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JSON ファイルへの書き込み

JSON ファイルへの書き込み出力コネクタは、汎用 JSON に修正したジオイベントを JSON ファイルに書き込むために使用されます。

使用上の注意

JSON ファイルへの書き込み出力コネクタを使用する際には、以下の点に注意してください。

  • この出力コネクタは、JSON アウトバウンド アダプターとファイル アウトバウンド トランスポートを組み合わせます。
  • 登録されたサーバーのフォルダーは、絶対パスか UNC パスを使用して指定できます。
  • UNC パスが使用される場合、GeoEvent Server を実行する Windows サービス アカウントにはフォルダーへの読み取り/書き込み許可が必要です。
  • [フォルダー] パラメーターには、C:\GeoEvent\input のような絶対パスを使用することをお勧めします。
  • [サブフォルダー] パラメーターでは、登録されたサーバー フォルダーの相対的なサブフォルダーを指定できます。
  • 出力を再起動すると、GeoEvent Server は登録したシステム フォルダー パスに新しいファイルを作成します。
  • 処理されたジオイベントのレートと量によっては、[ファイル ロールオーバー サイズ (KB)] パラメーターをデフォルトの [1] よりも増やして、JSON ファイルのカスケード化によって Windows の処理が追い付かない現象を回避します。
  • この出力コネクタは、各イベント レコードを JSON ファイルの個々の JSON オブジェクトとして表します。 [ファイル ヘッダー][ファイル フッター][イベントの区切り記号] の各パラメーターがデフォルト値に設定されている場合、各 JSON オブジェクトはカンマ区切りアイテムの有効な JSON 配列として整理されます。 ファイル ヘッダーの左角かっこは JSON 配列の開始を表し、ファイル フッターの右角かっこは JSON 配列の末尾を表します。 イベントの区切り記号のカンマは、JSON オブジェクトを区切ります。

パラメーター

JSON ファイルへの書き込み出力コネクタのパラメーターを次に示します。

パラメーター説明

名前

GeoEvent Manager で参照用として使用される出力コネクタの記述名。

フォルダー

ファイルが作成され、書き込まれる登録済みシステム フォルダー。

ファイル名の接頭辞

GeoEvent Server が作成し、書き込みを行う出力ファイル名を指定します。 ファイル名には、ファイルが最初に作成された日付/時間が付加されます。 デフォルトは [output] です。

例: 2019 年 3 月 19 日 2:30:05 p.m. に作成されたファイルの名前の接頭辞が output の場合、そのファイル名は output2019-03-19_14-30-05.out になります。

サブフォルダー

登録済みシステム フォルダーに対して相対的なサブフォルダー (またはサブディレクトリ) を指定します。この下に、ファイルが作成され、書き込まれます。 サブフォルダーが存在しない場合、このパラメーターは空白のままにしておく必要があります。

例: 登録済みシステム フォルダーを C:\GeoEvent として指定し、サブフォルダーを output として指定すると、GeoEvent Server はファイルを C:\GeoEvent\output に作成します。このとき、ファイル パスが存在し、Windows を実行する ArcGIS GeoEvent Server サービス アカウントがアクセス可能であるものとします。

ファイル拡張子

ファイルの作成時に使用されるファイル拡張子。 このパラメーターのデフォルトは [json] です。つまり、GeoEvent Server は JSON (.json) ファイルを作成します。

ファイル ロールオーバー方法

GeoEvent Server が現在のファイルへの書き込みを停止して、新しいファイルへの書き込みを開始する時期を指定します。 オプションとして、[サイズ] および [時間] があります。 デフォルト値は [時間] です。

  • [サイズ]GeoEvent Server は、指定したファイル サイズの閾値に到達したときに、現在のファイルへの書き込みを停止します。 閾値に到達すると、新しいファイルが作成されます。
  • [時間]GeoEvent Server は、指定した期間の閾値に到達したときに、現在のファイルへの書き込みを停止します。 閾値に到達すると、新しいファイルが作成されます。

ファイル ロールオーバー サイズ (KB)

(条件)

GeoEvent Server がファイルへの書き込みを停止する最大サイズ (KB 単位) を指定します。 最大ファイル サイズに到達すると、GeoEvent Server は新しいファイルを作成し、書き込みを開始します。 デフォルトは [1] キロバイトです。

このパラメーターは、[ファイル ロールオーバー方法][サイズ] に設定されている場合に表示され、[時間] に設定されている場合は非表示になります。

ファイル ロールオーバー頻度

(条件)

GeoEvent Server が現在のファイルへの書き込みを停止し、代わりに新しいファイルを作成して書き込みを開始する頻度を指定します。 使用可能なロールオーバー期間には、[毎時間][毎日]、または [毎月] があります。 デフォルトは [毎時間] です。

  • [毎時間]GeoEvent Server は、1 時間ごとに現在のファイルへの書き込みを停止し、新しいファイルへの書き込みを開始します。
  • [毎日]GeoEvent Server は、1 日ごとに現在のファイルへの書き込みを停止し、新しいファイルへの書き込みを開始します。
  • [毎月]GeoEvent Server は、1 か月ごとに現在のファイルへの書き込みを停止し、新しいファイルへの書き込みを開始します。

このパラメーターは、[ファイル ロールオーバー方法][時間] に設定されている場合に表示され、[サイズ] に設定されている場合は非表示になります。

ファイル クリーンアップ期間 (分)

[ファイル クリーンアップ方法] パラメーターに従って、古いファイルが処理される期間を分単位で指定します。 デフォルトは [4320] 分です。

例: 3 日 (4,320 分) ごとにファイルを削除するか、アーカイブに移動します。

ファイル クリーンアップ方法

[ファイル クリーンアップ期間 (分)] の値に到達した古いファイルを処理する方法を指定します。 ファイル クリーンアップ方法として使用できるのは、[削除][アーカイブ] です。 デフォルトは [削除] です。

  • [削除] - [ファイル クリーンアップ期間 (分)] パラメーターで指定した期間が経過したファイルは削除されます。
  • [アーカイブ] - [ファイル クリーンアップ期間 (分)] パラメーターで指定した期間が経過したファイルはアーカイブされます。

アーカイブ フォルダー

(条件)

[ファイル クリーンナップ期間 (分)] に到達したファイルがアーカイブされる、登録済みシステム フォルダー。

このパラメーターは、[ファイル クリーンナップ方法][アーカイブ] に設定されている場合に表示され、[削除] に設定されている場合は非表示になります。

アーカイブ サブフォルダー

(条件)

[アーカイブ フォルダー] に対して相対的なサブフォルダーであり、この下には [ファイル クリーンナップ期間 (分)] に到達したファイルがアーカイブされます。 ファイルをアーカイブするためのサブフォルダーがない場合は、このパラメーターは指定なしのままにします。 このパラメーターにはデフォルト値はありません。

このパラメーターは、[ファイル クリーンナップ方法][アーカイブ] に設定されている場合に表示され、[削除] に設定されている場合は非表示になります。

フォーマット済 JSON

一般的な JSON をフォーマット (整形) するかどうかを指定します。 PJSON とも呼ばれます。 このパラメーターのデフォルトは [いいえ] です。

  • [はい] – 一般的な JSON はフォーマット (整形) されます。
  • [いいえ] – 一般的な JSON はフォーマットされません。

ファイル ヘッダー

すべての JSON ファイルの最初に挿入される文字。 GeoEvent Server は、通常の ASCII 文字や、文字の組み合わせをファイル ヘッダーとして使用できます。 デフォルトは左角括弧です。

ファイル フッター

すべての JSON ファイルの末尾に挿入される文字。 GeoEvent Server は、通常の ASCII 文字や、文字の組み合わせをファイル フッターとして使用できます。 デフォルトは右角括弧です。

イベントの区切り記号

JSON ファイルの各イベント レコードを区切るために使用される文字。 GeoEvent Server では、通常の ASCII 文字をイベントの区切り記号として使用できます。 デフォルトはカンマです。


このトピックの内容
  1. 使用上の注意
  2. パラメーター