ArcGIS Image Server 11.5 には、更新、機能強化、新しいツール、機能改善が含まれています。
11.4 以前のリリースから ArcGIS Image Server 11.5 にアップグレードする場合は、ソフトウェアを再認証する必要があります。 My Esri から新しいライセンス ファイルを入手できます。
画像コンテンツ管理
- Map Viewer で URL を使用して、OGC (Open Geospatial Consortium) WCS (Web カバレッジ サービス) レイヤーをマップに追加できるようになりました。
Map Viewer
次のサブセクションでは、Map Viewer に対する画像表示とラスター解析の更新について説明します。
- ラスター解析で、地理座標系変換環境設定が利用可能になりました。
- イメージ レイヤーまたは WCS イメージ レイヤーを選択し、そのソース解像度にズームできるようになりました。 このオプションでは、ラスター データが最適な解像度で表示されるように表示縮尺が設定されます。
- ポップアップを構成しているときに、多次元イメージ レイヤーの変数とディメンション情報にアクセスできるようになりました。 この情報には、変数名と時間や深さなどのディメンションが含まれています。
ラスター解析
ラスター解析とラスター関数の更新について、以下で説明します。
ラスター解析ツール
次のラスター解析ツールが新しく追加されました。
- クロス集計 - 2 つのデータセット間のクロス集計をして、結果をテーブルとして出力します。
- ゾーンのジオメトリをテーブルに出力 - データセット内の各ゾーンのジオメトリ計測値を計算し、結果をテーブルとして出力します。
次のラスター解析ツールが改善されています。
- 距離累積および距離アロケーション - [入力垂直方向ラスター] または [入力水平方向ラスター] パラメーターを使用したとき、これらのツールのパフォーマンスが向上しました。
- 距離累積、距離アロケーション、最適リージョン接続 - これらのツールは、複数台のコンピューターで分散コンピューティングを実行する際にラスター解析ツールの一時的な場所を構成することによるメリットを得られるようになりました。
ラスター関数
次のラスター関数が強化されています。
ArcGIS REST API
ArcGIS REST API に次の更新が行われました。
ラスター解析タスク
地理座標系変換の環境が、出力空間参照を優先するすべてのラスター解析タスクに追加されました。
新しい Geomorphon Landforms タスクは、テレインを一般的な地形タイプに分類します。
次のラスター解析タスクが改善されています。
- DistanceAccumulation および DistanceAllocation - inputVerticalRaster または inputHorizontalRaster パラメーターを使用したとき、これらのツールのパフォーマンスが向上しました。
- DistanceAccumulation、DistanceAllocation、OptimalRegionConnections - これらのツールは、複数台のコンピューターで分散コンピューティングを実行する際にラスター解析ツールの一時的な場所を構成することによるメリットを得られるようになりました。