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ArcGIS Data Store のトラブルシューティング

このトピックの内容

ここでは、ArcGIS Data Store の設定時または使用時に発生する可能性のある問題を示します。リンクをクリックすると、各問題に対して実施できる解決策に移動します。

インストール

データ ストアの作成と登録

一般

configuredatastore スクリプトの実行時に、「エラー: AGSDATASTORE 変数が設定されていません」というメッセージが表示されます。

ArcGIS Data Store セットアップ用の実行可能ファイルは、AGSDATASTORE 変数を ArcGIS Data Store のインストール先ディレクトリに設定します。セットアップ用の実行可能ファイルを実行したコマンド プロンプトから configuredatastore スクリプトを実行すると、変数が設定される前にそのコマンド プロンプト セッションが開きます。そのため、AGSDATASTORE が設定されていないというメッセージが返されます。新しいコマンド プロンプトを開き、configuredatastore スクリプトを実行してください。

データ ストアの構成時に、「コンピューター上のサーバーに接続できませんでした。そのコンピューター上で ArcGIS Data Store または ArcGIS Server が実行されていないか、そのコンピューターには現在アクセスできません。」というメッセージが表示されます。

指定された URL を使用して ArcGIS Data Store を ArcGIS Server に接続できません。次の点を確認して、もう一度やり直してください。

  • URL が正しいことを確認します。URL の形式は https://gisserver.domain.com:6443 でなければなりません。
  • ArcGIS Server が実行されていることを確認します。

データ ストアの構成時に、「データ ストア コンピューターを構成できませんでした。まず ArcGIS Server をアップグレードしてください。」というメッセージが表示されます。

ArcGIS for ServerArcGIS Data Store は同じリリースでなければなりません。ArcGIS Server サイトをアップグレードして、インストールした ArcGIS Data Store と同じリリースにするか、以前のバージョンの ArcGIS Data Store をインストールして構成してください。

データ ストアの構成時に、「データ ストア ('<プライマリ データ ストア コンピュータ名>') には、構成されているスタンバイ コンピューターがすでにあります。データ ストアに複数のスタンバイ コンピューターを含めることはできません。」というメッセージが表示されます。

2 台のコンピューター、つまり 1 台のプライマリ コンピューターと 1 台のスタンバイ コンピューターだけをデータ ストアに含めることができます。新しいスタンバイ コンピューターを追加する場合は、まず既存のスタンバイ コンピューターを削除する必要があります。

データ ストアの構成時に、「認証に失敗しました。このユーザー アカウントには、このアプリケーション/操作にアクセスするのに必要な権限がありません。」というメッセージが表示されます。

ArcGIS Server 管理者のユーザー名とパスワードを正しく入力したことを確認してください。エンタープライズ アカウントではなく、組み込みアカウントを使用する必要があります。また、そのアカウントは、ArcGIS Server の管理者ロールである必要があります。

データ ストアの構成時に、「ディレクトリを作成できません」というメッセージが表示されます。

このメッセージが表示される原因として、次のことが考えられます。

  • 指定したディレクトリがすでに使用されている。

    既存のディレクトリを指定する場合は、そのディレクトリにファイルが含まれていてはいけません。

  • 指定した場所にディレクトリを作成する権限を持っていない。十分な権限を持っていることを確認してください。
  • リモート コンピューター上のディレクトリを指定した。ArcGIS Data Store のインストール場所からリモートにあるコンピューター上に ArcGIS Data Store を保存することはできません。

データ ストアの構成時に、「サーバーはすでに管理対象のデータ ストアを持っています。」というメッセージが表示されます。

ArcGIS Server は、データ ストア用の管理されたデータベースを 1 つしか持つことができません。すでに管理されたデータベースを持つ ArcGIS Server サイトで ArcGIS Data Store を使用する場合は、既存の管理されたデータベースを削除して、登録済みデータベースとして再度追加します。その管理されたデータベース内のデータを使用する既存のフィーチャ サービスは、引き続き動作します。

コンピューター '<完全修飾コンピューター名>' 上のサーバーに接続できませんでした。そのコンピューター上で ArcGIS Data Store または ArcGIS Server が実行されていないか、そのコンピューターには現在アクセスできません。」というエラー メッセージが表示されます。

さまざまな状況でこのメッセージが表示される可能性がありますが、どの場合でも ArcGIS Data Store またはその登録先の ArcGIS Server サイトへの接続試行が失敗しています。どちらも接続可能な状態であることを確認してください。また、接続試行元のクライアントがネットワークに接続していることも確認してください。

ArcGIS Server Manager の [登録済みのデータベース] の一覧からデータ ストアが誤って削除されました。

ArcGIS Server サイトの管理対象の登録済みデータベースであるデータ ストアを削除しても、そのデータ ストアはサイトから登録解除されませんが、ホスティング サーバーに管理されたデータベースがないままになります。データ ストアを ArcGIS Server サイトの管理されたデータベースとして追加し直すには、まず unregisterdatastore コマンド ユーティリティを実行してデータ ストアを登録解除します。次に、configuredatastore コマンド ユーティリティを実行して、データ ストアを ArcGIS Server サイトに再登録し、サイトの管理されたデータベースとして追加し直します。

deletebackup ユーティリティの実行時に、「バックアップ 'backup_oneFS' を削除することはできません。削除できるのは、将来の復元に必要でない手動バックアップのみです。」というエラー メッセージが表示されます。

このメッセージは、データ ストアを正しく復元するために必要なバックアップ ファイルを削除しようとしたときに返されます。バックアップ ファイルが、データ ストアに設定したバックアップ保持期間中に作成されたものである場合、そのバックアップを削除することはできません。

データ ストアのバックアップを格納しているディレクトリが格納領域を大量に使用しています。

各データ ストアのバックアップのサイズは、使用しているデータの量とサイズ、ArcGIS Data Store でバックアップが作成される間隔、バックアップ ファイルが保持される期間によって異なります。つまり、デフォルトのバックアップ間隔と保持期間をそのまま採用すると、バックアップ ディレクトリに 5 つの完全バックアップと 31 日分の増分バックアップ ファイルが格納されることになります。バックアップ ディレクトリが格納領域を大量に使用していることが判明した場合は、コンピューター上の空き容量を増やすか、ArcGIS Data Store のバックアップ間隔保持期間を変更します。