ArcGIS Enterprise 11.0 で採用された ArcGIS Notebook Server では、コード スニペットと呼ばれる再利用可能な記述済みのコードの一部を参照し、ノートブックに挿入できます。
コード スニペットの挿入
[コード スニペット] ウィンドウを使用し、次の手順に従ってコード スニペットを挿入します。
- ノートブック エディターの上部のリボンで、[コード スニペット] をクリックします。
- 挿入するコード スニペットの名前をクリックすると、コードのプレビューを表示できます。
- 挿入するコード スニペットを見つけたら、コード スニペット ウィンドウの [追加] ボタン か、コード プレビュー ウィンドウの [ノートブックに追加] ボタンをクリックし、コード スニペットを新しいセルとしてノートブックに挿入します。
次に、ノートブックに追加したコード スニペットの例を示します。
# curated code snippet inserted from the Code snippets pane
from arcgis.gis import GIS
def check_org_credits_agol(gis: GIS):
if "admin" in gis.__dict__:
credits = gis.admin.credits.credits
print(f"This ArcGIS Online organization has {credits} credits.")
else:
print("Please connect to the ArcGIS Online organization as an administrator to check credits.")
# create a GIS instance to pass to the code snippet function
gis_agol = GIS("https://www.arcgis.com/", "<admin_username>")
# call the code snippet function with your GIS instance
check_org_credits_agol(gis_agol)
Esri コード スニペット
使用可能なすべてのコード スニペットは、Esri によって管理されています。 これらの管理コード スニペットを使用すると、一般的な GIS ワークフローをノートブックに実装できます。 コード スニペットは Python 関数として記述され、ノートブックに挿入し、ノートブックから呼び出すことができます。 コード スニペットは、ノートブックに追加した後に編集できます。
注意:
11.0 では、管理コード スニペットの名前と説明は、英語のみで提供されています。
ノートブックに挿入できるコード スニペットには、次のようなものがあります。
- GIS 管理 - 一般的な GIS 管理タスクを実行するコード スニペット
注意:
これらのコード スニペットの多くは、管理者としての接続が必要です。
- 使用可能なクレジット数の確認 (ArcGIS Online のみ)
- 特定のユーザーのクレジット数の確認 (ArcGIS Online のみ)
- レイヤー アイテムのベース サービスの URL を取得
- ポータル ログをクエリ検索して CSV として保存 (ArcGIS Enterprise のみ)
- ArcPy のポータルにサイン イン
- コンテンツ管理 - GIS のコンテンツと、ノートブックのワークスペース ディレクトリのファイルを管理するために使用されるコード スニペット。
- ワークスペース ディレクトリでジオデータベースをコピー
- 空のフィーチャクラスを含むファイル ジオデータベースを作成
- ワークスペース ディレクトリにフォルダーを作成
- ファイル アイテムをポータルからワークスペース ディレクトリにダウンロード
- データセットをリスト
- ファイルをリスト
- ワークスペース ディレクトリのファイル ジオデータベースを削除
- ワークスペース ディレクトリのフォルダーを削除
- ワークスペース ディレクトリにファイルを展開
- データ サイエンスと解析 - ArcGIS API for Python、ArcPy、およびその他の Python ライブラリを使用して、データ サイエンスと解析ワークフローに実装できるコード スニペット。
注意:
ArcPy を必要とするコード スニペットを実行するには、高度なノードブック ランタイムを使用します。 ノートブック ランタイムの詳細については、「ノートブックのランタイムの指定」をご参照ください。
- フィーチャクラスをフィーチャ レイヤーに変換
- フィーチャクラスを Spatially Enabled DataFrame に変換
- フィーチャ レイヤーを Spatially Enable DataFrame に変換
- Spatially Enabled DataFrame をフィーチャクラスに変換
- URL から画像を表示
- ワークスペース ディレクトリから画像を表示
- 欠損値の補間
- アイテム内のレイヤーをリスト
- Spatially Enable DataFrame をクラス閾値レンダラーでプロット
- Spatially Enable DataFrame (quickstart) をプロット
- Spatially Enable DataFrame をシンプル レンダラーでプロット
- Spatially Enable DataFrame を個別値レンダラーでプロット
- Spatially Enabled DataFrame をフィーチャ レイヤーとして公開