ArcGIS Enterprise のインストールの準備
ArcGIS Enterprise Builder を実行する前に、次の手順を行ってください。
- Portal for ArcGIS、ArcGIS Server、ArcGIS Data Store、「portal」または「server」という名前の ArcGIS Web Adaptor が コンピューターにインストールされていないことを確認します。
- サポート対象のオペレーティング システムがコンピューターにインストールされていることを確認します。詳細については、「システム要件」をご参照ください。
- .NET Framework 4.5 以降がコンピューターにインストールされていることを確認します。.NET エクステンション サポート機能は、ArcGIS Server に自動的にインストールされ、.NET サーバー オブジェクト エクステンション (SOE) およびサーバー オブジェクト インターセプション (SOI) の開発と配置に使用できます。
- コンピューターに 20 GB 以上のディスク空き容量があることを確認します。
- コンピューターに 16 GB 以上の RAM があることを確認します。
- Portal for ArcGIS と ArcGIS Server の両方の認証ファイルを取得します。これらのファイルは、インストールの実行時に必要となります。これらのファイルの形式は、*.ECP または *.PRVC のいずれかにすることができます。
- HTTP 通信用にポート 80 が有効であることを確認してください。
- ドメイン証明書を作成し、IT 管理者に問い合わせて Web サーバーで HTTPS を有効にします。詳細については、次のセクションをご参照ください。
- 管理者権限を持つユーザーとしてコンピューターにログインします。
- コンピューター上で起動している他のアプリケーションをすべて終了します。
ドメイン証明書の作成と HTTPS の有効化
ArcGIS Enterprise 構成ウィザードを正常に完了するには、基本配置がインストールされているコンピューター上の IIS で HTTPS を有効にしておく必要があります。
HTTPS が有効になっていないと、構成ウィザードが正常に完了せず、次のエラー メッセージが表示されます。
Web Adaptor の URL https://mymachine.mydomain.com/server にアクセスできません。Web サーバーで HTTPS が有効になっていることを確認してください。HTTPS を有効化する手順については、次のように移動してヘルプ トピックをご参照ください。ArcGIS Enterprise の概要 → ArcGIS Enterprise Builder → 基本配置の計画。
注意:
ほとんどの場合、IT 管理者が証明書を提供し、HTTPS ポート 443 にバインドします。
2017 年に、Chrome は Subject Alternative Name (SAN) パラメーターを含む証明書のみを信頼するようになりました。このパラメーターは、IIS Manager アプリケーションで証明書を作成する場合は構成できません。
IIS を使用していてドメイン証明書を作成する必要がある場合は、「ドメイン証明書の作成」をご参照ください。この中に、適切な証明書を作成して HTTPS ポート 443 にバインドする、コンピューター上で実行するためのスクリプトがあります。
これで、ArcGIS Enterprise の基本配置のインストール手順を実行する準備ができました。