ArcGIS Notebook Server サイトを作成する場合は、構成ストアを格納するフォルダーを指定します。 構成ストアには、サイトに参加しているコンピューターに関する情報など、サイトの重要なプロパティがすべて入ります。 構成ストアはサイトの健全性のために極めて重要であり、ミッションクリティカルなアプリケーションをサポートしている場合は、冗長な格納場所に作成する必要があります。
注意:
構成ストアは、データの格納を目的としていません。 他のサイト固有のフォルダー (データの有無は問いません) は、別の場所に配置します。
構成ストアを専用のファイル サーバーに配置することで、切り離すことができます。 これは、アーキテクチャに十分な柔軟性を持たせて、ノートブックをいつでもオフラインにできるようにする必要がある一部のクラウド環境で役立ちます。
複数コンピューターのサイトでは、各コンピューターからアクセスできる共有場所に構成ストアを配置する必要があります。 サイトを 1 台のコンピューターから複数のコンピューターに拡張する場合、以下に説明するように、構成ストアに対して新しい共有場所を指定する必要があります。
注意:
構成ストアを配置するコンピューター上に ArcGIS Notebook Server アカウントがない場合は、ArcGIS Notebook Server のプライマリ コンピューターと同じユーザー名およびパスワードを使用して、コンピューター上にアカウントを作成する必要があります。
構成ストア用の新しい場所の指定
10.8 以降、ArcGIS Notebook Server Manager を使用して、構成ストアのパスの場所を変更できます。 この操作により、ArcGIS Notebook Server サイトが再起動されます。
- 管理者として ArcGIS Enterprise ポータルにサイン インし、ArcGIS Notebook Server Manager を開きます。
- [設定] ページを開き、[構成ストア] をクリックします。
- [構成ストアの場所] で、現在の場所のパスを新しい場所に置き換えます。 パスの文字列が有効であることを確認してください。ファイルの絶対パスまたは接続 URL を指定できます。
ArcGIS Notebook Server には、ディレクトリの読み取りアクセス権と書き込みアクセス権が必要です。
- フォルダーをローカル パスから共有パスに更新するだけの場合は、[いいえ] を選択します。
- 適切なディレクトリ タイプを選択します。
- [保存] をクリックして、編集を確定します。
サイトが再起動されます。
ArcGIS Notebook Server を再起動すると、構成ストアの名前と場所が更新され、新しいファイル パスの場所が [構成ストア] モジュールに表示されます。 [現在の構成を移動] を選択した場合、操作に時間がかかることがあります。