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スマート エディター ウィジェット

スマート エディター ウィジェットは、編集ウィジェットを拡張して、レイヤーとテーブルの編集を詳細に制御できます。テーブルおよびレイヤーの説明を構成したり、関連レコードを作成、更新、および削除したり、編集モードでマップ内の他のデータからポップアップを表示したりすることができます。

スマート エディター ウィジェットの構成

このウィジェットは、アプリの起動時に自動的に開くように設定できます。この機能を有効にするには、ウィジェットで [アプリの起動時にこのウィジェットを自動的に開く] ボタン ボタン アプリの起動時にこのウィジェットを自動的に開く をクリックし、ボタンを深緑色に変えます。

  1. ウィジェット上にマウス ポインターを合わせて、[このウィジェットを構成] ボタン このウィジェットを構成 をクリックして、構成プロパティ ダイアログ ボックスを開きます。
  2. 必要に応じて、[ウィジェット アイコンの変更] をクリックし、このウィジェットのデフォルト アイコンを独自の画像と置換します。
    ファイル エクスプローラー ウィンドウが表示され、ウィジェット アイコンとして使用するローカル イメージ ファイルを選択できます。

    スマート エディター ウィジェットの構成には、[レイヤー設定] と [一般設定] の 2 つのセクションがあります。

レイヤー設定

レイヤー設定にはマップ内の編集可能なレイヤーがすべてリストされ、各レイヤーの機能とアクションを制御する機能が提供されます。各オプションの詳細は次のとおりです。

  • [編集可能] - 特定のレイヤーのみを編集可能にします。
  • [更新のみ] - 必要に応じて、このレイヤーを既存のフィーチャの更新または修正のみに制限します。
  • [削除の許可] - 必要に応じて、ユーザーによるフィーチャの削除を許可します。
  • [ジオメトリの編集の無効化] - 必要に応じて、フィーチャ ジオメトリの形状変更や移動を許可します。
  • [説明] - 必要に応じて、各レイヤーの属性の上に説明を表示します。
  • アクション - 編集可能なフィールドおよび表示されるフィールドを選択し、スマート属性アクションと属性アクションを定義します。テーブルの関連レイヤーへのアクセスを許可します (可能な場合)。デフォルトでは、ウィジェットはマップで構成されている表示および編集可能な属性を継承します。
ヒント:

このウィジェットは、Web マップおよびサービスの編集設定を上書きしません。レイヤーが更新のみを許可するよう設定されている場合は、ウィジェットはフィーチャの作成や削除を許可しません。

  1. 各レイヤーで、次のオプションをオンまたはオフします。
    • 編集可能
    • 更新のみ
    • 削除の許可
    • ジオメトリの編集の無効化
  2. [説明] 列の下にあるアイコンをクリックします。

    ユーザーの編集作業の参考になるテキストをダイアログ ボックスに入力します。

  3. [アクション] の下にある [編集] ボタン 編集 をクリックします。

    ダイアログ ボックスに、レイヤーの全フィールドがリストされます。データベースの必須フィールドは、赤のアスタリスク (*) で印がつけられています。各列の詳細は次のとおりです。

    • [表示] - 属性ダイアログ ボックスにこのフィールドを表示するかどうかを指定します。
    • [編集可能] - 属性ダイアログ ボックスでこのフィールドを編集可能にするかどうかを指定します。編集できないフィールドも表示されますが無効化されています。
    • [名前] - 参考用に表示されます。
    • [エイリアス] - 参考用に表示されます。
    • [アクション] - 上矢印や下矢印を使用し、フィールド リストを並べ替えることができます。編集ボタン 編集 を使用すると、このフィールドのスマート属性設定を構成できます。[属性アクション] ボタンを使用すると、交点、住所、座標、またはプリセットでフィールド値を構成できます。
  4. 各フィールドで [表示] および [編集可能] チェックボックスをオンまたはオフにします。
  5. [アクション] の下にある [編集] ボタン 編集 をクリックします。

    スマート属性ダイアログ ボックスを使用して、フィールドに 3 つのアクションを設定できます。一度に 1 つのアクションのみ実行可能で、リストされている順序で評価されます。各列の詳細は次のとおりです。

    • [アクション] - 次のような 3 つのアクションを使用できます。
      • [非表示] - 他のフィールドの条件に基づき、このフィールドを非表示にします。
      • [必須] - このフィールドへの値の入力を必須にします。[保存] ボタンは、このアクションが構成されなければ有効になりません。
      • [無効] - このフィールドで、他のフィールドの条件に基づく構成を行えないようにします。ただし、フィールドは表示されます。
    • [条件式] - アクションが構成されると、その条件式の SQL を表示します。
    • [基準] - 上矢印や下矢印を使用し、アクション リストを並べ替えます。編集ボタン 編集 を使用すると、アクションが有効化または処理済みとなったことを決定するロジックを構成できます。
  6. 各アクションの 基準列で編集ボタン 編集 をクリックします。[フィルターの条件式を追加] または [式のセットの追加] をクリックし、[項目の構成] ダイアログ ボックスで条件式を作成します。

    ヒント:
    [非表示] アクションが構成されている場合、[このフィールドの属性データを、非表示の場合でも送信しますか?] オプションをオンにすると、フィールドが非表示になっていてもフィールドのデータが保存されます。このオプションをオフにすると、スマート属性で非表示になっているフィールドの値は保存されません。

  7. スマート属性を構成したら [OK] をクリックして、ダイアログ ボックスを閉じます。各フィールドの [アクション] 列で [属性アクション] ボタンをクリックします。
    • [有効] - このアクションを使用するには、チェックボックスをオンにします。
    • [アクション] - 次の 4 つのオプションがあります。
      • [交点] - 交差したレイヤーのフィールド値に基づき、このフィールドを設定します。

        編集したフィーチャが複数の値と交差する場合、レコードはオブジェクト ID で並べ替えられ、最初のオブジェクトが使用されます。

      • [住所] - ロケーター サービスで定義されているフィールドに基づき、このフィールドを設定します。

        複数の結果がロケーターから返された場合は、最大一致スコアが使用されます。

      • [座標] - 座標に基づき、このフィールドを設定します。座標には、緯度/経度またはマップの座標系を指定できます。
      • [プリセット] - このフィールドにプリセット値を設定します。この機能は、新規レコードの作成でのみ使用できます。プリセット値の定義は、[一般設定] タブで行います。
    • [基準] - 上矢印や下矢印を使用し、アクション リストを並べ替えます。編集ボタン 編集 を使用すると、アクションが有効化または処理済みとなったことを決定するロジックを構成できます。
  8. [交点] アクションの [基準] 列で編集ボタン 編集 をクリックします。

    追加ボタンをクリックして、交差するレイヤーを追加します。

    ヒント:

    交差値の取得に複数のレイヤーを定義している場合、ウィジェットはこのリストを上から処理し、交差値を取得します。適切な値が見つかった場合、リストのその他すべてのレイヤーは無視されます。

  9. [属性アクション] ダイアログ ボックスで、[住所] アクションの [基準] 列にある [編集] ボタン 編集 をクリックします。
    • この領域に初めてアクセスした場合、組織のデフォルト ロケーターが表示されます。ロケーターを他のカスタム ジオコーダーに変更することができます。
    • [整合チェック] をクリックして、そのロケーターが使用できることを確認します。
    • 有効なロケーターが定義されると、ロケーターのフィールドのリストがメニュー ウィンドウに表示されます。編集したフィーチャの設定に使用するフィールドを選択します。
  10. [属性アクション] ダイアログ ボックスで、[座標] アクションの [基準] 列にある [編集] ボタン 編集 をクリックします。
    • このダイアログ ボックスには 2 つのオプションがあります。1 つ目のオプションでは、座標系を選択して座標を抽出できます。マップの現在の空間参照または緯度/経度を使用できます。2 つ目のオプションは、置き換え可能な座標フィールドを表示します。
    ヒント:

    ポリゴンを作成または更新する場合は、ポリゴンの重心の座標が使用されます。

  11. すべてのスマート属性ダイアログ ボックスを閉じ、[レイヤー設定] パネルに戻ります。
  12. マップにリレーションシップが存在する場合は、[アクション] の下にテーブル アイコンが表示されます。レイヤーの関連レイヤーまたはテーブルにアクセスするには、アイコンをクリックします。
  13. テーブルの上には、このリレーションシップ階層で以前に参照した場所の履歴が表示されます。履歴のいずれかのセグメントをクリックすると、そのアイテムがテーブルに読み込まれます。

    テーブルには、現在のレベルが表示されます。関連するすべてのアイテムが表示されます

    • [編集可能] - この関連レイヤーまたはテーブルを編集可能にします。
    • [更新のみ] - 必要に応じて、このレイヤーを既存のフィーチャまたはレコードの更新または修正のみに制限します。この機能を有効にするには、[編集可能] をオンにする必要があります。関連アイテムがフィーチャ レイヤーの場合、このオプションはオンになり、操作できなくなります。このウィジェットを使用すると、新たな関連フィーチャを作成できなくなり、既存の関連フィーチャの属性のみを編集できます。
    • [削除の許可] - 必要に応じて、ユーザーによるフィーチャまたはレコードの削除を許可します。この機能を有効にするには、[編集可能] をオンにする必要があります。
    • [ジオメトリの編集の無効化] - このオプションは、関連するすべてのアイテムでは使用できません。
    • [説明] - 必要に応じて、各レイヤーの属性の上に説明を表示します。このコントロールにより [説明] ダイアログ ボックスが開きます。
    • [アクション] - 編集可能、表示可能、設定済みの値のリストに含まれるフィールドを選択し、スマート属性およびフィールド アクションを定義します。関連レイヤーまたはテーブルへのアクセスを許可します (可能な場合)。

一般設定

このセクションには、整合チェックとユーザー インターフェイスを制御するウィジェットの設定が表示されます。[プリセット値の定義] または [ジオコーダーの設定] を使用することができます。

  • [プリセット値の定義] - フィーチャ レイヤーまたはテーブルのフィールドにプリセット値が構成されている場合は、[一般設定] の [プリセット値の定義] パラメーターを参照します。このパラメーターに、ウィジェットが読み込まれたときのデフォルト値が定義されます。同じフィールド名で複数のレイヤーにプリセットを設定すると、すべてのレイヤーで同一の定義済みプリセット値が使用されます。
  • [ジオコーダーの設定] - フィーチャ レイヤーまたはテーブルのフィールドを住所から値を取得するように構成した場合は、[ジオコーダーの設定] を参照してジオコーダー URL を定義します。

    デフォルトでは、組織で定義されたジオコーダーが設定されます。URL を変更する場合は、フィールドのフィールド関連付けもこの属性アクションで変更します。

以下に、ウィジェットの一般設定を定義するオプションを示します。

  • [描画オプションの表示] - 選択したテンプレートに関する有効な描画オプションのリストを表示します。
  • [設定済みの値のリストを上部に表示] - 設定済みの値のリストをテンプレート ピッカーの上に表示します。
  • [フィーチャ テンプレート フィルターの使用] - フィーチャ テンプレート フィルターは、編集テンプレートのリストを絞り込むためのキーワードとレイヤー フィルターを提供します。このオプションを有効にするには、チェックボックスをオンにします。
  • [フォームが閉じられたか、次のレコードに切り替えられた場合に、保存されていない編集内容を保存するよう促す] - 既存レコードの属性ページから離れる際に、保存されていない編集内容がある場合、アラートを表示します。
  • [レコードを削除する場合に確認を要求] - レコードを削除する際にアラートを表示します。
  • [編集の自動保存 (プリセットが事前に定義されている場合)] - 新しいフィーチャをすばやくデジタイズできるように、編集内容を自動保存します。
  • [保存時に、選択セットからフィーチャを削除] - 次のレコードに移動するか、レコードが 1 件しかない場合には [テンプレートの編集] ページに戻ります。
  • [グループ フィルター ウィジェットのフィルター値を設定済みのフィールドに適用] - グループ フィルター ウィジェットのフィルター値を設定済みのフィールドに適用します。
  • [選択したテンプレートをアクティブのままにする] - 選択したテンプレートをアクティブのままにしておきます。
  • [デフォルトでジオメトリの編集を有効化] - フィーチャの形状をすばやく修正できるように、デフォルトでジオメトリの編集を有効にします。
  • [ジオメトリの編集が有効な場合に、属性アクション更新ボタンを表示] - いずれかのフィールドで属性アクションを定義した場合にこのオプションを使用すると、フィーチャのジオメトリを変更するときに属性アクションから派生した値を更新できます。

  1. [編集パネル用の表示テキストを入力] セクションで、フィーチャ テンプレート リストの上に表示されるテキストを変更または削除します。ユーザーの編集作業の参考になるテキストを入力します。これは、新規フィーチャの作成がどのレイヤーでも許可されておらず、テンプレート リストが非表示の場合に便利です。
  2. [OK] をクリックして構成ウィンドウを閉じます。

スマート エディター ウィジェットの使用

スマート エディター ウィジェットを開き、テンプレート ピッカーと設定済みの値のリストを表示します。編集したいレイヤーがテンプレートの選択で表示されない場合は、構成でそのレイヤーに対して [編集可能] がオンになっていることと、そのレイヤーがマップ上で表示されている状態であるかを確認します。

  1. プリセット リストに含めるフィールドを構成した場合は、値を入力します。
    設定済みの値の入力
  2. フィーチャを追加するには、テンプレートのシンボルをクリックしてからマップ上でクリックするか、マップ上に描画します。構成にフィーチャ テンプレート フィルターが含まれている場合は、テンプレートを検索できます。
    フィーチャ テンプレート フィルター

    フィーチャを追加すると、ページは属性に移動します。

  3. 使用可能なフィールドに情報を入力します。これらのフィールドは、フィーチャ サービス内の編集可能な属性フィールドと編集可能なレイヤーの構成によって変わります。
    属性値の入力
  4. 画像やその他のファイルをフィーチャ (使用可能な場合) に関連付けるには、ポップアップの [アタッチメント] セクションにある [参照] をクリックして、コンピューターからファイルを選択します。
  5. フィーチャを編集するには、マップ上のフィーチャをクリックして属性を開き、情報を編集します。
  6. フィーチャを削除するには、マップ上のフィーチャをクリックし、そのフィーチャの属性を開いて [削除] をクリックします。

スマート エディター ウィジェットは、選択したフィーチャのポップアップ フィーチャ アクションからアクセスすることもできます。

ポップアップ内のスマート エディター