Portal for ArcGIS は、特定のポートを使用して通信します。次に、ファイアウォールで許可する必要があるポートをまとめます。
HTTP ポート 7080
Portal for ArcGIS はポート 7080 を使用して通信を行います。そのため、このポートを使用した HTTP 通信をファイアウォールが許可していることを確認する必要があります。ポータルで使用するために ArcGIS Web Adaptor を構成するときに、HTTP URL (たとえば、http://portal.domain.com:7080) を参照します。
HTTP ポート 7443
デフォルトでは、Portal for ArcGIS は HTTPS のポート 7443 を使用して、ユーザーの認証情報を要求する通信を暗号化します。認証情報が不要な場合、HTTP を使用します。すべての通信で HTTPS を使用するようにポータルを構成している場合は、HTTPS のみを使用します。詳細については、「HTTPS の構成」をご参照ください。
内部で使用されるポート
Portal for ArcGIS では、コンピューター間の通信にポート 5701、7005、7099、7199、7654、7120、および 7220 が使用されます。これらのポート上でのローカル通信がファイアウォールによって許可されていて、これらのポートが別のアプリケーションによって現在使用されていないことを、確認する必要があります。
可用性の高いポータルを構成している場合、ポート 5701 ~ 5801 は、両方のポータル コンピューターでユーザーとアイテム検索の同期を維持するために、インデックス サービスで使用されます。
Portal for ArcGIS では、コンピューター間の通信に一時的ポート (動的ポートとも呼ばれる) の使用が必要となることもあります。一時的ポートは、多くの場合、範囲で示されます (一般に 1024 ~ 5000 または 49152 ~ 65535。ただし、システム管理者はこの範囲をカスタマイズできます)。ご使用のファイアウォールが、これらの特定のポートと一時的ポートの範囲でコンピューター間の通信を許可することを確認する必要があります。