利用できるほとんどのログ パラメーターは、ArcGIS GeoEvent Manager の [ログ] ページでアクセスし更新できます。ただし、ArcGIS GeoEvent Server でログ機能をさらに制御したい場合があります。
GeoEvent Server ログ機能を管理するための構成ファイル (org.ops4j.logging.cfg) は、オペレーティング システムに応じて、次のいずれかの場所にあります。
- Windows - <ArcGIS Server installation directory>\GeoEvent\etc\org.ops4j.logging.cfg
- Linux - <ArcGIS Server installation directory>/GeoEvent/etc/org.ops4j.logging.cfg
ログ プロパティ
ファイルの中に、グローバル ログ システムのログ プロパティと、構成された個別のロガーそれぞれのログ プロパティがあります。注意する一般設定は ${karaf.data} です。これは、<ArcGIS Server installation directory>\data\ にある GeoEvent Server data ディレクトリを指します。
ローリング ファイル アペンダー
ローリング ファイル アペンダーは、ログ ファイルが特定のサイズを超えるたびに新しいログ ファイルを作成します。次の 2 つのプロパティが、GeoEvent Server が格納するログ ファイルのサイズと数に影響します。
- log4j2.appender.rolling.policies.size.size = 16MB
- log4j2.appender.rolling.strategy.max=10
個別のログ構成
GeoEvent Manager では、ROOT ロガーまたは個別のロガーのレベルを構成できます。これらの設定はこのファイルに書き込まれます。現在の設定は、ファイルの下部に表示され、形式は次のとおりです。
- log4j2.logger.<LoggerName>.name=
- log4j2.logger.<LoggerName>.level=
通常、ロガー名プロパティの値は、_ (アンダースコア) が . (ピリオド) に置き換えられた <LoggerName> と同じになります。例:
log4j2.logger.com_esri_ges_httpclient_httpclientservice.name = com.esri.ges.httpclient.HttpClientService
レベル プロパティの値は、利用可能なログ レベル [TRACE]、[DEBUG]、[INFO]、[WARN]、[ERROR]、[OFF] のいずれかです。
メモ:
ログ レベル [OFF] は特殊で、構成ファイルでのみ使用できます。ログ レベルを [OFF] に設定すると、そのロガーからのメッセージはすべて無視されます。これは、構成に 1 つ以上のロガーがあり、多数のログを書き込んでいるためログの管理が困難な場合に役立ちます。
アプリケーション ログの構成の詳細については、GeoNet 上のブログ記事「Debug Techniques - Configuring the application logger」をご参照ください。