ArcGIS Notebook Server のインストールが完了したら、ポストインストール ユーティリティを実行して必要な Docker コンポーネントを設定します。 ArcGIS Notebook Server をインストールしたコンピューターごとに、これらの手順を実行します。
Docker グループへの OS アカウントの追加
OS のユーザー アカウント (または ArcGIS Notebook Server のインストールに使うアカウント) を docker という Unix グループに追加します。 詳細な手順については、Docker のドキュメントをご参照ください。
ポストインストール ユーティリティの実行
ArcGIS Notebook Server にはソフトウェアのインストール後に実行するポストインストール ユーティリティがあります。 このユーティリティによって、My Esri からダウンロードしたノートブック用の Docker コンテナー イメージがインストールされます。
ArcGIS Notebook Server サイトを作成する前に以下の手順を実行してユーティリティを実行します。
- ArcGIS Notebook Server インストール アカウントを使ってターミナルを開きます。
- ディレクトリを ArcGIS Notebook Server ツール フォルダーに変更します。 デフォルトではこのパスは ${HOME}/arcgis/notebookserver/tools/postInstallUtility になります。
- 必要に応じて、ユーティリティのヘルプを参照するために次のコマンドを実行します: > ./PostInstallUtility.sh -h
- ArcGIS Notebook Server では Docker Engine をコンピューターにインストールする必要があります。 次のコマンドを実行してコンピューターで Docker がアクティブになっているかを確認します: > ./PostInstallUtility.sh -d
- Docker がインストールされていない場合はインストールします。
- Docker イメージのファイル パスを指定してインストールします。 イメージは .tar.gz 形式で圧縮しておく必要があります。 Advanced ライセンスがある場合は、コマンドを 2 回実行して My Esri からダウンロードした Standard と Advanced 両方のコンテナー イメージをインストールします。> ./PostInstallUtility.sh -l <path of .tar.gz Docker image>
メモ:
必ず両方のコンテナー イメージをインストールしてください。 Advanced ライセンスがある場合でも、ユーザーは Standard ランタイムを使用する必要がある場合があります。