Skip To Content

指定ユーザー ライセンスの適用

ポータル Web サイトをアクティブ化するには、Esri が提供する *.json ライセンス ファイルを使用します。 ポータルに追加できるユーザー タイプごとの指定ユーザーの数は、このライセンス ファイルによって制限されます。 ユーザー タイプごとの登録メンバーの最大数が、ライセンスされている数を超えると、ライセンスに違反した状態になります。

ドキュメント、ポータル Web サイト、および ArcGIS アプリケーションを通じて、指定ユーザーは、通常、ArcGIS 組織アカウント、または ArcGIS 組織サイトのメンバーと呼ばれます。

次のような目的で、指定ユーザー ライセンス モデルがソフトウェア経由で適用されます。

  • 各ユーザー タイプでライセンスされている数よりも多くの ArcGIS の組織アカウントがポータルで作成されるのを防ぐ。
  • 管理者権限がないメンバーに、ライセンス数よりも多くのメンバーがユーザー タイプに割り当てられた場合に、それらのメンバーによるポータル Web サイトへのアクセスを無効にする。

ポータルにライセンス提供されているメンバー数と、ユーザー タイプごとの現在の登録メンバーの数を確認するには、ポータル Web サイトに管理者としてサイン インし、[組織] ページにアクセスします。 これは、ポータルのメンバーシップを監視し、ポータルの利用におけるメンバーシップの数を増加すべきかどうか、組織が検討する場合に役立ちます。

組織サイトで許可されるメンバー数がライセンス ファイルによって制限される一方で、メンバーシップのない無制限の数のユーザーがポータルを使用できます。 ArcGIS 組織サイトのメンバーとしてポータルにアクセスした場合に追加される権限と機能の詳細については、「ポータルへのアクセスの管理」の「アクセス権限の理解」のセクションをご参照ください。

ライセンスに違反した場合には、以下が発生します。

  • 管理権限を持つアカウントを使用してポータル Web サイトにアクセスすると、割り当てられたライセンスの数が使用可能なライセンスの数を超えていることを示す通知が表示されます。 [ライセンス] タブをクリックすると、使用可能なライセンスの数を超えたユーザー タイプが表示されます。 この通知は、管理者がポータル Web サイトにアクセスするたびに表示されます。
  • ArcGIS Pro で管理者以外のアカウントを使用してポータル Web サイト、ArcGIS Portal Directory、およびポータルにアクセスすると、サイン イン エラー メッセージが表示され、ソフトウェア認証エラーでそのメンバーがポータルにサイン インできないと表示されます。 メンバーは、ポータル管理者に問い合わせるように指示されます。 メンバーは、ソフトウェア認証エラーが解決するまで、ポータルにアクセスできません。
  • ポータル Web サイトまたは ArcGIS Portal Directory で、新しいメンバー アカウントを作成できません。 ユーザーがメンバー アカウントを作成しようとすると、ソフトウェア認証エラーが発生したためにアカウントを作成できなかったことを示すエラー メッセージが表示されます。 ユーザーは、ポータル管理者に問い合わせるように指示されます。

ユーザー タイプの最大数

メンバーに組織ロールと権限を割り当てる際に、ポータル管理者はユーザー タイプを利用できます。

メンバーが追加の権限をリクエストしているが、メンバーシップが現在のユーザー タイプと求められるユーザー タイプの両方で最大数に達している場合、ポータル管理者は最大数に達しているユーザー タイプを一時的にユーザーに割り当てることができます。 ポータル管理者は、最大数に達していないユーザー タイプに別のメンバーをすぐに再割り当てする必要があります。

注意:

あるユーザー タイプでメンバーシップを超えた場合、そのユーザー タイプが割り当てられたユーザーはポータルにアクセスできません。 管理者は最大数に達しているユーザー タイプを更新するときに、ユーザー タイプがこの状態にある時間を最小限に抑える必要があります。

以下に、このシナリオと解決策の例を示します。

ArcGIS 組織は認証済みで、現在、合計 30 名のメンバー (指定ユーザー) の最大数に達しています。 このうち、25 名に Viewer ユーザー タイプが割り当てられ、5 名に Creator ユーザー タイプが割り当てられています。 ポータル管理者は、コンテンツを作成するために一時的なアクセス権を必要とする Viewer ユーザーから緊急のリクエストを受信します。 このリクエストに対応するには、管理者は以下を実行します。

  • 一時的に降格が可能な他の Creator ユーザーを特定して、Viewer ユーザーによる緊急の追加権限リクエストに対応します。
  • 管理者アカウントを使用してポータル Web サイトにサイン インしたら、[組織] タブをクリックし、[メンバーの管理] を選択します。 一時的に Viewer ユーザー タイプに変更するメンバーを見つけて、現在割り当てられている (Creator) ユーザー タイプをクリックします。
  • 表示されるウィンドウで、選択したメンバーのユーザー タイプを Viewer に変更し、[保存] をクリックします。
  • 追加権限をリクエストしているメンバーのユーザー タイプを Creator に変更します。
  • 緊急のリクエストで必要になった権限が不要になったら、両方のメンバーを元の状態に戻すことができます。
注意:

ユーザー タイプ メンバーシップの最大値は一度に 1 名超過することができます。 メンバーシップが 1 名超過している場合、そのユーザー タイプが割り当てられているメンバーはポータルにアクセスできません。


このトピックの内容
  1. ユーザー タイプの最大数