ArcGIS Mission を ArcGIS Enterprise 11.1 で使用できます。ArcGIS Mission は、地理空間コミュニケーションと状況認識に向けたアプリであり、マネージャー、アナリスト、および応答者に包括的なオペレーティング環境の状況を示して、チーム メンバー間での活動と通信の調整を支援します。 ArcGIS Mission には、Manager、Responder、Server という 3 つのコンポーネントがあります。
ArcGIS Mission Manager Web アプリで、ミッションを構築し、編成します。 ArcGIS Mission Responder を使用すると、モバイル アプリを通じてミッションに取り組むことができます。ArcGIS Mission Server は、Manager と Responder をリンクする ArcGIS Enterprise サーバーです。 詳細については、「ArcGIS Mission とは」をご参照ください。
ArcGIS Mission Manager
- ミッション削除の拡張機能 - ミッション所有者は、データ保持が必要な場合に、ミッション全体またはその一部を削除できるようになりました。
- ミッション レポートの拡張機能 - レポート フィールドの新たな選択肢が追加され、フィールドのデフォルト値の設定、文字制限の調整が可能になったため、ミッション レポートの機能性が向上しました。
- レポートの編集 - 公開されたミッション レポートでは、エラー修正、シンボル変更、フォームへのフィールド追加など、編集が可能になりました。
- ミッション マップの機能拡張 - ネイティブのミッション レイヤーに対するフィーチャ ラベリングやスタイル設定の強化など、ミッション マップの機能が拡張しました。
- ユーザー情報の拡張 - Mission 自己紹介カードの導入により、ミッション参加者のバックグラウンドが拡張され、その人物との円滑なコミュニケーション手段が提供されるようになりました。
- ArcGIS QuickCapture の統合 - ArcGIS QuickCapture プロジェクトを任意のミッションに組み込むことができます。
ArcGIS Mission Responder
- ランドスケープ モード - ランドスケープ モードが提供されるようになったため、より大きなマップを表示できるようになりました。
- ミッション マップの拡張機能 - ArcGIS Mission Responder でのミッション マップの利用方法が刷新され、Mission クライアント アプリケーション全体でカスタム シンボルと一貫的なビジョンがサポートされるようになりました。
- メンバーの自己紹介カード - 新しいメンバーの詳細画面では、メンバーのコールサイン、電話番号などの情報が追加され、対応者のアプリケーションから直接呼び出せるようになりました。
- ArcGIS QuickCapture の統合 - Responder は ArcGIS QuickCapture プロジェクトに直接アクセスできるようになりました。
- レポートの拡張機能 - レポート提出ワークフローの UI 見直しに加え、新しいボタン フィールド レポートが追加されました。
ArcGIS Mission Server
- Web 層認証 - ユーザーはシングル サイン オン機能に加え、ミッションへの安全で簡単なアクセスを可能にする信頼できる証明書を使用できるようになりました。
- ミッション ログ - ミッション内のすべての重要アクションに対し、ログが作成されます。 これらのログは、ミッション メンバーやミッション チームが実施したアクションに関する情報と、ミッションに関する重要情報を記録します。
- ミッションの削除 - マネージャー インターフェイスに加え、ミッション データのバックエンド管理を可能にする API も使用できます。
- レポートの編集 - レポート編集インターフェイスに加え、レポートのカスタマイズを可能にする API も使用できます。