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ノートブックの実行の自動化

10.8.1 以降、ノートブック作成者は、将来の特定の時間に一度もしくは定期的に自動実行するよう ArcGIS Notebooks をスケジュール設定することができます。[タスク] を作成してノートブックのスケジュールを設定すると、日常的なワークフローを自動化し、ピーク以外の利用時間中に多くのデータを扱うプロセスを実行して、データセットを定期的に更新できます。たとえば、次のような処理を実行するノートブックをスケジュール設定できます。

  • 毎月更新されるオンライン ソースからデータをインポートし、データを自動的に削除して必要な変換を適用し、データをワークスペースに移動する。
  • コンピューターのリソースが使用されていない夜間に、多くの処理能力を必要とするビッグ データ解析ワークフローを実行する。
  • 過去 1 週間にポータルでアカウントを作成したユーザーを管理し、リストをメールで送信する。

管理者は、ArcGIS Notebook Server Manager の [タスク] ページを使用して、詳細を表示し、サイト内で現在アクティブになっている各ノートブック タスクを編集、一時停止/再開、削除することができます。

管理者は ArcGIS Notebook Server Administrator Directory の [ノートブックの実行] 操作を使用して、ユーザーが操作することなく実行するようノートブックを自動化することもできます。この操作によりノートブックはすぐに実行されますが、操作のスクリプトを作成することで、未来の時間または定期的にノートブックが実行されるよう、自動実行をスケジュール設定できます。cron ジョブを使用して、未来の時間または定期的に実行操作が行われるようにスケジュール設定できます。

注意:

ノートブック エディターでタスクを使用してノートブックのスケジュールを設定する機能は、10.8.1 で導入されました。10.8 リリースでは、ノートブックをリモートで実行する場合、必ず管理用の [ノートブックの実行] エンドポイント経由で行う必要があります。

ArcGIS Notebook Server は新しいコンテナーを開き、ノートブック全体を実行することで、自動実行を実現します。実行したノートブックは、完了後にノートブックのポータル アイテムとして保存することもできます。また、ユーザーは新しいセルでノートブックに追加するパラメーターを指定し、必要に応じてそのセルをノートブックに保存することもできます。

注意:

自動実行を使用するには、ノートブックが 10.8 または 10.8.1 ランタイムを使用している必要があります。

操作を始めるには、Administrator Directory リファレンス ガイドの「ノートブックの実行」トピックをご参照ください。