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ArcGIS Image Server の新機能

ArcGIS Image Server 11.0 には、更新、機能強化、新しいツール、機能改善が含まれています。

11.0 またはそれより前のリリースから ArcGIS Image Server 11.0 にアップグレードする場合は、ソフトウェアを再認証する必要があります。 My Esri から新しいライセンス ファイルを入手できます。

11.0 の新機能

ArcGIS Image Server 11.0 の新機能と機能拡張を次に示します。

イメージ レイヤーの新しいラスター タイプ

イメージ レイヤーの作成ウィザードで新しく追加されたラスター タイプのオプションを使用してホスト イメージ レイヤーを作成します。これには、以下が含まれます。

  • Landsat 9
  • Jilin-1
  • Pleiades NEO
  • Superview-1
  • PlanetScope

多次元サポート

転置されたタイルを含む多次元 CRF ラスター データセットを参照するイメージ サービスで、多次元の転置されたタイルがサポートされます。

OGC サポートの強化

  • 多次元ラスター レイヤーを含むマップから公開された ArcGIS Server WMS の拡張サポートが追加されました。
  • レイヤーに関連付けられた多次元変数とラスター関数テンプレートの処理を改善するための ArcGIS Server WMS の拡張サポートが追加されました。

ArcGIS Enterprise アプリ

次のような既存のアプリに対する更新と新しいアプリの追加があります。

ArcGIS Deep Learning Studio

ArcGIS Deep Learning Studio という新しい Enterprise アプリが開始されました。これは、画像から情報を抽出して組織で共有することに重点を置いたユーザー エクスペリエンスを提供します。 このアプリを使用して、トレーニング データの取り込み、モデルのトレーニング、推論の実行などを含む、エンドツーエンドのワークフローを実行できます。 このアプリは柔軟性に優れ、カスタム ワークフローがある場合に個々のステップを実行できます。

ArcGIS Ortho Maker

  • 任意の製品を使ったフライト内でのスワイプのサポートが追加されました。
  • ArcGIS Ortho Maker で、Skydio 画像の確認時にカメラ位置の追加情報が提供されるようになりました。

ラスター解析の実行

ラスター解析機能に対する更新を次に示します。

ArcGIS Pro でのラスター解析ツールの使用 (ArcGIS Enterprise から利用可能)

ArcGIS Pro から、ArcGIS Image ServerRaster Analytics 用に構成された ArcGIS Enterprise ポータルにサイン インすると、ラスター解析ツールにアクセスできます。

次の新しいツールが追加されました。

次のツールが強化されました。

[エリア内でのラスターの集約 (Summarize Raster Within)] および [ゾーン統計をテーブルに出力 (Zonal Statistics as Table)] - 周期的な数量 (度単位のコンパスの方向、時刻、実数の小数部分など) を計算する円周統計がサポートされるようになりました。 以下の統計の種類で円周統計の計算がサポートされました。[平均][最頻値][最少頻値][標準偏差][種類]

ArcGIS Pro での適合性モデラーの使用 (ArcGIS Enterprise から利用可能)

ArcGIS Pro から、ArcGIS Image ServerRaster Analytics 用に構成された ArcGIS Enterprise ポータルにサイン インすると、ArcGIS Pro をクライアントとして使用して適合性モデラーにアクセスできます。 モデルを ArcGIS Enterprise ポータルで実行するため、ArcGIS Pro から共有できます。 これにより、分散処理を使用して、より大きなデータセットを効率的に処理することができます。

ArcGIS Pro でのラスター関数の使用 (ArcGIS Enterprise から利用可能)

ArcGIS Pro から、ArcGIS Image ServerRaster Analytics 用に構成された ArcGIS Enterprise ポータルにサイン インすると、新しいラスター関数のほか、一部の既存の関数に新たに追加された機能にアクセスできます。

次の新しいラスター関数が追加されています。

  • サーフェス パラメーター - 測地線メソッドを使用して、傾斜方向、傾斜角、複数タイプの曲率などのサーフェス ラスターのパラメーターを決定します。

既存の関数では、次のような更新が行われました。

  • セル統計 - [最頻値] および [最少頻値] の統計で、同一頻度の値が複数ある場合、最も小さい値が返されるようになりました。
  • フォーカル統計 - [ウェイト] 近傍で、[平均] および [標準偏差] 統計のアルゴリズムが更新されました。 [最頻値] および [最少頻値] の統計で、同一頻度の値が複数ある場合の結果が改善されました。
  • ゾーン統計 - 周期的な数量 (度単位のコンパスの方向、時刻、実数の小数部分など) を計算する円周統計がサポートされるようになりました。 以下の統計の種類で円周統計の計算がサポートされました。[平均][最頻値][最少頻値][標準偏差][種類]

ArcGIS REST API でのラスター解析タスクの使用

新しいラスター解析タスクを次に示します。

  • DeriveContinuousFlow - 入力サーフェス ラスターから各セルへの累積流量のラスターを生成し、事前にシンクや窪地を平滑化する必要はありません。
  • SurfaceParameters - さまざまなタイプの曲率、傾斜角、傾斜方向などのサーフェス ラスターのパラメーターを決定します。

次のラスター解析タスクが改善されています。

  • SummarizeRasterWithin および ZonalStatisticsAsTable - 周期的な数量 (度単位のコンパスの方向、時刻、実数の小数部分など) を計算する円周統計がサポートされるようになりました。 以下の統計の種類で円周統計の計算がサポートされました。MEANMAJORITYMINORITYSTDVARIETY