エンタープライズ ユーザーが最初にポータルにアクセスしたときに ArcGIS の組織アカウントを自動的に登録するように、ポータルを構成できます。あるいは、アカウントの自動登録をブロックすることもできます。
アカウントの自動作成をオフにした場合、エンタープライズ ユーザーは引き続きポータルにアクセスでき、ArcGIS の組織アカウントを持っていないユーザーと同じ権限を持ちます。エンタープライズ ユーザーにさらに多くの権限を付与する場合、それらのユーザーをメンバーとしてポータルに追加する必要があります。
Portal for ArcGIS 10.2.2 を新規インストールした場合、デフォルトでは、アカウントの自動登録は許可されません。ただし、Portal for ArcGIS 10.2 をそれ以降のバージョンにアップグレードした場合、デフォルトで、エンタープライズ ログインのアカウントが自動的に登録されます。
注意:
エンタープライズ アカウントが自動的にポータルに追加されることによって、ポータル内の ArcGIS 組織アカウントが急激に増加する場合があります。ポータルで許可されている最大メンバー数を監視する場合、ポータル Web サイトの組織サイト ページをご参照ください。自動登録を有効化した場合、エンタープライズ ユーザーがポータル Web サイトを参照したときだけでなく、ポータルから埋め込み Web マップを参照したり、リンクから Web マップや Web アプリを参照したりする場合にも、エンタープライズ アカウントが組織サイトのメンバーとして追加されます。
登録の挙動は、ArcGIS Portal Directory の enableAutomaticAccountCreation の設定で制御します。
- 組織の管理者として ArcGIS Portal Directory にサイン インします。URL の形式は https://webadaptor.domain.com/arcgis/portaladmin です。
- [Security] > [Config] > [Update Security Configuration] の順にクリックします。
- JSON の構成を編集し、enableAutomaticAccountCreation を、エンタープライズ ユーザーのアカウントを自動的に登録する場合は true に設定し、エンタープライズ ユーザーのアカウントを手動で追加する場合は false に設定します。たとえば、「"enableAutomaticAccountCreation": true」のように指定します。
エンタープライズ アカウントを手動で追加する方法については、「ポータルへのメンバーの追加」をご参照ください。
- [Update Configuration] をクリックして、変更内容を保存します。
[Update Configuration] をクリックすると、ポータルが自動的に再起動します。再起動が完了するまでに、数分かかります。