブおよびシンボル スタイルの間隔と配置、下線タブ スタイルのライン幅を指定します。

このトピックの内容
  1. ウィジェット