アナリストが、地球上の場所を正確に特定するために、別々の座標系を使用する各種システムにわたって作業することはよくあります。たとえば、座標で度 (10 進) (DD) が使用されている場合に、他のシステムでは、同じ位置で MGRS (Military Grid Reference System) を使用する必要があることがあります。座標変換ウィジェットでは、1 つの座標系を使用する座標を入力し、複数の表記形式を使用する別の座標系に出力することができます。
座標変換ウィジェットの構成
このウィジェットは、アプリの起動時に自動的に開くように設定できます。この機能を有効にするには、ウィジェットで [アプリの起動時にこのウィジェットを自動的に開く] ボタン をクリックし、ボタンを深緑色に変えます。
- ウィジェット上にマウス ポインターを合わせて、[このウィジェットを構成] ボタン をクリックして、構成プロパティ ダイアログ ボックスを開きます。
- このウィジェットのデフォルト アイコンを変更する場合は、[ウィジェット アイコンの変更] をクリックします。
ファイル エクスプローラー ウィンドウが表示され、ウィジェット アイコンとして使用するローカル イメージ ファイルを選択できます。
- 変換対象の位置を表すグラフィックスを変更するには、位置シンボルのプレビューをクリックします。
使用可能なシンボルを選択できるダイアログが開きます。
- ズーム ボタンに適切な縮尺を設定するか、デフォルト値をそのまま使用します。
- 構成ページのテーブルでは、変換する座標のタイプを設定できます。ウィジェットで使用される座標のタイプを設定するには、座標形式の横にあるボックスをオンまたはオフにします。デフォルトでは、すべての座標タイプがオンになっています。次の座標形式がサポートされています。
- 度ベースの形式
- MGRS (Military Grid Reference System)
- USNG (United States National Grid)
- ユニバーサル横メルカトル図法 (UTM)
- GARS (Global Area Reference System)
- 形式のデフォルト表示を編集するには、形式の編集列の下にある小さい編集アイコン をクリックします。
[デフォルト形式の編集] ウィンドウが表示されます。スペースや文字を追加したり、各座標の精度を変更したりできます。
座標変換ウィジェットの使用
- [座標変換] ウィジェットが開いたら、マップ上の任意の位置をクリックします。この位置が、構成時に選択された出力形式に変換されます。
- 必要に応じて、[入力] ボックスの下の [追加] ([+]) ボタンをクリックして、さらに出力形式を追加することができます。
注意:
追加された新しい座標形式は DD として追加されます。 - 座標形式の右側にある [出力の書式設定] ボタンをクリックすると、いつでも座標形式の表記を変更できます。
表示される [座標形式の文字列の設定] ダイアログで、座標形式と表記を変更できます。
- すべての座標形式をクリップボードにコピーするには、[入力] ボックスの下の [すべてコピー] をクリックします。必要に応じて、座標タイプの下の [コピー] ボタンを選択して、形式を 1 つずつコピーできます。座標の成分を表示する場合は、座標の下の [出力の展開] 矢印をクリックします。
座標の成分が表示されます。各成分の下の [クリップボードにコピー] ボタンを使用すると、個々の成分をコピーできます。
- 出力座標を削除するには、その座標タイプの下にある [座標の削除] ボタンをクリックします。