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アイテムの管理

組織サイトの管理者または適切な権限を持つメンバーは、メンバーが所有するコンテンツを管理することができます。アイテムの詳細の編集、共有プロパティの変更 (パブリック アイテムをプライベートにするなど)、別のフォルダーへのアイテムの移動、アイテムの所有者の変更、およびアイテムの削除を行うことができます。また、コマンド ライン ユーティリティを使用して、アイテムの所有権を一括で変更することもできます。

ポータル Web サイトを使用したアイテムの管理

ポータル Web サイトを使用して、ポータル メンバーが所有するコンテンツを管理できます。ポータル Web サイトでは、個々のアイテムの所有権を変更することができます。

  1. 組織サイトにサイン インしていることと、他のメンバーが所有するアイテムを管理する権限を持っていることを確認します。
  2. サイトの上部にある [組織] ボタンをクリックします。
  3. 管理するアイテムに属するメンバーの行内の [アクション] アクション[アイテムの管理] をクリックします。

    メンバーの [マイ コンテンツ] ページが開きます。

  4. アイテムのタイトルをクリックすると、アイテムの詳細ページが開きます。ここで、「アイテムの詳細」で説明したアクションのいずれかを実行するオプションが表示されます。アイテムの所有者を変更できるのは、管理者か、所有権を再割り当てする権限を持つカスタム ロールのメンバーのみです。
    1. アイテムの所有権は、[概要] タブで再割り当てできます。
    2. [所有者の変更] をクリックします。
    3. アイテムの新しい所有者を選択し、アイテムを保存するフォルダーを新しい所有者の [マイ コンテンツ] で指定します。

コマンド ライン ユーティリティを使用した一括でのアイテムの所有権の変更

コマンド ライン ユーティリティを使用してアイテムの所有権をまとめて変更する方法は、複数のメンバーのアイテムの所有権をポータル内の他のメンバーに一度に移動する必要がある場合に適しています。メンバーを削除しようとする場合に、アイテムの所有権の移動が必要になることがあります。メンバーがコンテンツまたはグループを所有している場合、そのメンバーを削除することはできません。

メンバーのアイテムの所有権をまとめて移動するには、ソフトウェアとともにインストールされている TransferOwnership コマンド ライン ユーティリティを使用します。このツールは、<Portal for ArcGIS installation location>/tools/accountmanagement ディレクトリに格納されています。このツールは、テキスト ファイルを入力ファイルとして使用しており、Portal for ArcGIS がインストールされているコンピューター上で実行する必要があります。

注意:

ユーティリティを実行できるのは、組み込みの管理者アカウントのみです。エンタープライズ管理者アカウントは使用できません。使用できる組み込みアカウントは、ポータルを構成したときに設定した初期管理者アカウント、もしくはデフォルトの管理者ロールに追加された別の組み込みアカウントのどちらかです。初期管理者アカウントを削除し、他の組み込みアカウントがいずれも管理者権限を持たない場合は、ユーティリティを実行するために管理者アカウントを作成する必要があります。手順については、「ポータルへのメンバーの追加」の組み込みポータル アカウント セクションをご参照ください。

  1. 現在アイテムを所有しているメンバーのユーザー名およびアイテムの所有権の移動先のメンバーのユーザー名を含むテキスト ファイルを作成します。各ユーザー名は、パイプ (|) を使用して区切ります。各行には、2 つのユーザー名を含める必要があります。最初の名前は現在の所有者を示し、2 番目の名前は新しい所有者を示します。

    sarah|robert
    james|qing
    nichole|jose
    alex|david

    注意:

    メンバーのユーザー名を指定します。メンバーのフル ネームを使用しないでください。メンバーのフル ネームを使用した入力は、ツールによってすべて無視されます。また、テキスト ファイル内に入力するユーザー名の大文字と小文字を、ポータル内に保存されているユーザー名と同じにする必要があることにも注意してください。保存されているユーザー名の大文字と小文字を確認するために、ListUsers コマンド ライン ユーティリティを実行するか、ポータル Web サイトの [組織] ページを参照します。

  2. テキスト ファイルを保存します。
  3. ツールの入力としてこのテキスト ファイルを指定して TransferOwnership コマンド ライン ツールを実行します。

    次の例では、ownershiptotransfer.txt という名前のファイルを指定して TransferOwnership コマンドを実行しています。

    ./TransferOwnership.sh --file /data/scripts/ownershiptotransfer.txt.

    ヒント:

    コマンド ライン オプションとファイル名の大文字小文字を正しく使用してください。