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テキスト メッセージの送信

テキスト メッセージの送信出力コネクタは、処理済みイベント データを含む書式設定済みメッセージを、テキスト メッセージとして送信するために使用されます。 メッセージはプレーン テキストとして作成され、構成済み SMTP サーバーへのリクエストとして送信されます。これによって、識別された受信者へのテキスト メッセージが生成されます。

使用上の注意

テキスト メッセージの送信出力コネクタを使用する際には、以下の点に注意してください。

  • この出力コネクタは、イベント データを抽出し、そのデータに手を加えてメッセージをプレーン テキストとして作成してから、発信メールを生成するリクエストとして、独立した SMTP サーバーにメッセージを送信します。
  • この出力コネクタは、メッセージ フォーマッター アウトバウンド アダプターと SMS アウトバウンド トランスポートを組み合わせます。
  • 各受信者の有効な電子メール アドレスは、電話番号に続いてキャリアのドメインを付加することで作成されます (6075557878@txt.att.net など)。 GeoEvent Manager の出力で報告されるイベント カウントは、イベント データを含むメッセージが指定された SMTP サーバーに送信され、識別された受信者に向けて配信されたことを示します。 SMTP サーバーが電子メールの作成と送信に成功したかどうかは示しません。
  • デフォルト キャリア リストにキャリアが記載されていない場合は、GeoEvent Managerグローバル設定内の SMS 設定で新しいキャリアを指定できます。 必要なのは、キャリア名 (キー) とキャリアのドメイン (値) だけです。 追加した後、新しいキャリアは [キャリア] パラメーター リストに表示されます。
  • 受信者ごとにキャリアが異なる場合は、予期される各キャリアに対して複数の [テキスト メッセージの送信] 出力を構成します。 これにより、受信者の電話番号に不正なキャリア ドメインを誤って付加することがなくなります。
  • 組織の SMTP サーバーのホスト名、ポート、認証モードについては、IT 管理者にお問い合わせください。 たとえば、SMTP ポートとしてよく使われるのは 25 ですが、組織によっては別のポートが使われていることもあります。
  • デフォルトの SMTP サーバー ホスト名、ポート番号、認証モード、ユーザー名、パスワードを、GeoEvent Managerグローバル設定内の SMTP 設定で指定できます。 各 SMTP パラメーターのデフォルト値を定義することで、SMTP アウトバウンド トランスポートを使用する、新たに構成された出力 (電子メールの送信出力コネクタなど) に正しい情報が表示されるようになります。

パラメーター

テキスト メッセージの送信出力コネクタのパラメーターを次に示します。

パラメーター説明

名前

GeoEvent Manager で参照用として使用される出力コネクタの記述名。

送信者側の電子メール アドレス

送信者の電子メール アドレス。 電子メール アドレスは、テキストの文字列として直接指定することも、${FIELD-NAME} を使用してイベント データのフィールドから動的に取得することもできます。

メッセージの本文

電子メールの本文。 処理済みイベント データのフィールドを使用し、アウトバウンド電子メールの本文に含まれる特定の値を参照することができます。 このパラメーターのデフォルトは、プレースホルダー文字列 [ここにメッセージの本文を入力] です。

例: “Driver, ${DRIVER}, was going ${SPEED} miles per hour at ${TIME}” というメッセージを構築すると、アウトバウンド電子メールでは "Driver, John Doe, was going 82 miles per hour at 14:25:30" のように返されます。

キャリア

受信者の電話番号がメンバーになっているキャリアを指定します。 GeoEvent Manager は、指定したキャリアのゲートウェイ/ドメインと受信者の電話番号を対応付け、受信者のアドレスを作成します。

デフォルトのキャリアには、次のようなものがあります。

  • [Altel] - 各受信者の電話番号に続き、「@message.alltel.com」が付加されます。
  • [AT&T] - 各受信者の電話番号に続き、「@txt.att.net」が付加されます。
  • [Boost Mobile] - 各受信者の電話番号に続き、「@myboostmobile.com」が付加されます。
  • [Metro PCS] - 各受信者の電話番号に続き、「@mymetropcs.com」が付加されます。
  • [Powertel] - 各受信者の電話番号に続き、「@ptel.com」が付加されます。
  • [Nextel] - 各受信者の電話番号に続き、「@messaging.nextel.com」が付加されます。
  • [Qwest] - 各受信者の電話番号に続き、「@qwestmp.com」が付加されます。
  • [Sprint] - 各受信者の電話番号に続き、「@messaging.sprintpcs.com」が付加されます。
  • [Sprint PCS] - 各受信者の電話番号に続き、「@messaging.sprintpcs.com」が付加されます。
  • [Sunvom] - 各受信者の電話番号に続き、「@tms.suncom.com」が付加されます。
  • [T-Mobile] - 各受信者の電話番号に続き、「@tmomail.net」が付加されます。
  • [US Cellular] - 各受信者の電話番号に続き、「@email.uscc.net」が付加されます。
  • [Verizon] - 各受信者の電話番号に続き、「@vtext.com」が付加されます。
  • [Virgin Mobile USA] - 各受信者の電話番号に続き、「@vmobl.com」が付加されます。

受信者

受信者の電話番号。 複数の受信者がいる場合は、電話番号のカンマ区切りリストを提供します。 電話番号は、${FIELD-NAME} を使用し、イベント データのフィールドから動的に取得できます。 このパラメーターにはデフォルト値はありません。

注意:

受信者の電話番号が 607-555-7878 である場合は、6075557878 として指定します。GeoEvent Server がキャリア ドメインの値を電話番号に付加し、テキスト メッセージの送信先となる受信者の電子メールを作成します。

SMTP サーバーのホスト名

SMTP サーバーのホスト名を指定します。 電子メール メッセージの送信時に使用する SMTP サーバーです。 デフォルトは、プレースホルダー文字列 [smtp.HOST-NAME.com] です。

SMTP サーバーのポート番号

SMTP サーバーのポート番号を指定します。 SMTP サーバーが受信するポート。 デフォルトは [25] です。

SMTP 認証モード

SMTP サーバー認証モードを指定します。 使用可能な認証モードには、[匿名][SSL][TLS] があります。 デフォルトは [匿名] です。

  • [匿名] – SMTP サーバーは匿名の認証を許可します。 GeoEvent Server が SMTP サーバーに発行したリクエストは匿名です。 ユーザー名とパスワードは不要です。
  • [SSL] – SMTP サーバーは SSL 認証を許可します。 GeoEvent Server が SMTP サーバーに発行するリクエストは、SSL 上で行われます。 電子メールを送信するには、SMTP 認証されたユーザー名とパスワードが必要です。
  • [TLS] – SMTP サーバーは TLS 認証を許可します。 GeoEvent Server が SMTP サーバーに発行するリクエストは、TLS 上で行われます。 電子メールを送信するには、SMTP 認証されたユーザー名とパスワードが必要です。

ユーザー名

(条件)

電子メールを送信する SMTP 認証ユーザーを指定します。 このパラメーターのデフォルトは、プレースホルダー文字列 [MyUsername] です。

このパラメーターは、[SMTP 認証モード][SSL][TLS] に設定されている場合に表示され、[匿名] に設定されている場合は非表示になります。

パスワード

(条件)

電子メールを送信する SMTP 認証ユーザーのパスワードを指定します。

このパラメーターは、[SMTP 認証モード][SSL][TLS] に設定されている場合に表示され、[匿名] に設定されている場合は非表示になります。

サーバーのホスト名を確認しますか

サーバーの証明書の内容をチェックしてサーバーのホスト名と一致していることを確認するかどうかを指定します。 この確認は、中間者攻撃を防止することを目的としています。 デフォルトは [いいえ] です。

  • [はい] - サーバーのホスト名と証明書の内容がチェックされます。
  • [いいえ] - サーバーのホスト名と証明書の内容がチェックされません。


このトピックの内容
  1. 使用上の注意
  2. パラメーター