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ArcGIS Data Store 10.9 の新機能

ArcGIS Data Store 10.9 では、リレーショナル データ ストアは、TLS (Transport Layer Security) プロトコル接続を使用してホスティング サーバーと通信します。また、新しいデータ ストア タイプ (オブジェクト ストア) を使用して、ホスト フィーチャ レイヤーのキャッシュされたクエリ応答を保存できます。

ソフトウェアの修正については、「10.9 で修正された問題点のリスト」をご参照ください。

TLS による通信

ArcGIS Data Store 10.9 以降、リレーショナル データ ストアは、TLS プロトコル接続を使用してホスティング サーバーと通信します。 リレーショナル データ ストアとホスティング サーバーの間で TLS 通信を使用しない場合は、changedbproperties コマンドを使用して TLS 通信を無効にすることができます。 リレーショナル データ ストアで TLS 通信が有効になっているかどうかを判別するには、describedatastore コマンドを使用します。

changedbproperties コマンドを単純にするため、タイル キャッシュ データ ストアの TLS 通信を無効または有効にするオプションを、リレーショナル データ ストアのオプションと組み合わせました。

ホスト フィーチャ レイヤーのクエリ応答をキャッシュするための新しいデータ ストア タイプ

ArcGIS Enterprise の配置に、多数のユーザーから頻繁に参照されるがあまり編集されないホスト フィーチャ レイヤーが含まれている場合、ホスティング サーバーの ArcGIS Server 管理者は、ホスト フィーチャ レイヤーのレイヤー別キャッシングを有効にすることができます。 有効にすると、クエリ応答がレイヤーに対してキャッシュされ、リレーショナル データ ストアに送信されるクエリの数が少なくなるので、それらのレイヤーの描画パフォーマンスが向上します。 ただし、ArcGIS Server 管理者が、フィーチャ レイヤーでフィーチャのクエリ応答のキャッシングを有効にする前に、ArcGIS Data Store 管理者がオブジェクト ストアを作成する必要があります。

オブジェクト ストアは、configuredatastore ユーティリティを使用して作成されます。 listobjectstorage ユーティリティは、各レイヤーの現在のキャッシュ サイズとキャッシュの有効期限ポリシーを特定するために追加されました。