Windows コンテナーを使用する ArcGIS Notebook Server は、Windows Server 2022 でのみサポートされています。 Windows Server 2019 に ArcGIS Notebook Server の以前のインストールがある場合、Windows コンテナーを使用する ArcGIS Notebook Server にアップグレードする前に、オペレーティング システムをアップグレードする必要があります。 または、Windows Server 2022 で ArcGIS Notebook Server の新規インストールを実行して、ArcGIS Enterprise 配置の Notebook Server として構成することもできます。
注意:
現在ノートブック サーバーが読み取り専用モードである場合、アップグレード プロセスを開始する前にモードをオフにします。
Windows Server 2022 での ArcGIS Notebook Server のアップグレード
Windows Server 2022 で ArcGIS Notebook Server をアップグレードするには、次の手順に従います。
- ArcGIS Enterprise デプロイメントをアップグレードします。
- ArcGIS Notebook Server のサンプル データをアンインストールします。
- セットアップ プログラムまたはコマンド ラインを使用して、ArcGIS Notebook Server をアップグレードします。
- サイトから ArcGIS Web Adaptor の以前のインスタンスを登録解除します。
- ArcGIS Web Adaptor をアンインストールします。
- ArcGIS Web Adaptor 11.3 の新しいインスタンスをインストールして、ArcGIS Notebook Server を使用するように構成します。
注意:
ArcGIS Web Adaptor の同じインスタンス名が維持されていることを確認します。 - Mirantis Container Runtime をバージョン 23.0 以降にアップグレードします。
- 最新の ArcGIS Notebook Server Windows コンテナー イメージをインストールします。
- セットアップ プログラムまたはサイレント インストーラーを使用して、ArcGIS Notebook Server のサンプル データをインストールして構成します。
- 既存のノートブック アイテムのランタイムを最新の ArcGIS Notebook Server ランタイムに更新します。
詳細については、「ノートブック ランタイムの変更」セクションをご参照ください。
注意:
ノートブックがカスタム ランタイムを実行している場合、Windows Notebook Server のカスタム ランタイムを再構築および再登録して、関連するノートブック アイテムのランタイム設定を更新する必要があります。
ランタイムに構成されているメモリ使用率と CPU 使用率の設定を更新します。
- 必要に応じて、以前のバージョンの ArcGIS Notebook Server ランタイム イメージを削除してディスク領域を解放できます。
注意:
既存のノートブックがすべて更新され、最新バージョンの ArcGIS Notebook Server ランタイム イメージを使用していることを確認してください。
- イメージをリストします。
docker images -a
- 以前のバージョンの ArcGIS Notebook Server ランタイム イメージに対応している IMAGE ID に注目してください。
- イメージを削除します。
docker image rm <IMAGE ID>
- イメージをリストします。
Windows Server 2022 の ArcGIS Notebook Server のアップグレードおよび Linux コンテナーから Windows コンテナーへの移行
Windows Server 2022 で以前のインストールから ArcGIS Notebook Server をアップグレードして、Linux コンテナーから Windows コンテナーに移行するには、次の手順を実行します。
- ArcGIS Enterprise デプロイメントをアップグレードします。
- ArcGIS Notebook Server のサンプル データをアンインストールします。
- セットアップ プログラムまたはコマンド ラインを使用して、ArcGIS Notebook Server をアップグレードします。
- サイトから ArcGIS Web Adaptor の以前のインスタンスを登録解除します。
- ArcGIS Web Adaptor をアンインストールします。
- ArcGIS Web Adaptor 11.3 の新しいインスタンスをインストールして、ArcGIS Notebook Server を使用するように構成します。
注意:
ArcGIS Web Adaptor の同じインスタンス名が維持されていることを確認します。 - ノートブック サーバーの管理者ディレクトリに管理者ユーザーとしてサイン インして、useWindowsContainers プロパティを true に更新します。
注意:
ノートブック サーバーが再起動します。 - ノートブック サーバーが再起動し、管理者サイト ディレクトリにアクセス可能になったら、管理者ユーザーとしてサイン インします。
- [ノートブック] > [ランタイム] の順にクリックします。
- [初期状態のランタイムの復元] を実行します。
Windows コンテナー ベースのノートブック ランタイム イメージを使用するように Esri ノートブック ランタイムが更新されます。
- Docker Desktop をアンインストールします。
- Mirantis Container Runtime をインストールします。
- 最新の ArcGIS Notebook Server Windows コンテナー イメージをインストールします。
注意:
サイトに複数のコンピューターがある場合、サイト内のコンピューターごとに手順 3 と手順 11 ~ 13 を繰り返します。 - セットアップ プログラムまたはサイレント インストーラーを使用して、ArcGIS Notebook Server のサンプル データをインストールして構成します。
- 既存のノートブック アイテムのランタイムを最新の ArcGIS Notebook Server ランタイムに更新します。
詳細については、「ノートブック ランタイムの変更」セクションをご参照ください。
注意:
ノートブックがカスタム ランタイムを使用している場合、Windows ノートブック サーバーのカスタム ランタイムを再構築および再登録して、関連するノートブック アイテムのランタイム設定を更新する必要があります。
- ランタイムに構成されているメモリ使用率と CPU 使用率の設定を更新します。
Linux コンテナーを使用する Windows Server 2019 の ArcGIS Notebook Server から Windows コンテナーを使用する Windows Server 2022 の ArcGIS Notebook Server へのアップグレード
Windows Server 2019 の Linux コンテナーを使用する以前のインストールから、Windows Server 2022 で Windows コンテナーを使用する ArcGIS Notebook Server を配置した ArcGIS Enterprise にアップグレードするには、次の手順を実行します。
- 次のサブステップを実行して、ArcGIS Notebook Server を ArcGIS Enterprise から削除します。
- 組織の管理者として ArcGIS Portal Directory の管理者の場所にサイン インします。
注意:
URL は https://webadaptorhost.domain.com/arcgis/portaladmin です。ここで、arcgis はポータルに登録されている ArcGIS Web Adaptor の名前です。 - [Federation] > [Servers] の順にクリックします。
- フェデレーションを解除するノートブック サーバーを選択します。
- [Unfederate] をクリックします。
- 組織の管理者として ArcGIS Portal Directory の管理者の場所にサイン インします。
- ArcGIS Enterprise デプロイメントをアップグレードします。
- 新しいノートブック サーバー コンピューターで、必須ソフトウェアを設定します。
- Windows Server コンテナーを使用する ArcGIS Notebook Server 11.3 をインストールします。
- インストール後に ArcGIS Notebook Server を構成します。
- サイトを作成します。
- セットアップ プログラムまたはサイレント インストーラーを使用して、ArcGIS Notebook Server のサンプル データをインストールして構成します。
- ArcGIS Web Adaptor をインストールして構成します。
- サイトに複数のコンピューターがある場合、コンピューターごとに手順 4 ~ 6 を繰り返し、サイトに追加のコンピューターを参加させます。
- ポータルに ArcGIS Notebook Server を構成します。
- 既存のノートブック アイテムのランタイムを最新の ArcGIS Notebook Server ランタイムに更新します。
詳細については、「ノートブック ランタイムの変更」セクションをご参照ください。
注意:
ノートブックがカスタム ランタイムを使用している場合、Windows ノートブック サーバーのカスタム ランタイムを再構築および再登録して、関連するノートブック アイテムのランタイム設定を更新する必要があります。
- ランタイムに構成されているメモリ使用率と CPU 使用率の設定を更新します。