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ArcGIS Enterprise と ArcGIS Enterprise のコラボレーションの設定

概要

ArcGIS Enterprise 参加者のみを含むコラボレーションを設定する場合は、次の点に注意する必要があります。

  • ArcGIS Enterprise コラボレーション参加者は、バージョン 10.5 以降を使用している可能性があります。 コラボレーション参加者は、ArcGIS Enterprise の最も古いバージョンの機能に制限されます。 詳細については、「以前のリリースの ArcGIS Enterprise とのコラボレーション」をご参照ください。
  • 10.6 では、ArcGIS Enterprise コラボレーション参加者は、他の ArcGIS Enterprise 参加者とフィーチャ レイヤーをコピーとして共有することができます。
  • 10.6 では、参加者は Web アプリをコピーとして共有できます。
  • 10.9 では、双方向のデータ編集を可能にすることで、コラボレーションのホストおよびゲストが編集内容を共有できます。
  • ArcGIS EnterpriseArcGIS Enterprise の間のコラボレーションで通信を許可するには、ゲストのネットワークのファイアウォール ルールが、ポート 443 上でのアウトバウンド通信をサポートする必要があります。

コラボレーションの作成には、複数の管理者 (参加者ごとに 1 人) が必要となります。 つまり、他の管理者と協力し合いながら、コラボレーション設定を行う必要があります。また、複数の ArcGIS Enterprise 配置の管理者には、この処理中にホストとゲストの役割が課せられることもあります。

ワークスペースやアクセス モードなどの重要な概念と用語については、「コラボレーションに関する主要概念」をご参照ください。

コラボレーションの基本操作

  1. 参加者の中から、コラボレーションのホストの役割を果たす参加者を選択します。
    • ここで言うホストとは、コラボレーション全体とそのコラボレーションに含まれるワークスペースを作成して管理する参加者を意味します。
    • ゲストは、参加しているワークスペースのアクセス モードに応じて、ホストにコンテンツを送信するか、ホストからコンテンツを受信するか、その両方を行います。
  2. ホストとして設定された参加者は、「コラボレーションの作成」の記載内容に従ってコラボレーションの作成を開始できます。 コラボレーションの作成のうちで重要な部分は、ゲストを招待する操作です。 この操作を行うために、ホストは招待ファイルを生成して、各ゲスト管理者に送信する必要があります。
  3. 組織のポータルがホストの SSL 証明書を信頼しない場合は、エラー メッセージが表示されます。 招待を受理する前に、SSL 証明書を信頼済みにする必要があります。 証明書の信頼方法の詳細については、「証明機関の証明書を信頼するようにポータルを構成する」をご参照ください。
  4. 招待が送信された後、各ゲストの管理者は、「コラボレーションに加入」に記載されたワークフローに従って、招待を受理する必要があります。 これには、招待を受理する操作だけでなく、生成された応答ファイルをコラボレーション ホストの管理者に返信する操作も含まれます。この後、コラボレーション ホストの管理者は、「コラボレーションの作成」に記載されたワークフローに従ってその応答をインポートする必要があります。
  5. これで、コラボレーションの作成が完了し、ホスト参加者とゲスト参加者の間に信頼関係が構築されました。

    コラボレーションを設定し、目的のワークスペースを定義したら、「コラボレーション グループ間でのコンテンツの共有」の記載内容に従って、参加者間でのコンテンツの共有を開始することができます。


このトピックの内容
  1. 概要
  2. コラボレーションの基本操作