データをコピーするオプションを使用して、フェデレーション フィーチャ レイヤー アイテムを共有できます。
エンタープライズ ジオデータベース データの準備
フィーチャ レイヤーをコピーとして共有するには、これらのフィーチャの同期を有効にする必要があります。
編集内容の一方向の共有をサポートするには、共有するための前提条件として、エンタープライズ ジオデータベース内のデータを適切に準備しておく必要があります。 バージョン非対応のデータおよびバージョン対応データについては、必要なデータの準備手順をご参照ください。
編集内容の双方向の共有のサポートについては、10.9 以降、フィーチャ レイヤーがコピーとして共有されている場合に編集内容を双方向で共有するよう、コラボレーション ワークスペースを設定することができます。 サポートされる編集タイプは、新規フィーチャの追加、フィーチャの編集、既存フィーチャの削除などです。 スキーマの更新は同期されません。 編集内容の双方向の共有をサポートするため、履歴管理が有効なバージョン非対応データやブランチ バージョン対応データは、ArcGIS Pro のサービス ランタイムの使用、同期の有効化、およびレプリカ トラッキングと双方向同期のサポートができるよう設定する必要があります。 フィーチャ レイヤーが、[同期の有効化] が選択された状態で ArcGIS Pro 2.7 以降から公開されると、そのフィーチャ レイヤーは、レプリカ トラッキングと双方向同期が有効になります。
以下のセクションでは、履歴管理が有効なバージョン非対応のフィーチャ レイヤーおよびブランチ バージョン対応のフィーチャ レイヤーの同期の有効化、レプリカ トラッキング、および双方向同期のワークフローについて説明します。また、ArcGIS Pro または ArcGIS Desktop の古いバージョンを使用して公開されたフィーチャ レイヤーのワークフローについても説明します。
シナリオ: フィーチャ レイヤーは、ArcMap を使用して ArcGIS Server に公開されました。同期は有効です。 このレイヤーは、ArcGIS Pro ランタイムをサポートしていません。レプリカ トラッキングや双方向同期にも対応していません。
- https://machine.domain.com:6443/arcgis/manager の ArcGIS Server Manager を参照して、管理権限を持つメンバーとしてサイン インします。
- [サービス] > [サービスの管理] の順に参照します。
- [サービスの管理] モジュールで、ArcMap の [サービス ランタイム] を設定したいサービスを検索して、[サービスの編集] をクリックします。
- [一般] タブで [サービス ランタイム] セクションを参照し、[ランタイムの編集] をクリックします。
- [ランタイムの編集] ダイアログ ボックスで ArcGIS Pro を選択し、[適用] をクリックします。
- [サービス] > [サービスの管理] の順に参照します。
- サービスの [停止] ボタンをクリックし、選択したサービスを停止します。
- ArcGIS Pro 2.7 以降を開き、フィーチャ レイヤーのデータベース接続に接続します。
- ArcGIS Pro で、[レプリカ トラッキングの有効化 (Enable Replica Tracking)] ツールを検索し、フィーチャ レイヤーのフィーチャ データセットを選択して、ツールを実行します。
- ArcGIS Server Manager に戻り、[サービス] > [サービスの管理] の順に参照します。
- [開始] ボタンをクリックして、停止しているサービスを再開します。
サービスが、ArcGIS Pro ランタイムを使用し、レプリカ トラッキングと双方向同期をサポートするよう構成されました。
注意:
レイヤーでレプリカ トラッキングが有効になると、履歴管理が有効なバージョン対応データおよびブランチ バージョン対応データに対し、クライアントの最小バージョンが、ArcGIS Pro 2.6 に設定されます。 つまり、ArcGIS Desktop、または ArcGIS Pro の 2.6 より前のバージョンで、それらのデータを開くことはできません。
シナリオ: フィーチャ レイヤーは、ArcGIS Pro の 2.7 より前のバージョンを使用して ArcGIS Server に公開されました。同期は有効です。 このレイヤーは、ArcGIS Pro ランタイムをサポートしていますが、レプリカ トラッキングや双方向同期に対応していません。
- https://machine.domain.com:6443/arcgis/manager の ArcGIS Server Manager を参照して、管理権限を持つメンバーとしてサイン インします。
- [サービス] > [サービスの管理] の順に参照します。
- サービスの [停止] ボタンをクリックし、選択したサービスを停止します。
- ArcGIS Pro 2.7 以降を開き、フィーチャ レイヤーのデータベース接続に接続します。
- ArcGIS Pro で、[レプリカ トラッキングの有効化 (Enable Replica Tracking)] ツールを検索し、フィーチャ レイヤーのフィーチャ データセットを選択します。
- ArcGIS Server Manager に戻り、[サービス] > [サービスの管理] の順に参照します。
- [開始] ボタンをクリックして、停止しているサービスを再開します。
サービスは、引き続き ArcGIS Pro ランタイムを使用し、新たにレプリカ トラッキングと双方向同期をサポートするよう構成されました。
注意:
レイヤーでレプリカ トラッキングが有効になると、履歴管理が有効なバージョン対応データおよびブランチ バージョン対応データに対し、クライアントの最小バージョンが、ArcGIS Pro 2.6 に設定されます。 つまり、ArcGIS Desktop、または ArcGIS Pro の 2.6 より前のバージョンで、それらのデータを開くことはできません。
エンタープライズ ジオデータベースからフィーチャ レイヤーを公開
登録済みのエンタープライズ ジオデータベースに関連データが格納されている場合にフィーチャ レイヤーを共有する方法には、次の 2 通りがあります。
- ArcGIS Pro を使用して、登録済みのデータを参照する Web フィーチャ レイヤーを公開する
- ArcMap を使用して、フィーチャ アクセスが有効になっているマップ サービスを (フェデレーション サーバーに直接) 公開する