Portal for ArcGIS アカウントの変更
このトピックの内容
Portal for ArcGIS(Windows) サービスを実行しているアカウントを変更する場合、Windows のオペレーティング システム ツールを使用します。アカウントを変更する方法については、以下のセクションをご参照ください。
ローカル アカウントまたはドメイン アカウントへの変更
ローカル システムとしての実行からローカル ユーザーまたはドメイン ユーザーにアカウントを変更するには、以降のセクションの説明に従って以下を実行する必要があります。
- ポータル ディレクトリに対するローカル アカウントまたはドメイン アカウントの権限を指定します。
- Portal for ArcGIS の実行に使用するアカウントを明示的に変更します。
ポータル ディレクトリに対する権限の指定
アカウントを変更する前に、新しいアカウントにポータルのインストールとコンテンツ ディレクトリに関する以下のフル コントロール権限を割り当てる必要があります。
- インストール ディレクトリ - Portal for ArcGIS をインストールする際に、インストール ディレクトリを指定します。デフォルトの場所は、C:\Program Files\ArcGIS\Portal です。新しいアカウントに、このディレクトリに対するフル コントロール権限を割り当てる必要があります。
- コンテンツ ディレクトリ - Portal for ArcGIS をインストールする際に、ポータルとともにインストールされるコンテンツと、ユーザーが作成したコンテンツを格納するディレクトリを指定します。デフォルトでは、これはローカル ディレクトリであり、C:\arcgisportal にあります。ただし、インストール後に共有ネットワーク ロケーションに変更することができます。いずれの場合も、新しいアカウントに、このコンテンツ ディレクトリに対するフル コントロール権限を割り当てる必要があります。
アカウントの変更
Portal for ArcGIS アカウントをローカル アカウントまたはドメイン アカウントに変更するには、次の手順に従います。アカウントの変更作業中、ポータルはオフラインであることに注意してください。
- Windows で、[コントロール パネル] > [管理ツール] の順に移動し、[サービス] を開きます。
- サービスのリストで、[Portal for ArcGIS] を右クリックして、[プロパティ] を選択します。
- [全般] タブで、[停止] をクリックします。
- [ログオン] タブをクリックして、オプションとしてログオンから [アカウント] を選択します。
- 使用するアカウント名とパスワードを入力します。[参照] をクリックして、[ユーザーの選択] ダイアログ ボックスから使用するアカウントを指定することもできます。アカウント名とパスワードを指定したら、[適用] をクリックします。
- [全般] タブをクリックして、[開始] をクリックします。Portal for ArcGIS サービスが開始し、指定したアカウントで実行されるようになりました。
- [OK] をクリックします。
ローカル システム アカウントへの変更
Portal for ArcGIS をインストールすると、デフォルトでは、Portal for ArcGIS サービスを実行するアカウントが Windows のネイティブのローカル システム アカウントで実行するよう構成されます。アカウントをローカル ユーザーまたはドメイン ユーザーに変更したが、再びローカル システム アカウントに戻したい場合は、次の手順に従います。アカウントの変更作業中、ポータルはオフラインです。
ローカル システム アカウントは、ネットワーク ロケーションへのアクセスを目的としていないことに注意してください。したがって、コンテンツ ディレクトリがネットワーク共有にある場合、作業の前にこれをローカル ディレクトリに移動させる必要があります。詳細については、「ポータル コンテンツ ディレクトリの変更」をご参照ください。
- Windows で、[コントロール パネル] > [管理ツール] の順に移動し、[サービス] を開きます。
- サービスのリストで、[Portal for ArcGIS] を右クリックして、[プロパティ] を選択します。
- [全般] タブで、[停止] をクリックします。
- [ログオン] タブをクリックして、オプションとしてログオンから [ローカル システム アカウント] を選択します。
- [全般] タブをクリックして、[開始] をクリックします。Portal for ArcGIS サービスが開始し、ローカル システム アカウントで実行されるようになりました。
- [OK] をクリックします。