ArcGIS Image Server 11.3 には、更新、機能強化、新しいツール、機能改善が含まれています。
11.2 以前のリリースから ArcGIS Image Server 11.3 にアップグレードする場合は、ソフトウェアを再認証する必要があります。 My Esri から新しいライセンス ファイルを入手できます。
画像コンテンツ管理
- Deep Learning Studio のクラウド ストレージ サポートが継続的に強化されました。
Map Viewer
Map Viewer で利用できる画像表示とラスター解析に関する更新については、次のセクションをご参照ください。
ラスター解析
ラスター解析ツール
Map Viewer に次のラスター解析ツールが追加されました。
- 河川をラインとして生成 - 入力サーフェス ラスターから、事前にシンクや窪地を平滑化せずに河川ライン フィーチャを生成します。 くぼ地の特定の位置を指定することができます。 最適な累積閾値を指定できます。
- 河川をラスターとして生成 - 入力サーフェス ラスターから、事前にシンクや窪地を平滑化せずに河川ラスターを生成します。 くぼ地の特定の位置を指定することができます。 最適な累積閾値を指定できます。
- ディープ ラーニングを使用して変化を検出 - ディープ ラーニング モデルを使用して、2 つのラスター レイヤー間の変化を検出します。
- 領域の特定 - 入力ラスター内の領域の中から、指定したサイズ要件と空間的制限を満たしている最適な領域を特定します。
- 多次元主成分分析 - 多次元イメージ レイヤーをデータの分散を説明する少数の成分に変換して、空間パターンと時間パターンを簡単に特定できるようにします。
- ニブル - マスクに対応するラスターのセル値を最近傍セル値で置換します。
- 河川リンク ラスターの作成 - ラスターの線形ネットワークの交差部分に一意の値を割り当てます。
次のラスター解析ツールが改善されています。
- 測地線可視領域 - 鉛直誤差と屈折係数の 2 つの新しい可視領域設定パラメーターと、方位角始点、方位角終点、仰角、俯角の 4 つの新しい観測点パラメーターが追加されました。
- サーフェス パラメーター - 新しい入力解析マスク ラスターまたはフィーチャ パラメーターが追加されました。これは、入力サーフェス ラスター内の特定の対象位置に解析を制限します。
イメージ レイヤー
Map Viewer Classic
Map Viewer Classic で利用できる画像表示とラスター解析に関する更新については、次のセクションをご参照ください。
ラスター解析
ラスター関数
次のラスター関数が強化されました。
- ゾーン統計 - [統計の種類] パラメーターに 4 つの新しいオプション (最頻値の数、最頻値の割合、最少頻値の数、最少頻値の割合) が追加されました。
ArcGIS REST API
ArcGIS REST API に対し、次の更新が行われました。
ラスター解析タスク
新しいラスター解析タスクを次に示します。
- GeodesicViewshed - 測地線による方法を使用して、一連の観測フィーチャから見通せるラスター サーフェスの位置を決定します。
- TabulateArea - 2 つのデータセット間のクロス集計をして、テーブルを出力します。
- ZonalGeometryAsTable - データセット内の各ゾーンに対して、ジオメトリ計測値 (面積、境界、厚さ、楕円の特性) を計算し、結果をテーブルとしてレポートします。
- ZonalStatistics - 別のデータセットのゾーン内に含まれるラスターの値を集計します。
次のラスター解析タスクが改善されています。
- DistanceAccumulation - 2 つの新しい垂直方向ファクター オプション (HIKING_TIME と BIDIR_HIKING_TIME) が追加されました。 測地線メソッド、垂直または水平パラメーターを使用する際のパフォーマンスが改善されました。
- DistanceAllocation - 2 つの新しい垂直方向ファクター オプション (HIKING_TIME と BIDIR_HIKING_TIME) が追加されました。 測地線メソッド、垂直または水平パラメーターを使用する際のパフォーマンスが改善されました。
- SummarizeRasterWithin - 4 つの新しい statisticType オプション (MAJORITY_COUNT、MAJORITY_PERCENT、MINORITY_COUNT、MINORITY_PERCENT) が追加されました。
- ZonalStatisticsAsTable - 6 つの新しい statisticType オプション (MAJORITY_COUNT、MAJORITY_PERCENT、MINORITY_COUNT、MINORITY_PERCENT、MAJORITY_VALUE_COUNT_PERCENT、MINORITY_VALUE_COUNT_PERCENT) が追加されました。
ArcGIS API for Python
arcgis.raster モジュールとサブモジュールの更新については、リリース ノート 2.2.0 および 2.3.0 をご参照ください。