Windows Installer のコマンド ライン パラメーターを使用してセットアップを実行すると、ユーザー インターフェイスを使用せずに ArcGIS GeoEvent Server をインストールできます。 GeoEvent Server のサイレント インストールを行うには、ソフトウェアを手動で認証する必要があります。 GeoEvent Server の認証およびサイレント インストール プロセスの手順は以下のとおりです。
インストールには、次の前提条件があります。
- GeoEvent Server のインストール先とするコンピューターの認証ファイルを取得します。
- GeoEvent Server によって使用されるポートへの通信を許可するように、ファイアウォールを変更します。
- インストールを行う環境がシステム要件を満たしていることを確認します。
- 管理者権限のあるユーザーでログインします。
- コマンド プロンプトを開きます。
- GeoEvent Server をサイレントに認証するには、次のコマンドを実行し、必要に応じてコマンド ラインを編集して、認証ファイルの場所と認証方法を反映させます。
<ArcGIS Server install directory>\tools\SoftwareAuthorization\SoftwareAuthorization.exe /S /Ver <ARCGIS_VERSION_NUMBER> /LIF <path to .prvc authorization file>authorizationfile.prvc
- インストール方法に応じて、次のいずれかのコマンドを実行します。
- ArcGIS Server のアカウント パスワードを使用してインストールします。
PASSWORD プロパティを入力して、パスワードを指定します。
<path to ArcGIS GeoEvent Server setup>\setup.exe /qb PASSWORD=<arcgis server account password>
例:
\\machinename\ArcGIS_GeoEvent_Server\setup.exe /qb PASSWORD=my.arcgis.server.password
注意:
パスワードが間違っている場合や指定されていない場合、サイレント インストールは失敗します。 ただし、ArcGIS Server がシステム サービス アカウント (ローカル システムなど) で実行されている場合、パスワードを入力する必要はありません。
注意:
バージョン 10.x から GeoEvent Server 11.3 にアップグレードする場合、インストール時に既存の GeoEvent Server のサイト構成は自動的にアップグレードされません。 アップグレードが正常に完了した後に、構成ファイルを手動でインポートする必要があります。 サイレント インストールの一環としてこの変更を理解したことを承認するために、Setup.exe の後に userbackupconfig=yes を指定する必要があります。 サイト構成ファイルのエクスポートとインポートの詳細については、「GeoEvent Server のサイト構成のバックアップと復元」をご参照ください。
- ArcGIS Server セットアップで作成された構成ファイルを使用してインストールします。
CONFIGPATH プロパティを入力して、ArcGIS Server アカウントの構成に使用するサーバー構成ファイルを指定します。 サーバー構成ファイルは、ArcGIS Server のインストール (以前のインストールまたは別のコンピューターからのインストール) でサーバー構成ファイルをエクスポートした場合に作成されています。
<path to ArcGIS GeoEvent Server setup>\setup.exe /qb CONFIGPATH=<full path and name of the server configuration file>
例:
c:\GeoEvent\setup.exe /qb CONFIGPATH=c:\Server_Config.xml
注意:
構成ファイルとパスワードの両方を指定した場合、セットアップでは、構成ファイルのパスワードが使用されます (つまり、指定したパスワードが無視されます)。
- ArcGIS Server のアカウント パスワードを使用してインストールします。
オプションのワークフローである「Internet Explorer によって信頼された自己署名 GeoEvent Server 証明書としてマークする」に進みます。