ArcGIS Notebook Server 11.4 には、新たな拡張機能、ツール、およびバグ修正が含まれています。 主要な新規開発機能について、以下に説明します。
11.4 の新機能
Jupyter Notebook 7 を含むノートブック ランタイム
最新のノートブック ランタイム (バージョン 11.0) には、組み込みコンテンツ ウィンドウ、ダーク モード、改善されたアクセシビリティなどの機能を備えた Jupyter Notebook 7 が含まれています。
ユーザー ワークスペースのファイルの管理
[ファイルの管理] オプションが、Notebooks ホーム ページの [管理] ドロップダウン メニューに追加されました。 このメニュー項目をクリックすると新しいウィンドウが開き、ノートブック ユーザー ワークスペースのコンテンツを操作および管理できるようになります。 この機能拡張には、次の主な利点があります。
- ノートブック作成者は、ノートブックを開かずに自分のユーザー ワークスペースのファイルとフォルダーを管理できます。
- 組織の管理者は、組織のノートブック作成者のユーザー ワークスペースを管理できます。
Windows 上の Docker Desktop を使用する ArcGIS Notebook Server についての廃止のお知らせ
バージョン 11.3 が、Windows 上の Docker Desktop をサポートする最後の ArcGIS Notebook Server バージョンになります。 Windows 上の Docker Desktop のサポートは今後のリリースで完全に削除されます。
現在、Windows 上の Docker Desktop を Notebook Server のコンテナー エンジンとして使用している場合は、バイナリからの Mirantis Container Runtime や Docker Engine (両方とも、Windows コンテナーを使用する Windows Server 2022 をサポートしている) などの代替のコンテナー エンジンに移行することをお勧めします。
注意:
この変更を行う場合は、Linux コンテナー ベースのノートブック ランタイムを Windows コンテナー ノートブック ランタイムに変更して、お使いのオペレーティング システムを Windows Server 2019 から Windows Server 2022 Standard または Datacenter にアップグレードする必要もあります。