属性フィルター

ジオイベント サービスで属性フィルターを使用すると、属性条件に基づいてイベントをフィルターできます。 1 つ以上の属性式を使用して属性フィルターを構成できます。 これらの式を論理的に組み合わせると、イベント レコードがフィルターを通過するために満たす必要のある条件が作成されます。

GeoEvent Server では、以下の属性演算子がサポートされています。

• [等しい] ([=]) - この演算子は、指定された値と同じ属性値を持つイベント レコードを維持します。例:

  IdString = 3XAB891

• [等しくない] ([!=]) - この演算子は、指定された値と異なる属性値を持つイベント レコードを維持します。例:

  StatusString != Err

  注意:

  [等しい] ([=]) および [等しくない] ([!=]) 演算子を、浮動小数点値に適用しないでください。 たとえば、Radius = 3.14159 のようなフィルター式を構成せず、 代わりに、[より大きい] ([>])、[より小さい] ([<]) などの演算子を使用します。

• [より大きい] ([>]) - この演算子は、指定された値よりも大きい属性値を持つイベント レコードを維持します。例:

  Speed > 50

• [以上] ([>=]) - この演算子は、指定された値以上の属性値を持つイベント レコードを維持します。例:

  Speed >= 50

• [より小さい] ([<]) - この演算子は、指定された値よりも小さい属性値を持つイベント レコードを維持します。例:

  Altitude < 1000

• [以下] ([<=]) - この演算子は、指定された値以下の属性値を持つイベント レコードを維持します。例:

  Altitude <= 1000

  注意:

  [より大きい] ([>])、[より小さい] ([<]) などの演算子を文字列値に適用しないでください。 たとえば、Company > ABC のようなフィルター式を構成せず、 代わりに、[等しい] ([=])または [等しくない] ([!=]) 演算子を使用して文字列全体を式に組み込みます。

• [IN] - この演算子は、指定されたフィールドの値がカンマ区切りの値のリスト内に存在するイベント レコードを維持します。例:

  StatusCode IN HK1,HK3,HK5

• [MATCHES] - この演算子は、指定されたフィールドの値が正規表現と一致するイベント レコードを維持します。例:

  StatusCode MATCHES ^HK[135]

  注意:

  指定した正規表現は、イベントのフィールド値全体と一致する、または一致しないのいずれかとして評価されます。部分一致はサポートされていません。 上の例では、1 桁の数字の後に文字列が追加された値が StatusCode に格納されている場合、その属性値の末尾の任意の文字列と一致させるには、式に「.*」を含める必要があります。

• [EXISTS] - この演算子は、指定されたフィールドが受信したイベントのスキーマ内に存在するイベント レコードを維持します。例:

  Geometry EXISTS

  。
• [ISNULL] - この演算子は、指定されたフィールドに NULL 値が格納されているイベント レコードを維持します。例:

  Geometry ISNULL

注意:

文字列属性値は null または空の場合があります。 長さが 0 の文字列は、空の文字列として定義されます。 値が未定義の文字列オブジェクトは NULL 文字列です。 [ISNULL] 演算子を使用して、文字列が NULL かどうかをテストします。 文字列が空かどうかをテストするには、[MATCHES] 演算子を正規表現「^$」とともに使用します。