ArcGIS Enterprise は、アイテム、ユーザー、およびグループに関するさまざまな使用統計を記録し、これらの情報をポータル Web サイトで Activity Dashboard for ArcGIS アプリを使用してレポートします。組織の管理者であるか、適切な権限 (下記を参照) がある場合は、この情報を使用して、アイテム、ユーザー、グループに関する詳しいアクティビティを含むレポート、情報、およびメトリクスを監視します。 たとえば、使用状況レポートを監視すると、次のような情報を確認できます。
- 今日、組織内で作成された Web マップの数
- 今週、登録および共有されたサービスの数
- アクティビティおよび使用状況の今月と先月の比較
- 組織内に存在するコラボレーションおよび共有グループの数
使用状況レポートの役割
使用状況レポートは、組織を監視するための重要なツールです。 このレポートでは、メンバーによるリソースの使用、共有、および提供の状況を確認できます。 また、このレポートは時間の経過に伴うイベントの履歴でもあります。
たとえば、管理者は Activity Dashboard アプリにサイン インして、組織内の特定の公開者からのリソース提供に関する詳細なレポートを表示できます。 管理者はレポートを調査して、ホスティング サーバーにおけるディスク領域の減少と、特定のメンバーの最近の公開アクティビティを関連付けることができます。 管理者はこの情報を使用して、適切な公開方法についてメンバーと相談したり、容量超過を避けるためにディスク領域を増やしたりできます。
使用状況レポートへのアクセス
組織の管理者や適切な権限を持つメンバーが、インストールや構成を行う必要はありません。Activity Dashboard は直接ポータル内に埋め込まれます。 ポータル Web サイトを使用し、アプリにアクセスして使用状況レポートを表示できます。 詳細な手順については、「使用状況レポートの操作」をご参照ください。
使用状況レポートへの非管理者アクセス権限
管理者の権限を与えることなく、メンバーが使用状況レポートにアクセスできるようにするには、次に示す最小の管理権限を持つカスタム ロールを作成します。
- すべてのメンバー アカウント情報の表示
- メンバーが所有するグループの表示
- メンバーが所有するコンテンツの表示
カスタム ロールの作成方法については、「ロールの構成」をご参照ください。