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ノートブック スナップショットの使用

ArcGIS Enterprise 10.9 で導入されたノートブック スナップショットにより、ArcGIS Notebooks の作成者は、設定可能な最大 5 時点のノートブックのスナップショットを保存できます。 ノートブック スナップショットは、JSON 形式の、ノートブックの完全なコピーです。ノートブック アイテムに関するリソース ファイルとして保存されます。

ノートブック エディターを使用して、ノートブックの作成と編集の権限を持つ作成者は、自分のノートブック アイテムのノートブック スナップショットを作成および管理できます。 スナップショットを作成する際、ユーザーは、スナップショットの名前と説明を入力できます。 デフォルトのスナップショット名には、ノートブックのタイトルとスナップショットのリクエストが開始された時間が含まれます。

ノートブックのスナップショットを作成すると、ある時点のノートブックを保持しておいて、後から必要に応じて、その時点のノートブックに戻すことができます。

注意:

デフォルトでは、ノートブックのアイテムごとに最大 5 つのスナップショットを保持できます。 この制限に達すると、スナップショットの新規作成オプションを使用できません。 既存のスナップショットを 1 つ以上削除しない限り、追加のスナップショットは作成できません。 スナップショットの最大数は、ArcGIS Notebook Server Administrator API で設定できます。設定するには、システム プロパティ リソースmaxSnapshotsPerNotebookItem プロパティを調整します。

ノートブックのスナップショットの作成

ノートブックの準備が整ったら、現在の状態のスナップショットを作成できます。 ノートブック エディターの [スナップショット] ウィンドウを使用し、以下の手順を行ってスナップショットを作成します。

  1. ノートブックにタイトルを付けて保存します (まだの場合)。
  2. ノートブック エディターの上部のリボンで、[スナップショット] をクリックします。
  3. [スナップショットの作成] をクリックすると、ダイアログ ボックスが開きます。
  4. [名前] に、スナップショットの内容がわかる名前を入力します。

    スナップショットのデフォルト名には、ノートブックのタイトルとスナップショットのリクエストが開始された時間が含まれます。

  5. 必要に応じて、[説明] テキスト ボックスにスナップショットの説明を入力します。
  6. [作成] をクリックします。

既存のスナップショットの操作

ノートブックのスナップショットを作成すると、プレビューの生成、スナップショットのプレビュー、復元、ダウンロード、削除などを実行できます。 これらのオプションは、ノートブック エディターの [スナップショット] ウィンドウで、またはノートブックのアイテム詳細ページの [スナップショット] タブから実行できます。

[プレビューの生成] オプションは、既存のプレビューが存在していないスナップショットで使用できます。 プレビューが生成されたら、そのスナップショットに関連付けられたノートブックをプレビューできます。

ノートブック スナップショットの名前をクリックするか、プレビュー オプションを使用して、スナップショットに関連付けられたノートブックをプレビューします。

スナップショットからノートブックを復元すると、既存のノートブックが、選択したスナップショットの状態に戻ります。

注意:

復元する前に、ノートブックの現在の状態のコピーを保持するには、新しいスナップショットを作成するか、ノートブックを新しいノートブック アイテムとして保存してください。

スナップショットをダウンロードすると、ノートブックのコピーは .ipynb ファイルとして保存され、オフラインで使用できます。

ノートブック スナップショットの機能は、ノートブックの所有者のみが使用できます。 あるユーザーが共有されたノートブック アイテムを開いても、そのユーザーは、そのアイテムのスナップショットの表示や管理を行うことはできません。

スナップショットが作成されたノートブックを新たにコピーした場合、それらのスナップショットは、コピーされた新しいノートブックには適用できません。 これは、新しいノートブックのコピー作成者が、ノートブックの所有者でも他のユーザーでも同じです。