ArcGIS Enterprise Builder の実行
基本配置をインストールするには、これらの手順を確認してから、次の操作を実行します。
- ダウンロードしたセットアップ ファイルの場所を参照して選択し、ArcGIS Enterprise Builder を実行します。
- インストール中に、使用許諾契約書の内容に目を通して合意します。合意しない場合は、終了してください。
- ArcGIS Enterprise の基本コンポーネントのインストール先のフォルダーを指定します。インストールを続行するには、インストール ドライブとして指定した場所に最低 23 GB の使用可能なディスク領域がある必要があります。加えて、セットアップを展開できるように、システムの /tmp フォルダーに 2 GB の使用可能な領域がある必要もあります。
備考:
Python 2.7.x がコンピューターにまだインストールされていない場合は、インストール フォルダーに指定されたボリュームで自動的にインストールされます。
- ArcGIS Server 認証ファイルが配置されている場所を指定します。このファイルの形式は、*.PRVC または *.ECP のいずれかにすることができます。
備考:
ArcGIS Enterprise Builder を使用するには、ArcGIS Server の Standard または Advanced ライセンスが必要です。ArcGIS Server Basic ライセンスでは、ビルダーを操作できません。
- 画面上の指示に従って、インストールを完了します。基本配置のインストールには、多少時間がかかる場合があります (30 ~ 60 分)。
- ArcGIS Enterprise Builder が配置を作成している間、ローカル ドライブのログに DEBUG メッセージが記録されます。これらのメッセージは、構成エラーのトラブルシューティングの際に、詳細な操作方法を提供します。配置の開始時からサーバー サイトの作成が完了するときまで、フォルダー <Install location>\Server\usr\logs にログが生成されます。サーバー サイトの作成が完了すると、既存のログは移行され、新しいログがフォルダー <Content directory location>\arcgisserver\server\logs\server に生成されます。配置が正常に完了すると、ログ レベルは WARNING に設定されます。
備考:
ArcGIS Enterprise Builder のインストール中に予期しない問題が発生した場合は、インストールのログ ファイルが /home/linux/arcgis/.Setup/EnterpriseBuilder_InstallLog.log の下に自動的に作成され、このログ ファイルを Esri テクニカル サポートと共有できます。
基本配置の構成
ArcGIS Enterprise Builder のインストールが終了すると、ArcGIS Enterprise 構成ウィザードが開き、基本配置を構成できるようになります。
備考:
ArcGIS Enterprise の構成には、基本配置がインストールされているコンピューター上の HTTPS を有効にしておく必要があります。構成の手順を完了する前に、ドメイン証明書を作成して HTTPS を有効にする必要があります。