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ユーティリティ サービス

ユーティリティ サービスを使用すると、マップの印刷、住所の特定、面積の計算、ルート検索、解析の実行など、組織の特定の機能が有効になります。 一部のユーティリティ サービスにはデフォルトのサービスが付属していますが、独自のサービスを使用することもできます。 組織を構成して、ユーティリティ サービスを使用する方法の詳細については、「ユーティリティ サービスの構成」をご参照ください。

Printing

印刷サービスを利用すると、Web マップを印刷またはプレビューできます。 マップは、Map Viewer Classic、または ArcGIS Web AppBuilderArcGIS Configurable Apps テンプレートを使用して作成された Web アプリから印刷できます。 テンプレートまたは Web AppBuilder を使用して作成された Web アプリは、印刷ウィジェットで組織の印刷サービスを使用します。 Map Viewer Classic[印刷] をクリックすると、印刷サービスが、その印刷サービスで使用可能なレイアウトを使用して、印刷可能なドキュメントを作成します。 また、Map Viewer Classic で印刷するためのレイアウト オプションを提供するカスタム印刷レイアウト テンプレートを作成することもできます。

Geometry

ジオメトリ サービスは、バッファー処理や面積の計算などの空間解析を行うために必要な計算を実行します。 デフォルトでは、組織は ArcGIS Online ジオメトリ サービスを使用します。 あるいは、フェデレーション サーバーの構成済みのジオメトリ サービスを使用することもできます。 カスタムの ArcGIS Server ジオメトリ サービスを使用することもできます。

GeoEnrichment

ジオエンリッチメント サービスは、場所およびエリアに関する情報を取得する機能を提供します。 ジオエンリッチメントを使用して、特定エリア内、またはある場所から一定の距離または運転時間内の人、場所、およびビジネスに関する情報を取得できます。 具体的には、ジオエンリッチメント サービスにポイントまたはポリゴンを送信することで、周辺エリアに関連付けられている人口統計や関連するその他の特徴を取得できます。 ジオエンリッチメント サービスを使用して、その他の地理情報 (たとえば、ある場所の ZIP コード) や地理的境界 (たとえば、ある走行時間での到達圏のジオメトリ) を取得することもできます。 現在このサービスを利用できるのは、カナダ、米国、およびヨーロッパのいくつかの国です。 その他の国は今後、追加される予定です。

このサービスを使用して、マップだけでは答えることができないロケーションに関する質問に答えることができます。 例: ここには、どのような人が住んでいるか。 このエリアで人気のあることは何か。 どのような習慣やライフスタイルを持っているか。 このエリアには、どのようなビジネスがあるか。

サイト解析は、この種のデータ エンリッチメントの一般的な応用例です。 たとえば、ジオエンリッチメント サービスは、近隣の新しいコミュニティ センターの開発によって影響を受ける人口の調査に利用できます。 このサービスを使用して、提案されたサイトを送信することができ、このサイトの周辺のエリアに関連付けられた人口統計およびその他の関連する特徴が返されます。 詳細については、ArcGIS REST API ドキュメントをご参照ください。

Directions and Routing

ルート サービスでは、市街地での最適ルートの検索、一番近い緊急車両または施設の検出、ある場所の周囲に存在する到達圏の特定、配送車両の走行順序の指定など、交通ネットワークに対するさまざまなタイプの空間解析を実行できます。 また、2 つ以上の場所の間でルート案内を検索することもできます。 組織のルート ユーティリティ サービスは、Web マップのルート案内機能に使用されます。

ルート ユーティリティ サービスの詳細

ArcGIS Enterprise には、デフォルトでルート検索サービスが構成されていません。 ArcGIS Enterprise ポータルでのルート検索サービスの構成に関する詳細をご覧ください。

Orthomapping Elevation

Orthomapping Elevation サービスでは、Ortho Maker Web アプリケーションによって、画像コレクション、オルソ画像のモザイク、デジタル サーフェス モデル、デジタル テレイン モデル、派生テレイン プロダクト (傾斜角マップや傾斜方向マップなど) を作成できます。 ポイント クラウドからデジタル標高モデル プロダクトを作成する際に、隙間を埋めることもできます。

標高および水文解析

標高解析サービスを使用して、標高解析 ([断面]、[可視領域]、[標高の集計]) および水文解析 ([集水域ラスターの作成 (Watershed)] および [下流解析]) に関するさまざまな操作を実行できます。 これらのサービスが参照するデータは、Esri によってホストおよび管理されます。 詳細については、ArcGIS REST API ドキュメントをご参照ください。

キャッシュ標高イメージ サービス

キャッシュ標高イメージ サービスは、3D アプリケーションの標高サービスを構成します。 標高レイヤーを公開して、標高サービスとして使用するできます。 標高サービスをポータルに追加するには、サービス URL を入力して [サービスの追加] をクリックします。 標高サービスは、順序の変更や削除ができます。

ジオコーディング

ジオコード サービスは、マップ上の住所や場所の検索および特定に使用されます。 組織は、ArcGIS Online でホストされている ArcGIS World Geocoding Service を使用するように事前に構成されており、住所や場所名を検索およびマッピングできます。

また、組織を構成して、ArcGIS Online の組織アカウントによるジオコード サービス (ArcGIS World Geocoding Service を含む) や、ArcGIS Server で有効になるユーザー独自のジオコード サービスを使用することもできます。 これは、次のシナリオに適しています。

  • 住所が含まれた .csv ファイルを Web マップに追加する場合や、ArcGIS for Office を使用して Microsoft Excel スプレッドシートをマッピングする場合などに、多数の住所を一度にジオコーディング (バッチ ジオコーディング) する必要がある。 バッチ ジオコーディングの設定方法については、「住所をジオコーディングするためのポータルの構成」をご参照ください。
  • 独自のデータに基づいて、住所または場所をジオコーディングする必要がある。
  • インターネット接続が存在しないか、セキュリティなどの理由により、外部のジオコード サービスへの依存が許可されていない。

Symbols

シンボル サービスは、シンボルに関連する関数を実行する機能をアプリケーション開発者に提供します。 このサービスでは、GenerateImageGenerateSymbol という 2 つの操作がサポートされています。 GenerateImage 操作では、シンボル名またはフィーチャ属性に基づいて Web スタイルからシンボル画像を作成できます。 GenerateSymbol 操作では、Web マップへの保存を容易にするために SVG ファイルを CIMSymbol に変換できます。