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ポイントの内挿

注意:

現在、この機能は Map Viewer Classic (旧名称 Map Viewer) でのみサポートされています。 新しい Map Viewer の今後のリリースで提供される予定です。

ポイントの内挿 ポイントの内挿ツールを使用すると、一連のポイントからの計測値に基づいて、新しい場所の値を推定できます。

ライセンス:

ポイントの内挿ツールを実行するには、ポータルのホスティング サーバーが ArcGIS Server Advanced ライセンスでライセンスされる必要があります。

ワークフロー図

ポイントの内挿のワークフロー図

ある GIS アナリストは、メキシコのオアハカ州全体の標高ポイントを含むデータセットを所有しています。 ポイントの内挿を使用すると、その州全体の標高値を予測して、標高サーフェスを作成することができます。

使用上の注意

ポイント レイヤーが入力レイヤーとして使用されます。 入力レイヤーには、内挿の基準となる数値フィールドが必要です。 ポイントの内挿は、温度や汚染度など、地勢上で緩やかに変化するデータを操作できる設計になっています。 人口や年収の中央値のような近距離で大きく変化するデータには適していません。

ポイントの内挿ツールは、速度または精度を最適化する (妥協点を見つける) ように設定できます。 推定の精度が高いほど、結果の算出にかかる時間が長くなり、この逆も当てはまります。

[出力推定エラー] ボックスをオンにすると、標準誤差のレイヤーを作成できます。 内挿されたレイヤーに対して 95 パーセントの信頼区間を算出するには、内挿値を取得して、上限に 2 つの標準誤差を加算し、下限から 2 つの標準誤差を減算します。

オプション説明デフォルト

出力のクリップ先

対象エリアを指定するために、レイヤーまたは描画ツールから取得されたエリアを使用できます。 内挿が実行されてエリアの境界にクリップされます。

なし

分類方法

結果の密度レイヤーを表示するために使用される分類方法。 オプションとして、[等比間隔][等間隔][等面積]、および [手動] があります。 [手動] を選択した場合は、ユーザー独自のクラス閾値を指定する必要があり、[クラス数] パラメーターは適用されません。

等比間隔

クラス数

結果レイヤーに使用するクラスの数。 [分類方法] オプションで指定された分類方法と組み合わせて使用されます。

10

これらの地点で推定

特定の対象位置で推定するために、ポイントを描画するか、ポイントをレイヤーから取得することができます。 この場合の推定は、出力ポイント レイヤーに書き込まれます。

なし

[現在のマップ範囲を使用] をオンにすると、現在のマップ範囲内にある入力ポイント レイヤーのフィーチャだけが内挿されます。 オフにすると、現在のマップ範囲内になくても、入力ポイント レイヤーのすべてのフィーチャが内挿されます。

制限事項

ポイントの内挿ツールは、ポイント フィーチャに対してのみ使用できます。

[ポイントの内挿 (Interpolate Points)] の詳細

ポイントの内挿では、[Empirical Bayesian Kriging] ジオプロセシング ツールが内挿の実行に使用されます。 [Empirical Bayesian Kriging] ツールに提供されるパラメーターは、[最適化の対象] パラメーターで制御されます。 これらのパラメーターの概要を次に示します。

パラメーター速度デフォルト精度

データ変換タイプ

なし

なし

EMPIRICAL

セミバリオグラム モデル タイプ

POWER

POWER

K_BESSEL

各ローカル モデルの最大ポイント数

50

75

200

ローカル モデル エリア オーバーラップ ファクター

1

1.5

3

セミバリオグラムのシミュレーション回数

30

100

200

最小近隣

8

10

15

最大近隣

8

10

15

類似のツール

ポイントの内挿では、ポイント計測に基づいて値を推定します。 その他のツールは、類似した少し異なる問題を解決するのに効果的です。

Map Viewer Classic 解析ツール

ポイント計測またはライン計測を使用して密度マップを作成する場合は、密度の計算ツールを使用します。

ArcGIS Pro 解析ツール

ポイントの内挿では、Geostatistical Analyst エクステンション ツールボックスの内挿ツールセットに用意されている Empirical Bayesian Kriging ツールが内挿の実行に使用されます。

ポイントの内挿ArcGIS Pro でも使用できます。 ツールを ArcGIS Pro から実行するには、プロジェクトのアクティブなポータルで ArcGIS Enterprise 10.5 以上を実行している必要があります。 また、ポータルで標準フィーチャ解析を実行できる権限を持つアカウントで、ポータルにサイン インしている必要があります。