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GeoJSON ファイルへの書き込み

GeoJSON ファイルへの書き込み出力コネクターは、GeoJSON に修正したイベント レコードを GeoJSON ファイルに書き込むために使用されます。

GeoJSON データ レコードの書式設定の詳細

使用上の注意

GeoJSON ファイルへの書き込み出力コネクターを使用する際には、以下の点に注意してください。

  • この出力コネクターは、GeoJSON アウトバウンド アダプターとファイル アウトバウンド トランスポートをペアにします。
  • 登録されたサーバーのフォルダーは、絶対パスか UNC パスを使用して指定できます。
  • UNC パスが使用される場合、GeoEvent Server を実行する Windows サービス アカウントにはフォルダーへの読み取りと書き込みの許可が必要です。
  • [フォルダー] パラメーターには、C:\GeoEvent\output のような絶対パスを使用することをおすすめします。
  • [サブフォルダー] パラメーターでは、登録されたサーバー フォルダーの相対的なサブフォルダーを指定できます。
  • 出力を再起動すると、GeoEvent Server は登録したシステム フォルダー パスに新しいファイルを作成します。
  • 処理されたイベント レコードのレートと量によっては、[ファイル ロールオーバー サイズ (KB)] パラメーターをデフォルト値の 1 よりも増やして、JSON ファイルのカスケード化によって Windows の処理が追い付かない現象を回避します。
  • GeoJSON オブジェクトをファイルに書き込む場合、[ファイル ヘッダー] パラメーターと [ファイル フッター] パラメーターをデフォルト値に設定することをおすすめします。 これにより、GeoJSON オブジェクトのコレクションが FeatureCollection として整理されます。

    GeoJSON 仕様の詳細

  • ネットワーク遅延が発生すると、GeoEvent Server が UNC パスで大容量のデータをファイルに書き込む能力に影響が生じることがあります。

パラメーター

GeoJSON ファイルへの書き込み出力コネクターのパラメーターについて、以下で説明します。

パラメーター説明

名前

GeoEvent Manager で参照用として使用される出力コネクターの記述名。

フォルダー

ファイルが作成され、書き込まれる登録済みシステム フォルダー。

ファイル名の接頭辞

GeoEvent Server が作成し、書き込みを行う出力ファイル名を指定します。 ファイル名には、ファイルが最初に作成された日付/時間がアペンドされます。 デフォルトは [output] です。

たとえば、2019 年 3 月 19 日 2:30:05 p.m. に作成されたファイルの名前の接頭辞が output の場合、そのファイル名は output2019-03-19_14-30-05.out になります。

サブフォルダー

登録済みシステム フォルダーに対して相対的なサブフォルダー (またはサブディレクトリー)。この下に、ファイルが作成され、書き込まれます。 サブフォルダーが存在しない場合は、このパラメーターは空白のままにしておきます。

たとえば、登録済みシステム フォルダーを C:\GeoEvent として指定し、サブフォルダーを output として指定すると、GeoEvent Server はファイルを C:\GeoEvent\output に作成します。このとき、ファイル パスが存在し、ArcGIS GeoEvent Server を実行する Windows サービス アカウントがアクセス可能であるものとします。

ファイル拡張子

ファイルの作成時に使用されるファイル拡張子。 デフォルトは [JSON] です。

ファイル ロールオーバー方法

GeoEvent Server が現在のファイルへの書き込みを停止して、新しいファイルへの書き込みを開始する時期を指定します。 オプションは [サイズ][時間] があります。 デフォルト値は [時間] です。

  • [サイズ]GeoEvent Server は、指定したファイル サイズの閾値に到達したときに、現在のファイルへの書き込みを停止して新しいファイルを作成します。
  • [時間]GeoEvent Server は、指定した期間の閾値に到達したときに、現在のファイルへの書き込みを停止して新しいファイルを作成します。

ファイル ロールオーバー サイズ (KB)

(条件)

GeoEvent Server がファイルへの書き込みを停止する最大サイズ (KB 単位) を指定します。 最大ファイル サイズに到達すると、GeoEvent Server は新しいファイルを作成し、書き込みを開始します。 デフォルトは [1] キロバイトです。

このパラメーターは、[ファイル ロールオーバー方法][サイズ] に設定されている場合に表示され、[時間] に設定されている場合は非表示になります。

ファイル ロールオーバー頻度

(条件)

GeoEvent Server が現在のファイルへの書き込みを停止し、代わりに新しいファイルを作成して書き込みを開始する頻度を指定します。 使用可能なロールオーバー期間のオプションは、[毎時間][毎日][毎月] があります。 デフォルトは [毎時間] です。

  • [毎時間]GeoEvent Server は、1 時間ごとに現在のファイルへの書き込みを停止し、新しいファイルへの書き込みを開始します。
  • [毎日]GeoEvent Server は、毎日現在のファイルへの書き込みを停止し、新しいファイルへの書き込みを開始します。
  • [毎月]GeoEvent Server は、毎月現在のファイルへの書き込みを停止し、新しいファイルへの書き込みを開始します。

このパラメーターは、[ファイル ロールオーバー方法][時間] に設定されている場合に表示され、[サイズ] に設定されている場合は非表示になります。

ファイル クリーンアップ期間 (分)

[ファイル クリーンアップ方法] パラメーターに従って、既存ファイルが処理される期間を分単位で指定します。 デフォルトは [4320] 分です。

たとえば、3 日 (4,320 分) ごとにファイルが削除されるか、アーカイブされます。

ファイル クリーンアップ方法

[ファイル クリーンアップ期間 (分)] の値に到達した既存ファイルを処理する方法を指定します。 ファイル クリーンアップ方法のオプションは [削除][アーカイブ] です。 デフォルトは [削除] です。

  • [削除] - [ファイル クリーンアップ期間 (分)] パラメーターで指定した期間が経過したファイルは削除されます。
  • [アーカイブ] - [ファイル クリーンアップ期間 (分)] パラメーターで指定した期間が経過したファイルはアーカイブされます。

アーカイブ フォルダー

(条件)

[ファイル クリーンナップ期間 (分)] の値に到達したファイルがアーカイブされる、登録済みシステム フォルダー。

このパラメーターは、[ファイル クリーンナップ方法][アーカイブ] に設定されている場合に表示され、[削除] に設定されている場合は非表示になります。

アーカイブ サブフォルダー

(条件)

[アーカイブ フォルダー] の値に対して相対的なサブフォルダーであり、この下には [ファイル クリーンナップ期間 (分)] の値に到達したファイルがアーカイブされます。 ファイルをアーカイブするためのサブフォルダーがない場合は、このパラメーターは指定なしのままにします。 このパラメーターにはデフォルト値はありません。

このパラメーターは、[ファイル クリーンナップ方法][アーカイブ] に設定されている場合に表示され、[削除] に設定されている場合は非表示になります。

フォーマット済 JSON

GeoJSON をフォーマット (整形) するかどうかを指定します。 このパラメーターのデフォルトは [いいえ] です。

  • [はい] – GeoJSON はフォーマット (整形) されます。
  • [いいえ] – GeoJSON はフォーマットされません。

ファイル ヘッダー

すべての GeoJSON ファイルの最初に挿入される文字。 GeoEvent Server は、通常の ASCII 文字や、文字の組み合わせをファイル ヘッダーとして使用できます。 デフォルトは {"type": "FeatureCollection", "features": [ です。

ファイル フッター

すべての GeoJSON ファイルの末尾に挿入される文字。 GeoEvent Server は、通常の ASCII 文字や、文字の組み合わせをファイル フッターとして使用できます。 デフォルトは右角括弧と右中括弧です。

イベントの区切り記号

GeoJSON ファイルの各イベント レコードを区切るために使用される文字。 GeoEvent Server では、通常の ASCII 文字をイベントの区切り記号として使用できます。 デフォルトはカンマです。


このトピックの内容
  1. 使用上の注意
  2. パラメーター