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GeoAnalytics を使用したジオコーディングのベスト プラクティス

ArcGIS GeoAnalytics Server[テーブルから場所をジオコーディング (Geocode Locations from Table)] ツールは、ロケーター サービスを使用して、大規模な住所テーブルをポイントにジオコーディングします。[テーブルから場所をジオコーディング (Geocode Locations from Table)] を使用する際は、以下で説明するベスト プラクティスを検討することが重要です。

ロケーター サービスへの接続

[テーブルから場所をジオコーディング (Geocode Locations from Table)] を使用するようにロケーター サービスを構成する際、ロケーター サービスをホストするサーバーをスタンドアロン サーバーにすることも、ユーザーの GeoAnalytics Server と同じ Portal for ArcGIS にフェデレートすることもできます。スタンドアロンの ArcGIS Server サイトを使用してロケーター サービスをホストする場合、サーバーには認証局によって署名された有効な証明書が必要です。この場合、自己署名証明書とドメイン証明書がサポートされていないため、ツールは失敗します。自己署名証明書やドメイン証明書を使用する場合は、ロケーター サーバーを Portal for ArcGIS にフェデレートする必要があります。

GeoAnalytics Server 設定の構成

大規模なテーブルをジオコーディングする場合、[テーブルから場所をジオコーディング (Geocode Locations from Table)] ツールを実行しながら、GeoAnalytics Server 設定を変更する必要がある場合があります。ツールが実行されると、GeoAnalytics Server サイトの各コアはロケーター サービスに複数の同時リクエストを送信しようとします。ロケーター サーバー上で実行されているロケーター サービスのインスタンス数によっては、GeoAnalytics Server サイトで使用できるすべてのコアからのリクエストを処理するための容量が不足している場合があります。このような場合、ロケーター サービスは GeoAnalytics Server からのリクエストの受信処理を停止し、[テーブルから場所をジオコーディング (Geocode Locations from Table)] ツールが失敗する可能性があります。

この問題を回避するには、[テーブルから場所をジオコーディング (Geocode Locations from Table)] ツールの実行中に GeoAnalytics Server のシステム設定を一時的に変更して、使用できるロケーター サービス インスタンス数の 4 分の 1 以下のコア数しか使用しないようにすることをお勧めします。たとえば、ArcGIS World Geocoder をホストしているロケーター サーバーがあり、16 インスタンスのサービスが実行されているとします。ロケーター サーバーが過負荷にならないようにするには、GeoAnalytics Server サイトを 4 コア、つまり 16 の 4 分の 1 のコア数のみに制限する必要があります。合計 8 つのコアが使用できる GeoAnalytics Server サイトで設定する場合、percentageMaxAllowedComputeCores を「50」に設定します。