ArcGIS Image Server 11.4 には、更新、機能強化、新しいツール、機能改善が含まれています。
11.3 以前のリリースから ArcGIS Image Server 11.4 にアップグレードする場合は、ソフトウェアを再認証する必要があります。 My Esri から新しいライセンス ファイルを入手できます。
画像コンテンツ管理
- 組織のイメージ レイヤーに関する追加情報を提供するため、イメージ タイプ属性 が組織の [コンテンツ] ページに追加されました。
Map Viewer
Map Viewer で利用できる画像表示とラスター解析に関する更新については、次のセクションをご参照ください。
ラスター解析
ラスター解析ツール
次のラスター解析ツールが改善されています。
- 距離累積、距離アロケーション - [鉛直方向ファクター] パラメーターに 2 つの新しいオプションが追加されました: [ハイキング時間] および [双方向ハイキング時間]。 [距離の方法] パラメーターの値が [測地線] であるか、[鉛直方向ファクター] または [水平方向ファクター] パラメーターが設定されている場合のこれらのツールのパフォーマンスも向上しています。
- 距離累積、距離アロケーション、最適パス (ライン)、および最適パス (ラスター) - 距離解析で、円筒図法または出力地理座標系、および [測地線] 法を使用する場合に、グローバル範囲の投影のエッジを適切に処理できるようになりました。
- 距離累積、距離アロケーション、最適領域接続 - 負またはゼロのコスト ラスター値は無効ですが、小さな正の値として処理されるようになりました。以前は NoData として処理されていました。
- ゾーン統計 - [統計の種類] パラメーターに 4 つの新しいオプションが追加されました: [最頻値の数]、[最頻値の割合]、[最少頻値の数]、[最少頻値の割合]。
- ゾーン統計をテーブルに出力 - [統計の種類] パラメーターに 6 つの新しいオプションが追加されました: [最頻値の数]、[最頻値の割合]、[最頻値、数、割合]、[最少頻値の数]、[最少頻値の割合]、[最少頻値、数、割合]。
ラスター関数
ラスター関数を Map Viewer で使用できるようになりました。
ラスター関数テンプレート
ラスター関数エディターは、Map Viewer の [解析] ウィンドウからアクセスでき、ラスター関数テンプレートの作成や変更を行う [ラスター関数エディター] を使用できます。 以前は、ラスター関数タブの下部から新しいラスター関数テンプレートを開くことができました。 [ラスター関数テンプレート] タブから直接 [ラスター関数エディター] にアクセスできるようになりました。このエディターで、解析用のラスター関数テンプレートを作成、編集、管理します。
ラスター解析環境
ラスター関数では、次の 2 つの新しい環境設定を使用できます。
- 失敗時の再試行回数 - 特定のジョブを処理する際に障害が発生したときに、同じワーカー プロセスを試行する回数を指定します。
- 処理ワーカーのリサイクル間隔 - 実行時間の長いプロセスの障害を防ぐために、ワーカー プロセスを再開するまでに、画像セクションをいくつ処理するかを指定します。
ArcGIS REST API
ArcGIS REST API に対し、次の更新が行われました。
ラスター解析タスク
地理座標系変換の環境が、出力空間参照を優先するすべてのラスター解析タスクに追加されました。
次のラスター解析タスクが改善されています。
- DistanceAccumulation、DistanceAllocation、OptimalPathAsLine、および OptimalPathAsRaster - 距離解析で、円筒図法または出力地理座標系、および測地線法を使用する場合に、グローバル範囲の投影のエッジを適切に処理できるようになりました。
- DistanceAccumulation、DistanceAllocation、および OptimalRegionConnections - 負またはゼロのコスト ラスター値は無効ですが、小さな正の値として処理されるようになりました。以前は NoData として処理されていました。