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ArcGIS Enterprise の基本デプロイメント

ArcGIS Enterprise は 4 つのソフトウェア コンポーネントから成ります。 最小構成の ArcGIS Enterprise を基本 ArcGIS Enterprise デプロイメントと呼び、次の各コンポーネントから成ります。

  • Portal for ArcGIS: ポータルとして構成され、ユーザー タイプ、ユーザー タイプ エクステンション、およびアドオン アプリに対してライセンスが割り当てられます。
  • ArcGIS Server: ArcGIS GIS Server としてライセンスされ、ホスティング サーバーとして構成されます。
  • ArcGIS Data Store: リレーショナル データ ストアおよびタイル キャッシュ データ ストアとして構成されます。
  • ArcGIS Web Adaptor の 2 つのインスタンス: 1 つはポータルに構成され、もう 1 つはホスティング サーバーに構成されます。

基本デプロイメントは、物理、仮想、クラウドを問わず、何台ものコンピューターにまたがってインストールできます。 ArcGIS Enterprise コンポーネントに必要なコンピューターの仕様の詳細については、システム要件をご参照ください。

単一コンピューターのデプロイメント

ArcGIS Enterprise 基本デプロイメントのオールインワン構成では、コンポーネントをすべて単一のコンピューターにインストールします。 ArcGIS Enterprise Builder を使えば、1 時間ほどで、ArcGIS Enterprise 基本配置をすべて、単一コンピューター上にセットアップできます。

1 台のコンピューター上の ArcGIS Enterprise の基本配置

複数のコンピューターにまたがる配置

複数のコンピューター上の ArcGIS Enterprise 基本デプロイメントでは、ソフトウェア コンポーネントを複数台のコンピューターにインストールできます。 GitHub の『ArcGIS Chef Cookbook』ページが、Chef 自動化フレームワークを使って、複数コンピューターのデプロイメントをセットアップする際に役立つでしょう。

複数のコンピューター上の ArcGIS Enterprise 基本デプロイメント

高可用性デプロイメントのセットアップ

高可用性構成では、1 台以上のコンピューターが使用不可能になるシナリオでダウンタイムを最小限に抑えるために、各 ArcGIS Enterprise コンポーネントが冗長性を持って構成されます。 構成の詳細については、「可用性の高い ArcGIS Enterprise の構成」をご参照ください。

高可用性構成の ArcGIS Enterprise 基本デプロイメント

単一コンピューターあるいは複数コンピューターのデプロイメントを、高可用性構成にすることができます。 高可用性デプロイメントのセットアップを自動化する手順については、『ArcGIS Chef Cookbook』をご参照ください。

基本 ArcGIS Enterprise デプロイメントのスケールアウト

ユーザー数やアクティビティの増加に伴い、ArcGIS Enterprise 基本デプロイメントのコンポーネントにリソースを追加し、拡張する必要が生じるかも知れません。

特に、空間解析ツールおよび ArcGIS Insights の使用は、ホスティング サーバー サイト上のメモリおよび CPU リソースを著しく消費します。 ホスティング サーバー サイトの能力を拡大するには、追加の ArcGIS Server コンピューターをホスティング サーバー サイトに追加します。