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ポータルでの ArcGIS Notebook Server の構成

ArcGIS Notebook Server をインストールした後、Docker を使用して構成し、サーバー サイトを作成して Web Adaptor をそのサイトに登録し、ArcGIS Enterprise ポータルを使用してそのサイトを構成することができます。 これを行うには、ポータルに Notebook Server サイトを追加し、サーバー ロールを構成します。

サーバー サイトの追加とサーバー ロールの構成

ArcGIS Notebook Server サイトをポータルに構成するには、次の手順に従います。 これによってユーザーは、ポータルでノートブックを作成して編集できるようになります。

  1. ワイルドカード セキュリティ証明書を使用する ArcGIS Notebook Server をフェデレートする場合、フェデレートする前に、ルート証明書をポータルにインポートします。

    ポータルにフェデレーション サーバーのワイルドカード証明書しかない場合、証明書の CNAME の検証、サービスの公開、または一部の操作の実行ができません。

  2. 管理者として Portal for ArcGIS Web サイトにサイン インし、[組織] > [設定] > [サーバー] の順に移動します。

    Web Adaptor の URL (https://webadaptorhost.domain.com/webadaptorname/home など) を介して Web サイトに接続する必要があります。 ポート 7443 では内部 URL を使用できません。

  3. [サーバー サイトの追加] をクリックします。
  4. 次の情報を入力します。
    • [サービス URL] - ArcGIS Notebook Server サイトにアクセスするときに外部ユーザーが使用する URL。 サイトに ArcGIS Web Adaptor がある場合は、この URL に ArcGIS Web Adaptor のアドレスが含まれます (例: https://webadaptorhost.domain.com/webadaptorname)。 ArcGIS Notebook Server を組織のリバース プロキシ サーバーに追加している場合、この URL はリバース プロキシ サーバーのアドレスになります (例: https://reverseproxy.domain.com/myorg)。 フェデレーション操作では、指定された [サービス URL] がサーバー サイトからアクセス可能であるかどうかを確認するために整合チェックを実行します。 整合チェックが失敗した場合、Portal for ArcGIS ログに警告が生成されます。 ただし、サービス URL にサーバー サイトからアクセスできないため (サーバー サイトがファイアウォールの内側にある場合など)、[サービス URL] が整合チェックされなかった場合、フェデレーションは失敗しません。
    • [管理 URL] - 内部ネットワークで管理操作を実行する場合に ArcGIS Server へのアクセスに使用する URL (例: https://notebookserver.domain.com:11443/arcgis)。
      注意:

      複数コンピューターのノートブック サーバー サイトの場合は、代わりにこのフィールドに Web Adaptor またはリバース プロキシの URL を使用します。 この作業が必要な理由は、[管理 URL] は、サーバーの 1 つが利用できないときでもポータルがサイト内のすべてのサーバーとの通信に使用できる URL でなければならないからです。

    • [ユーザー名] - ArcGIS Notebook Server をインストールするときに指定したプライマリ サイト管理者のアカウントの名前。
    • [パスワード] - プライマリ サイト管理者のアカウントのパスワード。
  5. [次へ] をクリックします。
  6. [サーバー ロールの構成] タブをクリックします。
  7. Notebook Server ロールをオンにします。
  8. [サーバー ロールの保存] をクリックします。

ポータルの上部のリボンに [ノートブック] タブが表示されるようになりました。 [ノートブック] タブをクリックすると、新しいノートブックが開きます。

使用するサンプル ノートブックの準備

ArcGIS Notebook Server サイトにはサンプル ノートブック ギャラリーが付属しています。 これらのサンプル ノートブックでは、データ サイエンス、空間解析、コンテンツ管理、GIS 管理などさまざまなワークフローが表示されます。

ギャラリーのサンプル ノートブックの多くはホスト フィーチャ レイヤーやポータル内のその他のアイテムを参照しているため、最初に公開する必要があります。 これを行うには、サンプル ノートブック [ノートブックのポータル アイテムの準備] を実行します。 このノートブックでは複数の CSV ファイル、圧縮済みシェープファイル、サービス定義ファイルが公開され、これらすべてが files_to_publish というディレクトリに保存されます。

ノートブックを実行するには次の手順に従います。

  1. ノートブックを作成する権限を持つユーザーとしてサイン インします。
  2. 組織のナビゲーション バーで、[ノートブック] をクリックします。

    Notebooks ホーム ページが開きます。

  3. [Esri サンプル ノートブック] タブをクリックします。
  4. ギャラリーでサンプル ノートブック [管理: ノートブックのポータル アイテムの準備] を見つけて開きます。
  5. サンプル ノートブックを実行します。
  6. ノートブック エディターで [セル] > [すべて実行] をクリックします。

    該当する場合は、どの ArcGIS Image Server サイトにノートブックの画像レイヤーを公開するかを選択するよう求められます。

  7. サンプル ノートブックによって作成されたサービスを組織または特定の ArcGIS Notebooks ユーザー グループと共有します。

ノートブックの実行が完了したら、ポータルのすべてのサンプル ノートブックを実行できます。

次に、ノートブック作成者のカスタム ロール (または複数のロール) を作成して必要な権限を付与します。