計測ツールを使用すると、2 つのポイント間の距離を計測し、シーン内の面積を計算できます。 [距離の計測] ツール または [面積の計測] ツール をクリックすると、水平方向のレーザー線がシーン内のテレインおよびオブジェクト上に投影されます。 これにより、計測時にシーン内でのポインターの垂直方向の高さが確認できるようになります。 また、他のオブジェクトやテレインを基準としたオブジェクトの高さも表示できるようになります。 たとえば、小さな建物にマウス ポインターを合わせて、テレインの別の部分を基準としたその建物の高さをハイライト表示することができます。
距離の計測
[距離の計測] ツールは、シーン内の 2 つのポイント間の距離を計算するために使用します。Scene Viewer は、シーン内の直線距離、水平距離、垂直距離の各ラインをラベリングし、パネルに値を表示します。
- [直線] - 2 つのポイント間の距離
- [水平] - 2 つのポイント間の水平距離
- [垂直] - 2 つのポイント間の垂直距離
計測している間、第二のレーザー線は、チェッカー ラインに沿った垂直面が、建物、橋、地表面などの地形と全方向にわたってどこで交差しているかを示します。
距離を計測するには、次の手順に従います。
- [分析] をクリックして、計測ツールを開きます。
- [距離の計測] をクリックします。
- シーン内をクリックして、計測を開始します。
- クリックして終点を設定します。
- 新しい計測を開始するには、[新しい計測] をクリックします。
ポイント間の距離が 100 キロメートルを超える場合、Scene Viewer が測地線モードに切り替わったことを示す円形のレーザー線が表示されます。 測地線モードでは、Scene Viewer は地球の曲率 (楕円体ベースの測地距離) を考慮に入れる水平および垂直距離のみを計算します。 [直線] 距離オプションは使用不可になります。
面積の計測
[面積の計測] ツール は、描画するポリゴンの面積を計算するために使用します。 計測している間、[面積の計測] ツールは、現在のセグメント長とシーン内のパスの全長をラベリングします。 パスを閉じるとポリゴンが作成され、面積と周長の値がラベリングされます。 これらの値はパネルにも表示されます。
- [面積] - ポリゴンの面積
- [周長] - ポリゴンの外周の長さ
面積を計測するには、次の手順に従います。
- [面積の計測] をクリックします。
- シーン内をクリックして、ポリゴンへのポイントの追加を開始します。
- ダブルクリックしてパスを閉じ、ポリゴンの面積を計算します。 または、始点をもう一度クリックして、パスを閉じます。
- 新しい計測を開始するには、[新しい計測] をクリックします。
ポリゴンの周長が 100 キロメートルを超える場合、Scene Viewer は測地線モードに切り替わります。 測地線モードでは、Scene Viewer は地球の曲率 (楕円体ベースの測地値) を考慮に入れる値を計算します。
計測の調整
[距離の計測] または [面積の計測] の計測値を調整するには、ポイントの上にカーソルを移動してドラッグします。 ポイントをドラッグすると、Scene Viewer はシーンおよびパネル内に調整後の値を表示します。 計測の単位は、[単位] で変更できます。
ヒント:
Ctrl キーを押したままにすると、オレンジのビジュアル キューに対するスナップが一時的に無効になります。 Ctrl キーを離すと、スナップが再度有効になります。注意:
ローカル シーンでは、計測値はユークリッド値として表示され、シーンの投影座標系によっては、正確でない場合があります。 Web メルカトルのシーンでは、正確な測地値が表示されます。