ArcGIS Ortho Maker は、プロジェクト データおよびプロダクトを表示するための専用のビューアーを備えています。Ortho Maker ビューアーは、ポータルの Map Viewer に類似しており、プロジェクト データおよびプロダクトを操作するために設計された単純化されたユーザー インターフェイスを備えています。さまざまな標準ベースマップがサポートされており、独自のサービスをベースマップとして表示することができます。
Ortho Maker ビューアーはプロジェクト ワークフローに統合され、OM ビューアーでは、プロジェクトが設定から、ブロック調整を経て、プロダクト生成に進むのに従って、プロジェクト データおよびプロダクトが表示されます。たとえば、プロジェクト設定の直後に、画像コレクションのフライト パスおよび撮影位置が、[プロジェクト] ウィンドウとともにベースマップ上に表示されます。地上コントロール ポイント (GCP) がプロジェクトに読み込まれると、それらが Ortho Maker ビューアーに表示され、一致ポイントの GCP コレクション ビューアーを使用して、[調整] ウィンドウにリスト表示された GCP に対応する一致ポイントをデジタイズすることができます。プロダクトを [プロダクト] ウィンドウから作成した場合、それらは、生成されたとおりに Ortho Maker ビューアーに表示されます。
Ortho Maker ビューアーのツールバー
Ortho Maker ビューアー ツールバーは、データおよびプロダクトを表示して操作するための 6 つのツールを含んでいます。
ビューアー ツール アイコン | ビューアー ツール ラベル | 説明 |
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ベースマップ ギャラリー | 画像ベースマップを含んでいる標準ベースマップのギャラリーから選択します。 | |
レイヤーおよび凡例 | Ortho Maker ビューアーで [レイヤー] ウィンドウを開き、レイヤーのオン/オフを切り替えたり、参照フィーチャ データまたはマップを Web サービスから読み込んだり、レイヤーを拡張することができます。 | |
住所または場所の検索 | 住所または位置を Gazetteer に入力し、世界地図上のその位置に画面移動します。 | |
計測 | マップまたはプロダクト上の線形フィーチャまたはエリア フィーチャを選択した単位で計測するか、位置のマップ座標を取得します。 | |
体積の計算 | 対象地域に対して追加または削除された要素の体積を計算します。 | |
レイヤーのスワイプ | スワイプされたレイヤーの下にあるレイヤーを対話的に比較します。 | |
Ortho Maker の処理ログ | 画像コレクション、ブロック調整、および生成されたプロダクトに関する処理ログを表示します。 |
ツールバー上のツールのいずれかをクリックして、有効化します。そのツールは、ハイライト表示されて有効化されたことを示し、再びクリックして無効化するまで、有効化されたままになります。
備考:
DEM プロダクトなどの特定のイメージ レイヤーのピクセル値を表示するための便利なショートカット: Ctrl キーを押したままマウス ポインターを合わせます。レイヤーおよび凡例
[レイヤー] ウィンドウおよび [凡例] ウィンドウは、プロジェクト内の使用可能なすべてのレイヤーをリスト表示します。レイヤーのタイプには、GCP、画像のフットプリントやフライト パスなどのフライト フィーチャ データ、プロダクトおよび画像、ならびにカスタム フィーチャ マップ サービスおよびカスタム ラスター マップ サービスがあります。各プロダクトおよび画像コレクション レイヤーの横にある画像調整ボタン をクリックして、レイヤーのレンダリングを変更します。明るさ、コントラスト、ガンマ、および透過表示に対する調整を使用して、画像を調整することができます。カラー ランプを 1 つのレイヤー (ラスター レイヤー) に適用することもできます。
備考:
URL を指定して、フィーチャ レイヤー サービスまたはラスター レイヤー サービスを Ortho Maker ビューアーに読み込むことができます。
計測
ラスター レイヤーに表示可能な 2D オブジェクトを計測できます。サポートされている計測タイプには、ポリゴンの面積、ポリラインのマルチセグメント ライン、およびポイントの位置があります。計測タイプをクリックすると、計測単位の選択肢が表示されます。
計測タイプがアクティブな状態で、対象のオブジェクトを構成する頂点をクリックし、ダブルクリックすると計測を終了します。最後に計測されたオブジェクトに関する計測結果が表示されます。
体積の計算
切り盛りとは、サーフェス要素を除去または追加することによって地形サーフェスの標高を変更する操作です。[体積の計算] マップ ツールは、切り盛り操作により変化した面積と体積を集計します。このツールは、数値表層モデル プロダクトおよび対象地域 (AOI) を特定のベース タイプとともに使用することによって、サーフェス要素の除去および追加の地域を識別します。
切り盛り要素の体積を計算する方法については、「切り盛りの体積の計算」をご参照ください。