ビッグ データ ファイル共有は、ArcGIS Server Manager を介して、データ ストアとして登録されます。ビッグ データ ファイル共有には、データのスキーマと、データセット内のジオメトリと時間を表すフィールドの概要を示すマニフェストが必要です。ビッグ データ ファイル共有を登録するとマニフェストが自動的に生成されますが、データに対して変更が行われた場合や必要なすべての情報をマニフェストの生成時に決定できなかった場合 (自動生成されたマニフェストでジオメトリまたは時間に対応する正確なフィールドが選択されなかった場合など) は修正が必要とされることもあります。
注意:
ビッグ データ ファイル共有の編集は、高度なオプションです。マニフェスト内の個々のデータに変更を適用する手順の詳細については、「ArcGIS Server Manager でのビッグ データ ファイル共有のマニフェストの編集」をご参照ください。区切りファイルに対するヒント ファイルの適用については、「ヒント ファイルについて」をご参照ください。
マニフェストはデータセットから構成されます。データセットの数は、ビッグ データ ファイル共有に含まれるフォルダーの数によって決まります。次の例では、5 つのデータセットが記述されています。
"datasets":[
{.. dataset1 ..},
{.. dataset2 ..},
{.. dataset3 ..},
{.. dataset4 ..},
{.. dataset5 ..},
]
各データセットの内部には、適用可能な 5 つの最上位オブジェクトが存在します。これらのオブジェクトのうち、name、format、および schema は必須です。
{
"name": "dataset1", "format": {}, "schema": {}, "geometry": {}, "time": {}
}
名前
name オブジェクトは必須であり、データセットの名前を定義します。これはマニフェスト内で一意である必要があります。
形式
format オブジェクトは必須であり、データセットのタイプとその形式を定義します。
構文 | 例 |
---|---|
| シェープファイルを使用した例:
区切りファイルを使用した例:
|
説明 | |
|
スキーマ
schema オブジェクトは必須であり、データセットのフィールドとそのタイプを定義します。
構文 | 例 |
---|---|
|
|
説明 | |
|
Geometry
geometry オブジェクトはオプションです。ポイント、ポリライン、ポリゴンなど、空間的な表現がデータセットに含まれている場合は必須です。
構文 | 例 |
---|---|
| X および Y 値を含む区切りファイルを使用した例:
X、Y、および Z 値を含む区切りファイルを使用した例:
.tsv ファイルを使用した例:
|
説明 | |
注意:geometry オブジェクトはオプションであるため、次に示すプロパティは、ジオメトリが使用されていることを前提として、必須またはオプションと示されています。
|
現在の時間
time オブジェクトはオプションです。時間的な表現がデータセットに含まれている場合は必須です。
構文 | 例 |
---|---|
| 時間フィールドに複数の形式でインスタント (instant) を使用した例:
startTime に複数のフィールドを使用して間隔 (interval) を使用した例:
|
説明 | |
注意:time オブジェクトはオプションであるため、次に示すプロパティは、time が使用されていることを前提として、必須またはオプションと示されています。
|