ノー オペレーション プロセッサは、受信したイベント レコードに対して何の処理も実行せず、何の影響も与えません。 イベント レコードは、このプロセッサを、存在していないかのように通過します。 このプロセッサを、ジオイベント サービスでプレースホルダーとして使用し、後で別のプロセッサとして構成することができます。これによって、ジオイベント サービスの他の部分の設計とテストに集中することができます。
例
ノー オペレーション プロセッサの使用例を次に示します。
- ノー オペレーション プロセッサは、ジオイベント サービスのプレースホルダー プロセッサとして使用できます。
- このプロセッサは、追加のフィルター、プロセッサ、または出力に渡す前に、複数ソースからのイベント レコードの単一の収集ポイントとして使用できます。
使用上の注意
ノー オペレーション プロセッサを使用する際には、以下の点に注意してください。
- ノー オペレーション プロセッサは、予期したとおりに動作していない公開済みジオイベント サービスのトラブルシューティングに使用できます。 何の動作もしないようにプロセッサを構成すると、ジオイベント サービスのワークフローを強制的に再作成することなく、効果的にジオイベント サービスから削除されます。
- このプロセッサは、他のエレメントの作成が完了する前に、ジオイベント サービスでの処理とフィルタリングのワークフローを設計するために使用できます。 完了してから、ノー オペレーション プロセッサを別のタイプのプロセッサとして再構成できます。
- このプロセッサを使用して、ジオイベント サービスの他のエレメントで実行中の処理を一時的に止める方法を実証できます。 既存のプロセッサをノー オペレーション プロセッサとして構成してジオイベント サービスを再公開すると、GeoEvent Server で現在実行中の処理を調査することができます。
パラメーター
ノー オペレーション プロセッサのパラメーターを次に示します。
パラメーター | 説明 |
---|---|
Name |
GeoEvent Manager で参照用として使用されるプロセッサの記述名。 |
プロセッサ |
選択されたプロセッサを示します。 |