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Knowledge Studio プロジェクトの検索

グローバル検索では、ArcGIS Knowledge Studio プロジェクト全体、またはプロジェクトが参照しているナレッジ グラフ内のデータを検索できます。 検索結果で返されたエンティティおよびリレーションシップを、プレビュー、選択、および新規または既存のコンテンツ アイテムに追加することができます。 検索結果リストからコンテンツ アイテムを直接開くことができます。

次の図はグローバル検索エリアを示します。以下で説明します。 図内の番号は説明に対応しています。

グローバル検索ダイアグラム

  1. 検索バー - 検索語句の範囲を変更します。 デフォルトでは、プロジェクト全体とナレッジ グラフ内のエンティティが検索されます。
  2. 検索結果ウィンドウ - 検索語句を含むコンテンツ アイテムまたはナレッジ グラフ レコードが表示されます。 レコードを選択してコンテンツ アイテムに追加したり、結果リストからコンテンツ アイテムを直接開いたりできます。
  3. レコード プレビュー ウィンドウ - 検索結果ウィンドウから指定したレコードのプロパティが表示されます。

プロジェクトの検索

検索結果には、検索語句を含むマップ、リンク チャート、データ カード、およびナレッジ グラフ内のエンティティおよびリレーションシップが含まれます。

  1. タイトル バーの [検索] グローバル検索 をクリックし、テキスト ボックスに検索語句を入力します。
  2. Enter キーを押して検索を開始します。
  3. 必要に応じて、検索バーの [データ] をクリックすると、ナレッジ グラフ内のデータのみに検索範囲を限定できます。

結果のフィルター

検索結果は、コンテンツ アイテムおよびレコード タイプでフィルター処理できます。

  1. 検索結果ウィンドウの [結果フィルター] フィルター をクリックします。
  2. 1 つ以上のフィルター オプションを選択して、検索結果をフィルター処理します。

    選択したフィルターは、検索結果ウィンドウの上部に表示されます。

  3. フィルター オプションの右側にある [閉じる] 閉じる をクリックすると、フィルター オプションが削除されます。

コンテンツ アイテムを開く

検索語句を含むコンテンツ アイテムをクリックすると、検索結果ウィンドウから直接開くことができます。

注意:

最大 13 個のコンテンツ アイテムを同時に開くことができます。 この上限に達していない場合、選択したコンテンツ アイテムが自動的に開きます。

コンテンツ アイテムへのレコードの追加

エンティティおよびリレーションシップの結果は、新規または既存のコンテンツ アイテムに追加できます。 エンティティまたはリレーションシップの結果のプロパティをプレビューすることもできます。

  1. レコードの横にあるチェックボックスをオンにして、レコードを選択します。
  2. 必要に応じて、レコードをクリックしてプロパティをプレビューします。
  3. 検索結果ウィンドウの上部にある [追加] 追加 をクリックします。
  4. 適切なオプションを選択します。
    • [リンク チャート] リンク チャート - プロジェクトにリンク チャートを作成します。
    • [テンプレートからのリンク チャート] テンプレートからの新しいリンク チャート - 既存のリンク チャートをテンプレートとして使用し、プロジェクトにリンク チャートを作成します。

      新しいリンク チャートのコンテンツは通常、エネルギー方向レイアウトを使用して配置され、エンティティとリレーションシップはデフォルトのシンボルを使用して視覚化されます。 しかし、カスタム シンボル、ラベル、ポップアップなどを含むリンク チャートをインポートした場合は、それをテンプレートとして使用できます。 新しいリンク チャート レイヤーも既存のリンク チャートと同じカスタム レイヤー定義を使用し、エンティティとリレーションシップを視覚化します。

    • [マップ] マップ - プロジェクトにマップを作成します。
    • [テンプレートからのマップ] テンプレートからの新しいマップ - 既存のマップをテンプレートとして使用し、プロジェクトにマップを作成します。

      新しいマップはデフォルトのシンボルを使用してエンティティを視覚化します。 しかし、カスタム シンボル、ラベル、ポップアップなどを含むマップをインポートした場合は、それをテンプレートとして使用できます。 新しいナレッジ グラフ レイヤーは既存のマップのナレッジ グラフ レイヤーと同じカスタム レイヤー定義を使用し、エンティティを視覚化します。

    • [データ カード] データ カード - プロジェクトにデータ カードを作成します。 このオプションは、レコードが 1 つだけ選択されている場合に使用できます。
    • レコードを追加する既存のコンテンツ アイテムの名前をクリックします。

新しいコンテンツ アイテムが [調査コンテンツ] ウィンドウに表示されます。

ナレッジ グラフの検索

検索結果をナレッジ グラフ内のデータのみに限定できます。

  1. タイトル バーの [検索] グローバル検索 をクリックし、テキスト ボックスに検索語句を入力します。
  2. 検索バーの [データ] をクリックすると、ナレッジ グラフ内のデータのみに検索範囲を限定できます。
  3. 必要に応じて、検索バーの [範囲フィルター] をクリックすると、検索範囲を変更できます。

    エンティティのみを検索するのではなく、リレーションシップのみ、またはエンティティとリレーションシップの両方を検索することもできます。 これらのオプションは、ナレッジ グラフから返されたレコードのみをフィルター処理します。

    スコープ説明

    エンティティ

    ナレッジ グラフの検索インデックスに含まれるすべてのエンティティ タイプのプロパティと検索条件を比較します。

    リレーションシップ

    ナレッジ グラフの検索インデックスに含まれるすべてのリレーションシップ タイプのプロパティと検索条件を比較します。

    エンティティおよびリレーションシップ

    ナレッジ グラフの検索インデックスに含まれるすべてのエンティティ タイプとすべてのリレーションシップ タイプのプロパティと検索条件を比較します。 この範囲は、一部のナレッジ グラフで使用できない可能性があります。

  4. Enter キーを押して検索を開始します。

各ナレッジ グラフには Lucene インデックスが含まれています。 エンティティおよびリレーションシップ プロパティ フィールドは、Text データ タイプまたは GUID (Globally Unique Identifier) データ タイプであれば、検索インデックスに追加できます。 これにより、これらのプロパティに保存されているコンテンツを使用してエンティティとリレーションシップを検索できます。

キーワードによるエンティティの検索

ナレッジ グラフを検索する場合、デフォルトでは、すべてのエンティティ タイプのインデックス付きプロパティを使用して、ユーザーが設定した条件が評価されます。 検索結果には、検索で見つかったエンティティ、そのエンティティ タイプ、そのテキストが検索条件を満たしている個々のプロパティが表示されます。

検索構文

一般的に、ナレッジ グラフ内のエンティティとリレーションシップの検索には、ポータルの高度な検索と同じ検索構文を使用できます。 以下を考えてみます。

  • 特定の単語または文字で開始/終了する単語を照合するには、検索の先頭または末尾にアスタリスク (「*」) を追加します。 たとえば、「drive*」を検索すると、driver、drives、および drive を含むプロパティのレコードが返されます。
  • 単語を追加することで、検索結果を絞り込むことができます。 「drive truck」のように 2 つの単語を入力すると、テキスト プロパティに drive と truck という単語が両方含まれているグラフ アイテムが検索されます。
  • 2 つの単語で検索する場合、ブール型演算子 OR を追加すると、2 つのうちいずれかの単語がテキスト プロパティに含まれているグラフ アイテムを検索できます (例: 「drive OR truck」)。
  • テキスト プロパティに特定の語句が含まれるグラフ アイテムを検索するには、適切な複数の単語を引用符で囲む必要があります (例: 「"drive a truck"」)。
  • note:truck 構文を使用すると、メモ プロパティに「truck」という単語を含むエンティティおよびリレーションシップを検索できます。 同様に、note:"drive a truck" 構文を使用すると、「drive a truck」という語句を含むグラフ アイテムを検索できます。

GUID データ タイプのユーザー定義のプロパティはデフォルトでインデックスが構築され、検索可能になりますが、システム定義の globalid プロパティはそうなりません。 このプロパティの値はインデックスが構築されますが、特定のフィールド (たとえば、「globalid:9612603C-D3A5-49B6-8631-B8A79234BC49」) を検索して、その globalid 値で見つけることができるのはグラフ アイテムのみです。 GUID 値は調査の詳細パネルでは、「{9612603C-D3A5-49B6-8631-B8A79234BC49}」のように、中括弧に囲まれて表示されます。 引用符内に中括弧で囲まれた GUID を使用してグラフ アイテムを検索できます。たとえば、「globalid:"{9612603C-D3A5-49B6-8631-B8A79234BC49}"」のようになります。

標準のLucene 検索構文を使用して、その他多くの高度な検索を行うことができます。

検索できる内容

ナレッジ グラフ内で検索できる内容は、ナレッジ グラフの作成方法によって異なります。 各ナレッジ グラフには Lucene インデックスが含まれ、エンティティ タイプおよびリレーションシップ タイプ プロパティを追加できます。

ArcGIS Pro で作成されたナレッジ グラフ

ArcGIS Pro で作成されたナレッジ グラフでは、デフォルトで、エンティティ タイプとリレーションシップ タイプのすべてのプロパティは、Text データ タイプまたは GUID データ タイプであれば、インデックス構築されます。

ArcGIS API for Python で作成されたナレッジ グラフ

デフォルトでは、ArcGIS API for Python で作成されたナレッジ グラフには、GUID データ タイプのフィールドに対する検索インデックスのみが含まれます。 Text データ タイプのフィールドの検索インデックスは、ナレッジ グラフを作成した後に別途作成する必要があります。 ナレッジ グラフ内に検索インデックスが作成されていない場合、Knowledge Studio 内のグローバル検索はナレッジ グラフからの結果を返しません。

ArcGIS REST API で作成されたナレッジ グラフ

デフォルトでは、ArcGIS REST API で作成されたナレッジ グラフには、GUID データ タイプのフィールドに対する検索インデックスのみが含まれます。 Text データ タイプのフィールドの検索インデックスは、ナレッジ グラフを作成した後に別途作成する必要があります。 ナレッジ グラフ内に検索インデックスが作成されていない場合、Knowledge Studio 内のグローバル検索はナレッジ グラフからの結果を返しません。